不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Il corteo di Calcio Storico 2004

2004-06-25 23:33:19 | アート・文化
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暑い日差しの中、古式ゆかしい衣装を身に纏っての行列は
かなり過酷なものかと思います・・・。
出発地点のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会前広場にも
通過地点になる共和国広場やシニョーリア広場も
その近くの通りもどこもカメラを構えた観光客でいっぱい。
単調なリズムをBGMに行進は続きます。
毎年(しかも年に何回も)見ているのに、
どうもこれが大好きな私。

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世界レベルを誇るフィレンツェの旗振り。
シニョーリア広場に入ってくる前から
おもいっきり旗を振りかざしてました。
狭いカルツァイウォーリ通りでも
難なく旗をとばしている姿は惚れ惚れします。
そして広場ではまた更に晴れ晴れと旗をぶんぶん回し
清々と高く旗を飛ばしてくれます。
美しいですよ。
そういえば「トスカーナの休日」という映画の中でも
お祭りの際にSbandieratoriのエキシビションのシーンがありました。


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そして、来るシーズンからセリエA復帰を果たす
フィオレンティーナに贈る大旗。
(これは仮装行列とはまったく関係ないものですが・・・)
この旗を持っている彼、写真ではなかなかわかりにくいのですが
フィレンツェではかなりの有名人。エルヴィス。
そう、エルヴィス・プレスリーのモノマネで食べている人。
でも食べていけていないのか
最近はどうも道端で暮らしているという噂。
エルヴィスの格好をしているのかと思ったら
この日はフィオレンティーナに捧げるとばかりに
紫色でコーディネートして
古式サッカーの行列の一番後ろにくっついて
一番大きな拍手喝采を浴びて満足げでした。

24日17:30からの予定だった
Azzurri(青:サン・ジョヴァンニ地区)対
Rossi(赤:サンタ・マリア・ノヴェッラ地区)の試合は
結局行われませんでした。
色々と危険の伴う古式サッカー。
これまでも様々な問題があって
毎年懲りずに揉めるのですが
今回は相手チームの選手と問題を起こしたか
もしくは因縁関係にある選手の出場を禁止する
という規則を適応しない限り闘わないと
Rossiが言い出して、結局収拾がつかずお流れ。
当日のチケット(15-40ユーロ)をもっている人たちは
どうしたんでしょうねぇ・・・。
まだどうするのか決着はついていないようで
週明けの会議に持ち越されるようです。
おやおや、また後手後手。