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愛讃窯のじょんならんわ

このブログに訪問して頂きありがとうございます
自然から採取した土や岩で焼きものをしたり、たわいもない日常を綴っています

気づけば改造 その2

2014-06-10 23:33:17 | 日記
6月10日

さてさて気付いた時には窯床のレンガをはぐっていたので

まずは土を段々に掘り下げて
雛壇型に改造することに決めました

土を窯外にかき出して
 

整地して上にレンガを置いて
ゴムハンマーでトントンして合わせて

目地に砂を流し入れてレンガを止めて

下げて出た地壁にモルタルを塗り


よぉ~し、後は手間が掛かるロストルを造り直して



出来たぁ~!!

新たな雛壇式の窯床です

前と違う点は熾の火床がしっかり出来たことと

平らだった床が雛壇になることで
焼け損じが確実に少なくなり

結果、歩留まりも良くなると思います

いやいや、作業員が二人でなかったら
3日は掛かったことでしょう

う~ん、自分が制御出来ないときは慌てますが

結果やって良かったと思うことの方が
やはり多いですね(笑)

今日は床を雛壇式にして終えることにしました。

気づけば改造 その1

2014-06-10 23:17:10 | 日記
6月10日

昨日から窯詰めに入っています

毎度、窯の最奥から必ず棚を組むわけですが
 

この最奥が一番、穴窯での焚きのキモに当たります

あまり、すかすかに器を置くと炎が狭間穴に逃げてしまい

最奥が生焼けで出たりします

と、言って器を置きすぎると
かえって焚きずらく

温度が上がらないこともあります

まぁ最近はある程度考えて
適当に置くようにしていますが

やはり一番悩ましい所です

昨日は2段組んで終えました

今日はまた窯詰めに掛かろと窯に入ったとき

ふと、床がもう少し低けりゃなぁ~

でもそんなことしたら大事になるし
そんな時間なんて無い!

そう思ったのに

気付いたときには

あぁぁ~っ!?床崩してしもうたぁ~!!

誰でもあると思うのですが
気付いたらやっちゃってたパターンです

小さい頃からこのパターンが僕も多いので

いつもこの瞬間は神様のいたずらと、言っています(笑)

とは言え、いつも考えや腹をくくる前に
先に飛んでしまっているので

ついて行けない自分が何やとんじゃ~
と、慌てふためきます(笑)

窯への器移動

2014-06-09 00:28:49 | 日記
6月9日

昨日はお休みを取り

紙の直さんの展覧と
写真の藤さんの展覧を観に行き

刺激のある一日になりました

さぁ今日から器を
家の二階の工房から外のビニールハウスへ

器の大移動に掛かります

工房で板に乗せた器を持って
二階から下ろしての移動
 

持って移動するコツは何も考えず歩くだけです(笑)

変に器に意識すると全部の器が踊りはじめて
えらいことになります

次々と器を運び窯の上に移動させます

労働的にはたいしたことはないのですが

それなりの集中力を要するので

疲れのせいか
今日は空全体がレインボーに輝いて見えます(笑)

かおっさんにも深鉢を運んで貰い

今回はぐい呑み一個壊れてしまいましたが
上手く運べれました

ふぁ~集中し過ぎて眠いです

続けて窯詰め作業は危なそうだったので

今日は器を移動させて終えることにしました。

奥の狭間穴造り

2014-06-07 01:11:56 | 日記
6月7日

昨日から窯の捨て間(保温部屋)を変えています

何度も捨て間のやり方を変えていますが

この窯にあった理想の捨て間を焚いては模索しています

今回はこの窯で初めて焚いた捨て間の形でいくことにしました

前回、奥の狭間穴を取っ払ったので

また狭間穴の壁を造り直しています
 

手前の狭間穴の壁に人一人通れる穴に無理くり入っての作業

かなり狭いです

土台を造って

こないだ音さんに頂いたレンガを


かおっさんに手渡して貰い積み上げています

80センチ程の空間なので
レンガを積み上げるごとに狭くなり

危うく捨て間の空間から身体が出れなくなるところでした(笑)

見えている狭間穴は奥の狭間穴です
今日は最後の捨て間の仕上げに掛かります

いつものように、みのむしごとく手前の狭間穴に身体を突っ込んで

ふ~むぅ
なんか出れなくなっちゃった人みたいですねぇ~(笑)

中で海老ぞりにのけぞって
レンガを積みとモルタルを手で塗り

ようやく奥の狭間穴の完成!

くぁぁ~きつかったぁ~
肩と背中ガチガチです

後は長めにしていたロストルを奥を埋めて

今回は短く80センチにすることにしました

いや~やっと窯の下準備が終りました

次は器の移動に入り、いよいよ窯詰めです。

窯の下準備

2014-06-04 19:58:10 | 日記
6月4日

むぅ~暑いですのぉ~

何年も前の北海道が懐かしゅう感じます

さて昨日は音次郎さん所へ行って
レンガを分けて頂いたり
町へ買い物を足して終わり

今日から窯の下準備に掛かることにしました

窯焚き以外は今まで一人で作業してきましたが

これからは、かおっさんに助手として
手伝って貰うことにしました
 

まずはいつも後回しにする煙突掃除から

いつも、還元(酸素少ない)で焚くので
すんごい煤が出ます

掃除して煙突を組み上げて
使うまで倉庫で保管して終え

次に煙道周りの熱によるひび割れを

セメントで埋めて補修

いよいよ窯の内部掃除


奥の光は6メートル先の宙吊り煙突のダンパーからの光です

内部掃除+ロストルの灰取り

そして一気に内壁のヒビ補修塗り

毎度入るヒビ
高温で焚く窯は生きているように
必ず焚いたら窯全体が縮んで

そして温度が下がると窯が伸びてきます

まぁ若干動くだけですが
ヒビは窯が動いた後の記憶のようなものです

ふ~むぅ二人だと仕事が本当に早い!
一人だと3日は掛かったと思います

いやいや、ようやく何でも一人でやる自分を
許せた実感が湧きました(笑)

今日は窯の内壁を補修し終え
作業を終えることにしました。