田舎のエプロンおばさんのエッセー集(アキのあしあと集)

日常の生活記録や認知症の主人を抱え奮闘する私の日々の記録をエッセー風にしました。

232 温泉旅行

2007-07-30 10:35:39 | 私の身辺
 予定通り7月28,29で娘家族と私9人での家族旅行は無事終わりくたびれて
帰ってきました。2歳の心美が相当はしゃぎ従姉妹の(6年生)お姉ちゃんに
なつき手を繋ぎ付いて回りました。心美は温水プールではビート盤で足バタ
バタの泳ぎが出来るようになって得意そうに片手離して手を振る余裕も!
もちろんパパは手を添えていましたが其れを見てパパもママもご満悦!
婆ちゃんは中2と6年の孫と3人で水中ビーチボールバレーを楽しみました。
皆が浴衣を着たら心美も浴衣を着たがり困りましたがパパのアイデアでパパ
のシャツを着せ帯を結んでやったら大喜び!パパの機転に感謝!
夕食で私は大失敗!恥ずかしい失態を見せる羽目に。
酒に弱くなっている自分に驚きました。
ビール中ジョッキー2杯と冷酒1本飲んだら気分が悪くなりトイレで2回もどし
グロッキー。皆でカラオケルームに移動してもソファーで寝ていました。
もどしたお陰であくる日は気分爽快!2日酔いはなくお腹がすいてご飯をお代
わりいつもの元気な自分がそこに居ました。

  平成19年7月30日  記  飲みすぎて失態!田舎のエプロンおばさん

       

231 家族旅行

2007-07-25 11:54:34 | 私の身辺
 今度の週末2人の娘達家族と私の全員で別府に温泉旅行に行ってきます。
大人5人子供4人の総勢9人です。私は(長女の)招待だそうです。
長女の会社の保養所で温水プールがあるのが子供のお気に入りでした。
しかし子供と言っても今では上は中学2年生と小学6年生下は2歳と生後10
ケ月の赤ちゃんです。喜ぶのは2歳の孫だけかもしれません。
2人のママは水着になる勇気が無いそうです。
おばあちゃん水着持って行って子供とプールに入って!長女が言います。
私だって水着になる勇気ないわよ。パパ達2人だけに任せるの申し訳ないわ
ね。私は内緒でこっそり水着だけ持って行きましょう。
いざと言う時にはいつでもプールにお供出きる様に。春にも予約していたの
ですがチビチャン2人が具合が悪くなって結局長女の家族4人だけで出かけ
たのでした。今回は全員行けそうです。楽しんできます。

 平成19年7月25日  記  家族に囲まれ幸せ田舎のエプロンおばさん

         

230 嬉しい一言

2007-07-23 21:10:57 | 認知症の夫を抱えて
 7月23日今日主人に面会に行って嬉しい事がありました。
相変わらず大きな声で唄っていましたが突然台に置いていた私のバックを
指差して「アッコのか?」驚きました!1ケ月振りに私の名前が出てきました。
エエ?今何て言ったの?聞き返したらもうだめでした。しかし確かに「アッコ」
と言ったのです。感動と嬉しさで涙が出ました。
今日はお土産のヨーグルト2つ食べさせました。
何時もは1つですが大サービス。
美味しい美味しいとペロッと食べてしまいました。
看護婦さんに尋ねたら夜は消灯の時間には寝ているそうです。朝は揺り起こさ
ないと起きないそうです。周囲の人にも本人にとっても夜眠れることは助かり
ます。少しづつ病院生活のリズムが出てきたようです。

  
  平成19年7月23日  記  嬉し泣きした田舎のエプロンおばさん

        

229 気になる先生の一言 

2007-07-18 10:45:57 | 認知症の夫を抱えて
 昼の安定剤が減って主人はずいぶん元気になりました。表情もしっかりして
目もちゃんと焦点が合っています。お得意の百面相も出て人を笑わせます。
デイルームで私と2人居るところに先生が入ってこられました。
「気分はどうですか?」ニコニコで無言。「楽しいですか?」返事は唄です。
大きな声を張り上げて唄いだしました。先生は「元気になりすぎたな!」と
言って部屋を出て行かれました。私はドキッとしました。出て行きしなの先生
の言葉が胸に突き刺さりました。あ~あこれで又昼の安定剤が増えるのでは?
夜は人に迷惑が及びますし本人も睡眠が要ります、薬を使うのは仕方がありま
せん。今はいい具合に調節がいっていると私は思っておりますが先生には???
昼の薬が又戻ったらどうしましょう?怖いです。

  平成19年7月18日  記  安定剤が怖い!田舎のエプロンおばさん



228 今は好結果

2007-07-13 16:46:15 | 認知症の夫を抱えて
 先生に昼の安定剤を減らしてくださいと直訴してから先生も検討して下さり
昼は安定剤が減っております。効果てきめんです。午後1時前後行って見ると
目は開いております、大きな声で唄も出ます。ワア嬉しい!先生に感謝です。
私が分かっているのか?どうか不明ですが私の手を両手で挟んだり引っ張ったり
します、これは分かってやってるな!と感じました。良かったり悪かったりの
繰り返しでしょうが、今主人に対して私に何が出来るのか?常に考えてものが
言えない、思いが伝えられない主人の代弁者になろうと思っています。

  平成19年7月13日  記  主人の代弁者田舎のエプロンおばさん

        

