おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。
今朝の会津野は、ぼた雪、−2℃。重く湿った雪が降っています。
昨日、会津美里町町民活動支援センターを訪れたら、知り合いから「読んでみる~!」と声を掛けられました。写真は、お借りした2冊のマンガです。
このマンガは2本の映画として作品化されており、1本は2014年夏に公開され、DVD化されています。もう1本は、現在公開中。
東北の山村で、暮らすために食べる → 食べるために作る という、農とともに1人の女の子が山里で生きる様を描いている作品。
作品の最後で、「補助金がもらえなくなると困るから国のいいなりになるとか」、「せっかく企業誘致して職場ができたのに、むこうの都合で撤退とか」、「最低限、自分たちの力でなんとかできるようにしておきたい」、と、土地も食もそこで暮らす人が自立することが一番であるとの作者からのメッセージが表現されています。
昨日のブログで取り上げた、人口を維持するためのダム機能を構築するのは、地域の自立を促すためなのだろうけれど、地方の根源は、命を繋げるために食と農で自立することが可能であるというところです。政治レベルでは「みんなで自給自足の生活をおくりましょう」とはならないでしょうが、個人レベルでは、こういった自立を促すコミュニティを育てるということが必要です。
「映画会を開催出来ないかなぁ」ともおっしゃられたのですが、公開中の映画の自主上映というわけにもいかないでしょうから、まずは観にいくことにでもしようかな。
今日も楽しい1日を過ごしましょう。