あけちのショシマ的生活

ショシマ(初心者マークの略)的な驚きや発見を綴るブログ。

山形ツーリング ~当日編~

2007-04-22 21:19:28 | ばいく
前日のあらすじ
バイクのオーナーズクラブのイベントに参加するため、山形県は上山に前泊していた。

お花見ミーティング当日。やっぱり雨
家から大量に持ってきたビニール袋に荷物を小分けに入れて雨対策をする。
9:30。カッパを着こんでお宿を後にする。

カッパを1枚上に足しただけで、こんなに動きにくくなるものなのか・・・。実は雨の日の運転はこれがはじめて。そのあまりの違いに驚く。視界は悪いし、道路が濡れてツルリと滑りそう。
上山から集合場所の霞城公園までは30分ほどの距離。前方は黒雲があやしく垂れ込めている。進むほどに雨は強くなり、革製のグローブは濡れてじっとりと重くなった。

10:00。霞城公園到着。
お堀らしき水路を越えると、満開の桜が城跡をぐるりと取り囲んでいる。たくさんの人、たくさんの車・・・でも、バイクは1台も見当たらない。集合時間ギリギリくらいなはずなのに???
駐車場にバイクを止めていると、レースクイーンのお姉さんが持ってそうな傘が近づいて来るのが見えた。もしやあれは・・・。
メンバーの一人だった。どうやら車で来たらしい。吹雪の中、福島県を縦断し仙台まで自転車で走った伝説を持つタフGAY。彼が車ということは、他にバイクで来た人はおるまい。

ある程度集まった所で、近くにファミレスに移動する事になった。
今回集まったのは、東北地方のメンバー8名。うち、バイクで来たのは自分たち夫婦だけ。みんな車だ。「出発する時、雷で土砂降りだった」なんて話を聞くと東北も広いな~と思う。
そうか~。バイクの集まりだからと言って、必ずしもバイクで集まる必要はないのか~。「車で来る」という選択肢がすっぽり抜け落ちていたことにようやく気付く。
メンバーの一人が車の荷台を着替えの場所に提供してくれた。荷台部分にバイクが2台も乗せられるという大きな車。濡れたカッパなどを干させていただいて、すっごく助かった。感謝です。

ランチを食べながら、バイク談義は盛り上がる。
みんなの近況報告や、メンバーがいっぱい乗ってるバイク雑誌の話、修理が完了した愛車の話・・・
気が付けば4時間も話し込んでいた。

15:30。
集合写真を撮って解散となった。いろいろ話は尽きないけれど、天気も悪いし早く出発しなければ。
帰り道は高速道路を仕様。「雨の日バイクで走るとあまり休憩したくない」という話を聞いたことがある。その話は本当なんだな~と、身をもって体験する。休憩したくないというか、止まりたくない。なぜだかわからないけれど。カッパを脱いだり着たり、動きにくい状態でバイクを取り回ししなくちゃいけなかったり、いろいろ大変だからかもしれない。

それでも休憩は必要だ。雨だといつも以上に力が入ってしまっている。走りながら体を動かしてみると、あちこち凝り固まっていて痛い。ガソリンもそろそろ限界。仕方が無いのでサービスエリアに入る事にする。
「SA」の標識が出たので一番左側にある登坂斜線に移動。
「ETS出口」の標識に惑わされ、SAに入り損ねる。
SAとETCの出口が一緒になっている所だったらしい。
ドッと疲れがのしかかる。

無事、次のSAに入る事ができた。熱いココアでほっと一息。
気が付けば2時間ぶっ通しで走っていた。
ここからは日が落ちて暗くなってゆく。気を引き締めていかなければ。

途中どんどん視界が悪くなる。走りながら何度もヘルメットのシールドをぬぐうが、全く良くならない。どうやら霧が発生しているようだ。霧は濃くなる一方。霧の向こうは道路がないんじゃないかという気さえする。どこを走って良いのかわからなくなり、ふらふらと蛇行する。

19:30。
なんとか無事、家に到着。
雨の日はバイクに乗るもんじゃないね
でも良い経験になりました。雨は雨で印象深いミーティングでした
次にみんなと会うときは、良い天気だと良いな