田舎のエプロンおばさんのエッセー集(アキのあしあと集)

日常の生活記録や認知症の主人を抱え奮闘する私の日々の記録をエッセー風にしました。

92 赤ちゃんと年寄り

2005-07-15 12:37:52 | 認知症の夫を抱えて
 家には生後5ケ月になる赤ちゃんと73歳になる認知症の爺ちゃん(私の夫)
がいます。赤ちゃんは日に日に成長の証が目に見えてはっきりと分かります。
なき声、笑い声、1つ1つの動作が、昨日より今日、今日より明日と目を見張り
ます。まったく逆のことが夫の身に起こり日に日にレベルの低下が著しい。
知らない間にクーラーの電気コードを抜いたり、ウイングを手で動かしたり
(リモコンは隠しています)昼なのに雨戸を閉めたり襖を外して1つの溝に3枚
の襖を立てたり・・・油断もすきもありません。聞いても俺は知らん、何もし
てない、の返事です。娘は部屋に行きなさんな!見なさんな!ほっときよ!
と言いますが気になる私。1つの家に新(赤ちゃん)と旧(年寄り)が比較
できて面白いですよ!人間はそうして老いて行き子供は成長して行くのですね~。
私は今幸いにしてボケる暇なく夫、赤ちゃん、犬の世話、家事に追われています。
アッ!そうそう1年間休職していた娘が今日からパートで午前中仕事に行きました。
その間又おばあちゃんの出番が増えましたよ。
赤ちゃんを預かり・・・ママの帰りを鶴首で待ちますわ!

   平成17年7月15日  記  頼りにされて張り切るエプロンおばさん

    


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