融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

英語でイジワルを言おう

2007年10月22日 | 気付いたこと築いたこと
昨日にひきつづき、ハウスメイトねた。

私が冷蔵庫をあけるタイミングをみはからって、アメリカ人スーサン(仮名)が何をするともなく、目の前の棚にかがみこんで、尻を突き出して場所ふさぐんですよ(あきらかに、故意。バカなんで、この子)。

それでも私が冷蔵庫開けると、当然扉が彼女の尻にちょっと触れます。ハイ、その時に彼女が言ったことば。

“ Excuse you ”

おぉぉぉぉ。なるほどね。
最初聞いたときは「?」という感じ、違和感くらいしか感じなかったんですけど、数秒後に、「あ!」とそのイジワルな意味がやっと了解できました(おそいっ笑)。

excuse は動詞で「~を許す」とか「容赦する」っていう意味ですね。普通よく使うのは、"excuse me"。動詞から始まっているので命令形、で、直訳すれば「私を許せ」ってことですね。だから「ちょっとすみません」とか「ごめんなさい」っていう場面でつかう。

で、この場合は"Excuse YOU" なんだから、直訳で「お前を許せ」ってことでしょ?
つまり、あんたの過失を許してやれ、みたいなことを言われたわけですよ。スーパー上から目線に立てるわけ。すっごいねぇ。

最初は"I excuse you"、つまり「許してやるよ」くらいの意味のことを言われたかと思った(それでも失礼だからさ)のだけれど、いやいやいや。もう一段階ですよ。だって、命令形だもんね、"Excuse you"は。
つまり"excuse"する行為の主体が変わるわけ。"excuse"するのは、"I"ではなくて"you"、つまりここでは私となるわけね。
そして"I"であるスーサンがそれを「命令」するわけよ。「許してやれよ」と。「お前の犯した過失をお前自身が許すことを命令するよ」と。誇り高き"I"=スーサンがさ。


いやぁ~~・・・すっごいねぇ。
自分でそのシチュエーション作っておきながら言うんだからね。ほんと、すごい。

まぁしかし、言葉そのものは、イタダキということで。
いつか効果的な場面で使ってみましょうかね。ししし。