9月15日に行われた「巨峰の丘マラソン大会」。
号砲が鳴り、とうとうレースが始まった。
以下、前日のコースの下見で撮影した写真を交えてお伝えします。
写真ではそこそこ良い天気ですが、大会当日は豪雨。
路面はウエット・・・所により川でした。
スタートラインを切るとともに、後ろの選手にどんどん抜かれる。
つられてスピードUP
すかさず一緒に走ってる人から警告。
「最初から飛ばすと持たないよ」と。
そうだった。
練習の時と同じペースを保たないと。
練習では1時間に5~6kmくらいの、歩くよりはマシなペース。
それではとても時間内にはゴールできないのはわかっている。
しかし、そのペースでも1時間しか体力が持たないのだ。
ましてあの険しい坂道。折り返し地点までたどり着けるかも怪しい。
「完走」が目標ではない。
自分にとってこのレースは、時間内にどこまで進めるかが勝負。
どれだけ体力を温存できるかがポイントなのだ。
スタートして間もなく、ジェットコースターのような下り坂。
転ばないように慎重に下る。
その後は上り坂が続く。
ただ走るだけでは辛いので、選手の皆さんの服装チェック!
たいていの人はランニング用のスポーティーなファッション。
その上に雨避けのカッパや、透明ビニール袋を着ている。
大きく「可燃ゴミ」とプリントされている人もいる。
そういう自分は、急遽コンビニで調達したカッパ着用。
冷え対策でお腹にワセリンを塗ってみた。
コンビニカッパより、ゴミ袋の方が身軽で走りやすそうに見える。
雨対策している人よりは、潔く頭からずぶ濡れの人の方が多い。
前方を走ってる小柄な女性。
あの人が着てるのは水着ですね。
いくら濡れてもOK。ある意味雨対策万全かもしれない。
スタート前にはアンパンマン&ドキンちゃん、タイガーマスクも見かけたのだが、
あっという間に走り去り、もはや姿が見えない。
そうこうするうちに1km地点通過。
かかった時間、9分。
時間内に完走できるペースではないが、これを維持するしかない。
やがてコースは開けた所へ。
一面のブドウ畑を見下ろす気持ちの良いところだったと思うのだが、
雨に加えて、霧が出てきた。
そして背後の霧の中から迫ってくる足音が。
しかも速い。
自分の後ろに、まだこんなに活きの良い選手が残っていたとは!
あっという間に抜かれ、再び霧の中へと消えて行く。
ゼッケンの色は水色。
自分達より10分後にスタートした、10kmコースのトップランナーだ。
もう追いつかれたか。
びっくりする間もなく、続々と10kmの皆さんに抜かれて行く。
悔しいけどつられないよう、自分のペースを維持することに専念する。
時折思い出したように下り坂を交えつつ、着実に標高を増して行く。
やがて5km地点到達。
10kmコースと20kmコースの分かれ道でもある。
10kmコースに惹かれつつ、20kmの道へ進む。
コースの先は霧の中へと消えて行く。
ここから折り返し地点まで、下りはない。
急な上り坂が続くのみ。
厳しさに追い討ちをかけるように、霧は豪雨に変わった。
雨で前がよく見えない。
コースには時折巨大な水溜りが出現し、
路肩の排水用の穴からは濁った水が勢い良く噴出している。
カッパを着ているにも関わらず、全身びしょ濡れなのがわかる。
雨なのか自分の汗なのかわからないが。
濡れちゃったらカッパなんて邪魔なだけ。捨ててしまおうか。
・・・とも考えたが、袖をまくったら空気が冷たい。
保温のために着ておくことにする。
給水所を完全制覇しながらゆっくりゆっくり進んで行く。
しかしとうとう体力が限界に近づいてきた。
次第に一緒に参加しているメンバーから遅れがちになる。
走っているつもりでも、周りの歩いちゃってる人達とあまり速度が変わらない。
だったらいっそ歩いてしまえ。
思い切って走るのをやめる。
ただし進むのは止めない。
ゆっくりでも確実に前へ。
「ウサギとカメ作戦」発動
勇気を出して歩いてみてわかったのだが、
どんなにゆっくりでも走っている方が速い。
次第にメンバーとの距離が離れて行く。
傾斜が緩くなった所で再び走り、みんなに追いつく。
また歩く・・・それを繰り返しじわじわと距離を伸ばして行く。
やがて9km地点を通過。
折り返し地点を通過した人達が、急な下り坂を駆け下りて来る。
目線を上げると、折り返してくる人達の姿が連なっている。
もう少しで折り返し地点でうれしい反面、
まだあんな高い所まで上るのか、という思いとで複雑な気分に
そんな時。事件は起きた。
突然、ドサッという鈍い音。
振り向くと、折り返してきたランナーが倒れている。
勢い良く駆け下りて来た勢いで鉄板を踏み、足を滑らせたようだ。
起き上がり、何事もなかったかのように走り去るランナー。
気を引き締め、前に向き直った。
自分も気をつけないと・・・。
やがて前半最後の上り坂を何とか登りきり、折り返し地点到達
現在の時刻11:10くらい。
スタートから1時間30分が経過していた。
坂道を考慮せず、単純にタイムリミットから逆算すると、
10:55に通過していなければ、時間内の完走は厳しいところ。
しかし今回のコースは、後半10kmは下り坂である。
いくら疲れていても前半よりスピードが出ることに期待
タイムリミットまであと1時間。
行ける所まで行こう!
