卒業式のシーズンです。
ちょうど4年前になりますが、20代前半の卒業生たちに交じって、卒業式を久しぶりに経験しました。
ロースクールの卒業式です。
卒業生代表で出てくれと頼まれて出席したのですが、ロースクール卒業生の自分だけ、マントと角帽のスタイル。
修了証をいただくために登壇すると、後ろの方から、「おぉ~」という声が。
なんとなく気恥ずかったですけど、30代後半になって経験した卒業式も今となってはよい思い出です(^^)
さて、卒業式ソングについてです。
先日、土曜日午後11時からNHKで放送している「SONGS」を見たら、卒業ソング特集をやってました。
森山直太朗さんの「さくら」
アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」
松任谷由美さんの「卒業写真」
どれも、中学生や高校生が一緒に歌ってました。
僕らの中高時代にも卒業定番ソングはありましたが、卒業式で歌うのでは、せいぜい「仰げば尊し」くらいだったような…
最近では、上記のような定番ソングを卒業式でも歌うようになってきたんですね。
これを著作権の話と結びつけます。
「仰げば尊し」のような作者不明の古い歌は別ですが、定番卒業ソングには著作権があります。
曲には作曲者の著作権が、歌詞には作詞家の著作権がある。
そうすると、卒業式のような公の場で曲を流して生徒たちが歌っても大丈夫なのか?
これはOKというのが結論。
卒業式は、非営利・無料・無報酬で行われるので、著作権(上演権)の侵害とはなりません。
では、生徒たちが歌っている姿を親たちがビデオで撮影することはどうか?
曲や歌詞を録画して複製していることになりますが、家庭で視聴する範囲の私的使用ならこれもOK。
ただ、学校が撮影して、生徒や親たちに配布するのはNGでしょうね。
ちなみに、卒業式だけでなく、学芸会とか学校祭などで歌ったり演奏したりする場合も、同じようなことが言えます。
著作権って、日々いろんなところにからんできますね。
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