ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

大フィル 平日午後の名曲セレクション

2010-08-01 | 音楽

    

         

         

         2010年7月27日(火)

         大阪 ザ・シンフォニーホール
 
         1・ベートーヴェン 序曲「コリオラン」
         2・ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲 第1番
 
              アンコール  シューベルト 「魔王」
                       バッハ  プレリュード サラバンド
         3・ストラヴィンスキ― バレエ組曲「火の鳥」

              アンコール  ショスタコーヴィチ ジャズ組曲
 
        ヴァイオリン クリストフ・バラ―ティ
 
             午後の大阪。酷暑の毎日。でも、私は、先月サントリーホールで井上さんが
    
           日フィルとストラヴィンスキーをふられるので、最前列、チケット買っておいたのに
 
           家の都合で行けなかったのでした
 
           7月にどこかでないかなあと探したら!何とショスタコとストラヴィンスキーでは
 
           ないですか
 
           速攻でチケットを入手し、レッスンは先に補講をして、ウキウキで激暑の
 
           大阪へ。
 
           Ⅰのブログにも書いたけど、気温がどんなに暑くてもヘッチャラな私。
 
           変なにおいだけ我慢して、シンフォニーホールへ。
 
           ここは、この間3月、生徒4人が、グレンツェンピアノコンクールで、何と大ホールで、
 
           エリア大会というのに勝ち進み、私が東京で全国大会を前に奮闘してる時、
 
           演奏したのだ!
 
           グレンツェンコンクールは、鹿児島の井上さんというおじいちゃん先生が、立ち上げ
 
           られたすごいコンクールで、国内の超有名な大ホールで、次々予選・本選と
 
           進んでいくシステムだ。
 
           随分前に、娘を、試しに京都で受けさせてみたら、娘は思いっきり音をはずし
 
           (ガクッ)残念ながら予選落ちとなった。
 
           それが、去年から石川県立音楽堂大ホールでも予選が出来るようになり、
 
           生徒ちゃんたちは、がんばって予選・本選と通っていって、大阪まで行ったのだ。
 
           途中、1人の生徒の書き込みミスがあり、たまたま鹿児島本部の井上さんとお電話で
 
           お話で来てよかったです。
 
           今年は、今週、東京浜離宮で、生徒1人、予選出ます!がんばれ!
 
 
           さて 大フィルです。
 
           ベートーヴェンはとても好きな曲で、井上さんもいつものように情熱的な指揮。
 
           が、大フィルの方々はとても落ち着いていて、それがいつものOEKや、
 
           ここ3年ほどで随分きいた数々の国外のオケと比べると、いい緊張感が欠けるという
 
           か、エキサイティングな感じにならなかったかなあ。
 
 
               
 
         待ちに待ったショスタコの1番!大好きな曲で、聴く前から大興奮!
 
         クリストフ・バラ―ティーさんは、最初の予定の方と変わったそうですが、
 
         ブタペストの方。井上さん書いていらっしゃいましたが、ちょっと明るめだけど、
 
         体の力が完全に抜けていて、スーッと上にのびる音。
 
         私が初めてきくタイプの音だった。
 
         すごくのびのびしていて、ホント力みが無い。
 
         テンポが速くなるとどうなるのかしらと思ってたら、ものすごいテクニック!
 
         上手い!すごくいい音。
  
          
            
         大好きな2楽章と4楽章、さすが井上さん、すっごくテンポがいい!
 
         音楽が生き生きと踊り、炸裂する。何ていい音!
 
         こういうテンポでこういう感じですよね。ああショスタコ
 
         ソロもオケも指揮も最高に上手く調和して、ものすごくいい演奏だった。
 
         はるばる大阪きてよかった
 
         1941年の独ソ戦。彼は激しい爆撃下のレニングラードで対空監視員として活躍。
 
         手前のホースをもつのがショスタコーヴィチ。
 
        
 
               この写真も好き。すごくいいパパだったみたい。
 
           この日は、ホールの3分の1もはいってなかった?
 
           まあ平日午後で、このプログラム。でも私はこれを目標にしてました!(笑)
 
           最初のトークで、井上さんは「この暑い中、このプログラムききにくるって、
 
           よっぽどマニアックですね」と会場をわかす
 
           休憩後は、席を自由に変わってももいいという事で!わーい
 
           でも席はいつもの第1ヴァイオリンのマン前、最前列。
 
           ちょっとずれて、真ん中の1番前で「火の鳥」をきく。
 
           
 
           この間、浜松でこの映画をみてから、大人の映画ですけど、あまりによくて、
 
           これは「ハルサイ」を創作してた時のストラヴィンスキーとシャネルの恋愛映画
 
           です。
   
           それですぐ「ハ調の交響曲」「火の鳥」のスコアを買い、喜んでた。
 
           やっぱり、数学的だよねあ、美しいスコアだ。
 
           ヤマハの講師の時、ショスタコの5番を12人の生徒のエレクトーンで演奏するという
 
           発表会。うまくいかなくて泣きながらスコアをアレンジしてた日々。
 
           でも本番ばっちりで、思い出深いスコアです。
 
           大フィルの「火の鳥」はちょっとバラツキは気になったけど、
 
           音はよかったし、何よりやっときけた井上さんの火の鳥に、もう興奮
 
           何てすばらしい音楽!ああこんなにいい演奏会、素晴らしいホールで、
 
           涼しくて最高の環境なのに!大阪の方たちは、灼熱の街中で奮闘していたのでし
 
           ょうか!
 
           仕方ないですね。でも私はdaimanzoku 
 
           次回の11月、タチアナ・ヴァシリエヴァさんは、金沢のラ・フォル・ジュルネで
 
           ものすごく音楽的に美しく演奏され、すぐファンになってCDも購入した方!
 
           この日にかぎり、2000円ということで、これもすぐチケット購入
 
           最前列のマン前です!
 
 
           

 

 

 


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