ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

ラ・フォル・ジュルネ金沢2010 その2

2010-05-06 | 音楽

                2010年5月5日(水・祝)

       公演321  ブリジット・エンゲラー(p)

          1・メンデルスゾーン 無言歌 op.19-6 

         2.メンデルスゾーン 無言歌 op.30-6

          3・リスト コンソレーション

         4・リスト 愛の夢

         5・シューマン 間奏曲

         6・ショパン ノクターン 嬰ハ短調

         7・シューマン 予言の鳥

         8・クララ・シューマン(リスト編曲) 秘密のささやき

         9・ショパン ノクターン ハ短調

             さて最終日。この日のプログラムは、もうどれもこれもすごい!のばっかりで、

        フィナーレに向けて、ものすごい予感を感じた。

        ベテランのエンゲラーさん。味のある落ち着いたいい音。もうどれも円熟の演奏。

        ロビーでCD購入。先輩は私と時間がちがうときサインももらい、写真も撮った。

 

 

               公演332  ジャン=フレデリック・ヌーブルジュ(p)

          1・ショパン ボレロ イ短調

         2・ショパン ポロネーズ ハ短調

         3・ショパン ノクターン ト長調

         4・ショパン 12の練習曲 op,10 4,6,8,9,12

         5・ショパン スケルツオ 第1番

        ようやく訪れたオールショパンの,大好きな音ばかりの時間。

        彼のショパンは、テクニック、音、音楽性、音楽の流れ、どれをとっても、

        いい好きなショパン。ボーッとしたお顔の表情なども2人とも気に入り、演奏後、すぐCDを

        購入。私は2枚、先輩は1枚。いつも違うのを買い、2倍楽しむ。

        バラ2がサントリーホールのライヴではいっていたので、帰宅後すぐきいてみたら、

        求めていた音楽の方向性が同じでほっとしました。

        私の方がむしろテンポで弾いていた。私はテクニックはまだまだなので、

        これから頑張ります!

        ようやく辻口さんの今年の作品、’マズルカ’とピンクのマカロン、たべれました

        去年は29日からはじまって、2,3,4,5、と毎日’ピアノソナタ’というケーキを

        食べていた(笑)今年はずっとハードだったので、やっとここで食べれたのだ!

        ラ・フォル・ジュルネとアジア音楽祭だけのシアワセな時間・・・

        

         公演323  アナ・マリア・ヨペック (Vo)

               小曽根 真(p)

       ショパン(ヨペック編曲) ドゥムカ(あるべきものなく)

       ショパン(ヨペック編曲)  マズルカ嬰ハ短調 によるポーランド舞曲

       小曽根さーん!超キモチヨカッタ!

        小曽根さんの楽しみにしていた即興。ホントに気持ち良くて気持ちよくて、

        ここだけライヴハウスみたいだったし・・サイン会行けなかったので、帰宅後、

        アマゾンですぐCD購入しました。ヨペックさんのも買った

        私はポピュラーの仕事をしていた時期も多く、そのとき、アイルランドの民族ポピュラー

        みたいの歌ってる人のCDよくきいてたのですが、彼女の身体の芯から絞り出す声、

        力強いステップに感動しました。いいペアですね。

        小曽根さんの別のCDも先輩から今日2枚かりてきて、くるまの中でライヴ楽しんでます

            

       ここは2人別行動。先輩はピアノのベルトマン・シャマユにいった。

        昨年のコロベイニコフとならぶ今年の最高峰だったらしい。

        いつもお世話になってます、マイナーレーベルのカデンツアに彼のメンデルスゾーン

        を発見!楽しみです。

        

       来年は、コロベイニコフとベルトマン、ケフェレックさん、是非!

      金沢に呼んでください!

