赤ひげ110番

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大僧正の年賀状

2008年01月05日 17時32分02秒 | Weblog
大僧正・藤木相元・今年で85歳になる。
付き合いは古く40年以上になる。この人、松下中央研究所の客人研究員だった。

「客人研究員」とは聞きなれないが、松下幸之助が藤木氏に与えた肩書きだった。

当時、保有する特許は500を越えていたと記憶する。とにかく面白い人だ。

観相学の大家としてテレビなどで見かけ始めて25年くらい経つだろうか。

ある日、戦友の夢を見てから、大僧正として活動を始めたらしい。
私の前で、声を出して、体を震わせ大粒の涙を流された。彼は沖縄戦で生き残った陸軍の将校だった。部下のほとんどが戦死したと聞く。

今年、送られてきた賀状にはアメリカ元大統領クリントンとの写真だ。
別段驚かないが、大僧正の「常識を突き抜けた先の、透けて見える世間」を相手の生き方は、まねできる物ではない。写真ではクリントンが小物に見えるのは私だけではないだろう。クリントンとの付き合いは彼が州知事時代にさかのぼる。戦後、京都でヤクザの親分の顧問をしていた関係で、アチラ関係の人の知人も多いようだ。大僧正の特許で商売を始めたヤクザな人たちの多くは、社会復帰された。
彼の凄味は色々な商品開発を依頼されても、人を攻撃したり、人の能力を低下さすものには一切手を貸さないことだ・人を守る、文化を守るに徹した「商品開発」を
する、「完全ソフト思考」の人物である。

とにかくも、100歳以上健やかに、生涯現役で活躍していただきたい先輩です。

常識を超え透けて見える世界はいまだに見えませんが、今年も頑張りましょう。

                             合掌。