227 先生との懇談

2007-07-11 12:33:34 | 認知症の夫を抱えて
 昨日は看護婦さんにお願いして先生と懇談をさせてもらいました。
「何でしょうか?」いいにくい雰囲気です。勇気を出して切り出しました。
「入院してから、会う度にボウッとして私が分からないのですが、薬が効き
すぎているのではないでしょうか?昼間は薬を減らして貰う訳には?」
「今は軽い安定剤を朝、昼、晩と処方していますが、環境が違ったことや
本人のレベルも段々落ちてきてますからね、病院としても他の患者さんに迷
惑な事は困りますから薬の量には頭を悩ましています」薬の事でクレーム
で先生は気を悪くされたみたいに私には見えました。家族としては思いき
って相談したのがどう反映されるのか?ちょっと怖いです。
不満なら連れて帰っていいですよ!と言われても・・・現実には出来ない
事ことですから病院に任せるしかない立場です。
お父さん御免なさい!このままでは貴方は尊厳がなくなります。
どうしたら良いか私なりに考えて見ます。それまで頑張ってください。

  平成19年7月11日  記  途方に暮れる田舎のエプロンおばさん



226 食事全介助

2007-07-09 21:35:42 | 認知症の夫を抱えて
 今日は昼食に間に合うように面会に行きました。どんなふうに食事を
しているか?知りたかったからです。デイルームで主人が居るテーブル
には他に4人の患者さんが居られました。介助している人は男性が1人。
主人にスプーンで無理やり口に押し込んでおられました。主人は仰け反
って抵抗しています。そこへ私が入っていきました。「私が変わります」
ではお願いします。其の人は別の人への介助に行かれました。「お父さん
!ご飯ですよ!口を開けて!」全身に力を入れて仰け反って口を開けません。
「お父さん!」目も開けず突っ張って食べようとしません。
私は諦めて食べさせるのを断念しました。「もういいよ終わりにしまし
ょう」エプロンを外して顔や口、手を綺麗に拭いていたら急に穏やかに
なり全身の力が抜けていました。食べるほうも食べさせるほうも大変です。
嫌がるからと言って食べさせないわけには行かず・・・困ったものです。
どうしたものでしょうかね~。

  平成19年7月9日  記  途方に暮れる田舎のエプロンおばさん

        

225 嬉しい連絡

2007-07-04 11:14:39 | 認知症の夫を抱えて
 7月3日病院から携帯に電話!ドキッ!不吉な予感。看護婦さんの声です。
いつも唄っておられる唄は何ですか?民謡ですが・・・今度来られるときに
民謡のテープとラジカセ持ってきてもらえますか?あの~直ぐ壊してしまい
ますが・・・管理は私たちでしますので心配ありません。好きな唄を聴いて
いたら脳も少しは活性化するかもしれません。有難うございます、持って行
きます。思わず携帯にお辞儀していました。何と有り難いことか!
今までは病院に対して不満やら不安やらモヤモヤとくすぶっていた思いが
一気に晴れて急いでテープを出したりラジカセの用意です。
ついでに民謡の発表会の写真も5~6枚添えて持って行きます。
あなた!民謡も!私も事も思い出してくださいね。

  平成19年7月4日  記  気持ちも明るく!田舎のエプロンおばさん

        

224 手探りで探しています

2007-07-03 07:45:08 | 認知症の夫を抱えて
 勇気を出して夫に面会に行きました。夫に会うのが怖くて(あまりに変化
が激しく)病院に行くには勇気とエネルギーがいります。今日の夫は少しは
ましでした。しかし私の事分かっていません。部屋は1人部屋に移っていま
した。これは良かったです。(人に迷惑をかけると又薬が増えたら?の不安)
看護長に尋ねました。「薬が効きすぎて?いませんか?」看護長は今はどの
薬がどのくらいの量で又どの薬と相性がいいのか?手探りで探しています。
もうしばらく時間を下さい。との事。これを聞いて私は少し安心しました。
1~2週間落ち着いて待ってみようと思いました。車椅子に移るときこけた
らしくむこうずねを怪我していました。怪我したことも痛いことも分かりま
せん。帰り際又来るからね!にも反応は無く知らん振り。
今の私に出来ることはあしげく会いに行くことだけです。

 平成19年7月3日  記  私に出来ることは・田舎のエプロンおばさん

        

223 私が分かりません

2007-07-01 10:48:08 | 認知症の夫を抱えて
 6月30日娘と2人で主人に面会に行きました。新しい病院で3晩過ごしました。
車椅子に乗せられて面会するところに連れられて来ましたが・・・別人の様な
変わり方です。ぼ~としています。私が分かりません。認知症が進んでの事では
ないようです。夜大声で唄を唄っていますので睡眠の注射をされているようです。
それが効いていて午後1時なのにまだぼ~として覚醒していないようです。
目はドロンとして持っていったお饅頭もうまく食べれません。お茶もうまく飲め
ません。私はショックです。主人はテーブルを撫ぜ回し何かを集めて手のひらに
乗せて食べる動作を繰り返します。幻覚症状のようです。
まったく唄も出ませんし笑う元気もありません。夢遊病者のようです。
この病院へ連れてきたことを後悔しました。しかし・・・退院を迫られ施設では
受けてもらえず受けてもらえたところがこの病院です。この病院のやり方に従う
しかないのですが辛いところです。あなた御免なさい。2日に又来ますからね。

  平成19年7月1日  記  気落ちしている田舎のエプロンおばさん