 

       公演313   OEK 井上道義 (指揮)

                アブデル・ラーマン・エル=バシャ(p)

                レジス・パスキエ

         ショパン・演奏会用ロンドへ長調

         メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

        もう気分も最高潮で迎えた井上さんとOEK。

       エル=バシャさん、文句のつけようありません。すばらしすぎます。

       そして、大御所のレジス・パスキエさんのメンコン。

       去年は冒頭の邦楽ホールのケフェレックさんのモーツアルトソナタでこんな

       いい音に出会える幸せを実感しましたが、

      今年は、このベテランの方のメンコンでした。

      もう1楽章の高音が響きわたった所から、涙が滝のようにあふれてしまって、

      右の1番前だったのに、ああ、大泣き

      2楽章で鼻をすすってる音がしないよう気をつけるのが精いっぱい。

      オケも最高!井上さん、こんな素晴らしい方、よんでくださって、本当にありがとうございます。

      宇宙の音でした。生きてること自体、感謝して、全てがいとおしくなるいい音でした。

      この音に出会うために、私もがんばってきたのだと思えて、もう号泣

      あの宇宙の果てにとんでいく音は、一生忘れないと思う。

      今年の私のNO1は井上さんとパスキエさんとOEKでした!

 

       公演324   アブデル・ラーマン・エル=バシャ(p)  

      シューマン・クラィスレリアーナ

      ショパン・24の前奏曲

     この方の頭の中もある意味、宇宙ですね。すべて完璧。何も言いません。

 

       公演314   パリ室内管弦楽団

              ジョセフ・スウエンセン(指揮)

              ジャン=フレデリック・ヌーブルジュ(p)

        メンデルスゾーン・交響曲第4番「イタリア」

        シューマン・ピアノコンチェルトイ短調

     最後の公演。前のが長くて、大好きなイタリアの1楽章、前の公演とかぶってしまって、

      予定では大丈夫だったのに・・・2楽章の前に、係りの人からどうぞ!といわれ

      10数人で、団員さんもおおわらいの中、大観衆のコンサートホールに遅れて、

      しかも前から4列目にすわる!はずかしい!

      ヌーブルジュ君、期待通りのシューマンで最後飾ってくれました。

      いいシューマンだったなあ。これからも楽しみですね!

           

       クロージングコンサート  交流ホール

        小曽根真

        ブルジット・エンゲラー

        アブデル・ラーマン・エル=バシャ

       この公演は以前からサプライズで、3日にチケット発売だけど、曲は直前にという

      ことで、4日だったな?大ホールの入口に出演者の名前が!

      小曽根さん、さっきよりかっちりまとめた感じで、初めてきいた人にもわかりやすかったのでは?

      個人的にはもっと弾いて~という感じでしたが時間がきまってます。

      来年もぜひ、LFJで弾いてlくださいね。

      エンゲラーさん、途中まですごくよかったけど、最後が練習不足?

      あんな難しい曲ですものね。私なんか何年もかかりそう。CDはすごくよいです。

      エル=バシャさん、大丈夫です。どんな状況でも乱れる事はありません。

      あの長い長いソロプログラムを完璧にこなしていらっしゃったので、

      気もちよくきけました。井上さんもOEKのメンバーも最好調!

        満席・立ち見の交流ホール!やっぱりこれがないと終われませんね。

        井上さん、OEKの皆さん、たくさんのスタッフの方々。

        本当にお疲れさまでした。

        そして本当にありがとうございました。

 

    

   このラ・フォル・ジュルネがどうかどうかずっと続きますように。

    そしてこの金沢の興奮が、日本中に拡がって、日本が元気になりますように。

 

    バルセロナの友達がブログにのせてた映像。

    地球がいとおしくなって涙がでますよ。

    きっと、ショパンも、シューマンも、リストも、メンデルスゾーンも、

    こんなところから、喜んでみて、きいてくれていたと思う。

   You TUBE  The Known Universe by AMNH

       http://www.youtube.com/watch?v=17jymDn0W6U&feature=player_embedded#!                  