号砲が鳴り、とうとうレースが始まった。
以下、前日のコースの下見で撮影した写真を交えてお伝えします。
写真ではそこそこ良い天気ですが、大会当日は豪雨。
路面はウエット・・・所により川でした。
スタートラインを切るとともに、後ろの選手にどんどん抜かれる。
つられてスピードUP
すかさず一緒に走ってる人から警告。
「最初から飛ばすと持たないよ」と。
そうだった。
練習の時と同じペースを保たないと。
練習では1時間に5~6kmくらいの、歩くよりはマシなペース。
それではとても時間内にはゴールできないのはわかっている。
しかし、そのペースでも1時間しか体力が持たないのだ。
ましてあの険しい坂道。折り返し地点までたどり着けるかも怪しい。
「完走」が目標ではない。
自分にとってこのレースは、時間内にどこまで進めるかが勝負。
どれだけ体力を温存できるかがポイントなのだ。
スタートして間もなく、ジェットコースターのような下り坂。
転ばないように慎重に下る。
その後は上り坂が続く。
ただ走るだけでは辛いので、選手の皆さんの服装チェック!
たいていの人はランニング用のスポーティーなファッション。
その上に雨避けのカッパや、透明ビニール袋を着ている。
大きく「可燃ゴミ」とプリントされている人もいる。
そういう自分は、急遽コンビニで調達したカッパ着用。
冷え対策でお腹にワセリンを塗ってみた。
コンビニカッパより、ゴミ袋の方が身軽で走りやすそうに見える。
雨対策している人よりは、潔く頭からずぶ濡れの人の方が多い。
前方を走ってる小柄な女性。
あの人が着てるのは水着ですね。
いくら濡れてもOK。ある意味雨対策万全かもしれない。
スタート前にはアンパンマン&ドキンちゃん、タイガーマスクも見かけたのだが、
あっという間に走り去り、もはや姿が見えない。
そうこうするうちに1km地点通過。
かかった時間、9分。
時間内に完走できるペースではないが、これを維持するしかない。
やがてコースは開けた所へ。
一面のブドウ畑を見下ろす気持ちの良いところだったと思うのだが、
雨に加えて、霧が出てきた。
そして背後の霧の中から迫ってくる足音が。
しかも速い。
自分の後ろに、まだこんなに活きの良い選手が残っていたとは!
あっという間に抜かれ、再び霧の中へと消えて行く。
ゼッケンの色は水色。
自分達より10分後にスタートした、10kmコースのトップランナーだ。
もう追いつかれたか。
びっくりする間もなく、続々と10kmの皆さんに抜かれて行く。
悔しいけどつられないよう、自分のペースを維持することに専念する。
時折思い出したように下り坂を交えつつ、着実に標高を増して行く。
やがて5km地点到達。
10kmコースと20kmコースの分かれ道でもある。
10kmコースに惹かれつつ、20kmの道へ進む。
コースの先は霧の中へと消えて行く。
ここから折り返し地点まで、下りはない。
急な上り坂が続くのみ。
厳しさに追い討ちをかけるように、霧は豪雨に変わった。
雨で前がよく見えない。
コースには時折巨大な水溜りが出現し、
路肩の排水用の穴からは濁った水が勢い良く噴出している。
カッパを着ているにも関わらず、全身びしょ濡れなのがわかる。
雨なのか自分の汗なのかわからないが。
濡れちゃったらカッパなんて邪魔なだけ。捨ててしまおうか。
・・・とも考えたが、袖をまくったら空気が冷たい。
保温のために着ておくことにする。
給水所を完全制覇しながらゆっくりゆっくり進んで行く。
しかしとうとう体力が限界に近づいてきた。
次第に一緒に参加しているメンバーから遅れがちになる。
走っているつもりでも、周りの歩いちゃってる人達とあまり速度が変わらない。
だったらいっそ歩いてしまえ。
思い切って走るのをやめる。
ただし進むのは止めない。
ゆっくりでも確実に前へ。
「ウサギとカメ作戦」発動
勇気を出して歩いてみてわかったのだが、
どんなにゆっくりでも走っている方が速い。
次第にメンバーとの距離が離れて行く。
傾斜が緩くなった所で再び走り、みんなに追いつく。
また歩く・・・それを繰り返しじわじわと距離を伸ばして行く。
やがて9km地点を通過。
折り返し地点を通過した人達が、急な下り坂を駆け下りて来る。
目線を上げると、折り返してくる人達の姿が連なっている。
もう少しで折り返し地点でうれしい反面、
まだあんな高い所まで上るのか、という思いとで複雑な気分に
そんな時。事件は起きた。
突然、ドサッという鈍い音。
振り向くと、折り返してきたランナーが倒れている。
勢い良く駆け下りて来た勢いで鉄板を踏み、足を滑らせたようだ。
起き上がり、何事もなかったかのように走り去るランナー。
気を引き締め、前に向き直った。
自分も気をつけないと・・・。
やがて前半最後の上り坂を何とか登りきり、折り返し地点到達
現在の時刻11:10くらい。
スタートから1時間30分が経過していた。
坂道を考慮せず、単純にタイムリミットから逆算すると、
10:55に通過していなければ、時間内の完走は厳しいところ。
しかし今回のコースは、後半10kmは下り坂である。
いくら疲れていても前半よりスピードが出ることに期待
タイムリミットまであと1時間。
行ける所まで行こう!
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