ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

音楽家のお墓 Ⅳ  ショパン記念像

2006-11-05 | 音楽

 

        

        ジョルジュ・サンドは、男装をしてパリの社交界をわたり、華や

        かな恋の遍歴も重ねた天衣無縫の女流作家でした。ショパン

        は、彼女と1836年、26歳のときに、リストのサロンで知り合い、

        2人の仲は、1846年まで続きました。

        6つ年上の彼女は、ショパンを’私の子供’と呼んで、献身的な

        愛情をそそぎ、病弱なショパンが数々の珠玉のピアノ曲を生む

        のに、大きな役割を果たしました。

        ショパンは、結核の療養のため、サンドと彼女の2人の子供と

        共に、スペイン領のマジョルカ島へ渡りました。

        マジョルカ島の冬は雨期で、ショパンの病状はかえって悪化し

        ました。連日豪雨が降りしきり、不気味なほどの夜の静けさが、

        彼の幻想をかきたて、名曲『雨だれ』が出来ました。

        この2人の像は、パリの凱旋門を北へ1キロほど行ったところの

        モンソー公園にあります。

        ドラマ調の大理石。

        作者はジャック・フロマン・ムーリス。

                  ピアノと海と花との生活はこちらです。


最新の画像もっと見る