 

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4 コメント

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初めてお邪魔します。 (助田 直喜)
2010-05-07 10:21:57
ラ・フォル・ジュルネ金沢の演目に対する評価を探していた所、このブログを発見しましてとても感銘を受けましたもので、失礼かとは思いましたがコメントを送らせてもらいました。プロの演奏家から見た評価は殆ど無いので勉強になりました。(個人的にはシンフォニア・ヴァルソヴィアのチェロとホルンの響きの良さが私と同じ意見だったのがうれしかったです。)私は13ステージを聞いてへとへとになりましたが、20ステージとは正直驚きました。やはり精神力が普通の人と違うのですね。機会があればYOSHIKOさんのコンサートに行きたいものです。それではお体に気をつけて演奏活動頑張って下さい。
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助田 直喜さんへ (yoshiko)
2010-05-09 09:17:35
助田さん、おはようございます!
コメントありがとうございます!
コンサートを聴かれた方のコメント、大変うれしいです。
私たちはいいものをきくと、どれだけきいても疲れないんです
私も2日のジュール・ド・ショパンのバラードの部で2番弾かせていただきましたが、きいていただけましたか?
私は普段、OEKの定期会員で、席も何と1番前で、いつも追っかけ状態で、きいております(笑)第1ヴァオリンのトロイさんともずっとお仕事してますので、Ⅰのブログも是非遊びに来て、気楽にコメント書いてくださいね
クララ=ユミ・カンさん、3日にききましたが、いいですね。とても好きです。
4日目の夜、玄関でOEKのメンバーとユミ・カンさんいたので、私の生徒は一緒に写真撮ってもらってました(笑)
シンフォニア・ヴァルソヴィアよかったですね。4日のさいごのチェロコンチェルトきかれましたか?このオケ、本当にホルンの方ううまいのと、第1チェロの方の音がすばらしく、ソロとお二人ではもるところは、この世のものとは思えない美しさでした。
まだレポート書かれますか?私も楽しみにしています。
私は、6月は県の文教会館で赤ちゃんとお母さんのためのコンサート、羽咋の身体障害者の方の施設でのコンサート、7月は内灘町4つの小学校でコンサート、
あとは大きいのは、来年3月20日、文教会館アートウエーブで、ルーマニアの友人、フローリン・クロイトール(彼はクライスラー1位、パガニーニ2位の受賞者です。)とデュオリサイタル
23日に県立音楽堂交流ホールで、マスタークラス&小曲コンサート、26日に東京、音楽の友ホールでデュオリサイタルをします。

Ⅰのブログでその都度、お知らせしますので、
是非、ごらんくださいね。
いつでもコメントお気楽にどうぞ!おまちしています

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楽しかったですね (miki)
2010-05-09 20:11:15
ラ・フォル・ジュルネ楽しかったですね。
5日のレジス・ラスキエさんのメンコン良かったです。当日券買えて良かった!息子はステージキャスト席で聴いたのですが、あまりの音楽のオーラに圧倒されて、気を失うかと思ったそうです。ふらふらになって出てきました。レジス・ラスキエさんは周囲の人のパワーを吸い取って自分の音楽のエネルギーにしているのではないかと思えたらしいです。背中しか見えなくてもそこからは、ものすごい気迫を感じたそうです。ステージから見ていると早々にお客さんが引き込まれてホール内の空気が変わるのがわかり、感動の終了を予感できたそうです。私もステージキャスト席を体験してみたくなりました。
また、小曽根さんも良かったですね。彼のジャズライブも行って見たい!その日、小曽根さんが音楽堂前のカフェで打ち合わせしていたところに出くわして、息子がサインを頼んだところ、快く応じてくれました。気取ったところのない方だなーという印象です。
来年のラ・フォル・ジュルネも楽しみですね。
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mikiさんへ (yoshiko)
2010-05-10 04:25:07
mikiさん、おはようございます!
こちらにもコメントありがとう!
レジス・ラスキエさんとOEKの公演、いけたのはよかったねえ
息子ちゃんもものすごい波動とパワー感じただろうね。音楽のオーラでふらふらになるってわかる。
私はその下で、号泣してたし(笑)
あの音は一生忘れない。
こうやって、音楽が人の心の中に生きるんですね。
小曽根さんにサインもらったんだ!よかったねえ。今回CDもたくさん買いましたが、小曽根さんと共演したヨペックのCD SECRET っていうのすぐきましたけど、すごくいいよ
夜、自分の部屋で、リラックスしてガーデニングの本など読んでる時などさいこう!
なぜかお香もたきたくなる(笑)息子君、好きかも。

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