暑い日差しの中、古式ゆかしい衣装を身に纏っての行列は
かなり過酷なものかと思います・・・。
出発地点のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会前広場にも
通過地点になる共和国広場やシニョーリア広場も
その近くの通りもどこもカメラを構えた観光客でいっぱい。
単調なリズムをBGMに行進は続きます。
毎年(しかも年に何回も)見ているのに、
どうもこれが大好きな私。
世界レベルを誇るフィレンツェの旗振り。
シニョーリア広場に入ってくる前から
おもいっきり旗を振りかざしてました。
狭いカルツァイウォーリ通りでも
難なく旗をとばしている姿は惚れ惚れします。
そして広場ではまた更に晴れ晴れと旗をぶんぶん回し
清々と高く旗を飛ばしてくれます。
美しいですよ。
そういえば「トスカーナの休日」という映画の中でも
お祭りの際にSbandieratoriのエキシビションのシーンがありました。
そして、来るシーズンからセリエA復帰を果たす
フィオレンティーナに贈る大旗。
(これは仮装行列とはまったく関係ないものですが・・・)
この旗を持っている彼、写真ではなかなかわかりにくいのですが
フィレンツェではかなりの有名人。エルヴィス。
そう、エルヴィス・プレスリーのモノマネで食べている人。
でも食べていけていないのか
最近はどうも道端で暮らしているという噂。
エルヴィスの格好をしているのかと思ったら
この日はフィオレンティーナに捧げるとばかりに
紫色でコーディネートして
古式サッカーの行列の一番後ろにくっついて
一番大きな拍手喝采を浴びて満足げでした。
24日17:30からの予定だった
Azzurri(青:サン・ジョヴァンニ地区)対
Rossi(赤:サンタ・マリア・ノヴェッラ地区)の試合は
結局行われませんでした。
色々と危険の伴う古式サッカー。
これまでも様々な問題があって
毎年懲りずに揉めるのですが
今回は相手チームの選手と問題を起こしたか
もしくは因縁関係にある選手の出場を禁止する
という規則を適応しない限り闘わないと
Rossiが言い出して、結局収拾がつかずお流れ。
当日のチケット(15-40ユーロ)をもっている人たちは
どうしたんでしょうねぇ・・・。
まだどうするのか決着はついていないようで
週明けの会議に持ち越されるようです。
おやおや、また後手後手。