燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

脳の神秘 廣澤大介さんのコンサート 園田学園の演奏会

2011-11-06 21:28:07 | 身体の働きについて
11月2日に園田学園吹奏楽部の定期演奏会に行きました。
縁があり、10年程前から毎年行きます。
私立の学校という事で、少子化のあおりを受けて年々生徒数が減っていきます。

特に今年は減っていました。
しかし、内容は例年以上に良かったです。
演奏後、今年は兵庫県の地区大会で金賞を取ったと聞き、納得しました。
いつまでもクラブが存続するようにと心から願っています。

4日は廣澤大介さんのバイオリンコンサートに行きました。
背の高い、すらりとしたハンサムな青年です。
知的障害があるとのことですが、その演奏は素晴らしかったです。

優しく透き通った音色に感動して、思わず涙がでそうになり横を向くと、
隣のおばさんがハンカチを取り出し涙を拭いていました。

そのおばさんと短い休憩中にすっかり打ち解け仲良くなりました。
良い音楽は、心を打つと同時に癒され、人との垣根を低くするようです。

彼の主治医の精神科医は、知的障害者がバイオリンを弾く事が出来るのは『奇跡』と言ったそうです。
そして、普通の人の百倍、練習や努力をしたからだとも。

確かに、彼は非常に努力をし続け、2次障害の為に苦しみ、1年で20kgも痩せたがバイオリンは離さなかったといいます。

でも、山下清さんの例を挙げるまでも無く、知能指数を計る分野での能力は低かったかもしれないけれど、
やはり、芸術面での能力が高かったのだと思います。
本人の努力だけでなく環境も大きく、周囲の理解(特に家族)と応援が、廣澤さんの音楽を作ったのではないでしょうか。

『好きこそものの上手なれ』と言いますが、嫌いな事は持続できません
やればやるほど、脳は発達していきます。

いくら才能があり、IQが高くとも使わなければ脳は萎縮します。
生きがいを持ち暮らす事は脳の萎縮を防ぎます


それにしても、たゆまない努力がなければ絶対出来ないし、楽譜を覚えるのも大変です。
吹奏楽部の生徒達をはじめとして、沢山の曲を覚え、楽器を奏でる人を尊敬します。

3日に発熱しましたが、コンサートのある2日と4日でなくて本当に良かったです。