「サライ」はおじさんが読む雑誌ですね(苦笑)。2008年4月3日号の特集は「日本を、も一度元気にする昭和のお笑い」。新聞広告を見て、さっそくオーダーしてしまいました。
昭和というよりは「昭和前半」に活躍した芸人さんにスポットを当てているようです。私がリアルタイムで見た記憶があるのは、クレージーキャッツやてんぷくトリオくらいでしょうか?
それでも斜め読みを進めていくうちに、小学校低学年の頃、学校で「あなたのお名前なんてぇの?」という、アベック歌合戦のトニー谷の物まねがはやっていたことなどを思い出しました。
私の家では父がテレビのチャンネル件を掌握していました。
父が「水戸黄門」(TBSではなく現テレビ朝日のNETで放送されていた30分番組)を見ているため、裏番組の手塚アニメ「ワンダー3」を見ることができず、学校で友達の輪に入りにくかったことなどを覚えています。
クレージーキャッツ、特に植木等さんが好きな父の選ぶチャンネルには「お笑い」系の番組が多かったような気がします。「植木等はふざけたことばかり演っているけど、本当は歌がうまいんだぞ」という話を何度も聞かされたものです。
山下達郎さんの「サンデーソングブック」で、宮川泰さんの追悼特集が放送された際に流れた「シビレ節」を聴いて、「クレージー・キャッツ ベストコレクション」を購入してしまいました。
このCDを実家の父に聴かせたところ、ご機嫌な様子で「スーダラ節」を歌っていたのを思い出します。まさに「も一度元気にする昭和のお笑い」なのでした。