田舎のエプロンおばさんのエッセー集(アキのあしあと集)

日常の生活記録や認知症の主人を抱え奮闘する私の日々の記録をエッセー風にしました。

316 看取りについて

2016-08-10 10:15:54 | 認知症の夫を抱えて

  6月28日主人がお世話になっている施設から緊急来園の連絡があって飛んで
行きました、主人と私と園の看護婦さんと病院へ診察に行きました、看護婦
さんは肺のCTとレントゲン、脳のCTとレントゲンをお願いします、ドクタ
ーはそばに居る私に奥さんはどう思われますか?と聞かれる、私は肺のレント
ゲントCTは撮って調べてください、しかし脳はもういいです、何か異常があ
ってもどうしょうもありません、肺は肺炎だったら治してあげたいから!ドク
ターは車いすの主人を見乍ら「私もそう思います」脳はやめましょう!もし肺
炎だったら治療しましょう、後はもう看取りで行きましょう!奥さんそれでい
いですか?「ハイよろしくお願いします」園の婦長さんは早くて1週間長くて
10日くらいでしょうと言われました、それから私は33日間、朝9時~夕方6時
まで弁当持参で付き添いました、しかし私の方が体が参ってしまいました、た
だ座って顔色を見ているだけ、足腰が弱り、ストレスで体調を崩し、付き添を
中止して、1日置きの面会に切り替えました。
主人が口にするのは茶ゼリー200ccとタンパク質のゼリー80カロリ、むせる
と中止、それを1日朝、昼、夜、10時、15時の5回吸痰をして食べ始めます、
しかし2週間位したらタンパクゼリーはむせて中止になり、ビタミンゼリー50
カロリーに変更になりました、少し形状が違ってビタミンの方がゆるいので喉
に引っ掛かかりが少ないようです、それから今日まで43日今でも主人は頑張っ
ています、人間の底力は計り知れないものがあります、頬はこけ手足はやせ細
り目は虚ろ皮膚はカサカサ、しかし主人は今でも生きるため頑張っています、
ゼリーを食べさせるのも、私は手出しが出来ません、施設の職員さんが細心の
注意をして用心しながらです、もうこうなったら頑張れるだけ頑張ってほしい
です、今の写真は撮って残すのは勇気がいりますので撮らないことに決めまし
た、お父さん!気が済むまで頑張ってね、応援しています。

H.28年8月10日  記  田舎のエプロンおばさん


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