孫崎享先生ツイログから転載します。
◉領土問題:本日、関西生産性本部で領土問題(北方領土、尖閣、竹島)の講演。
終わって質問「孫崎さんの説明は事実に基づいているし、もっともという感じで聞いたが、では何故孫崎さんのような説明が日本でないのでしょうか」。
答え、申し訳ないが、日本国民は操作されてきているのです。二つ紹介した『五一年対日平和条約で日本に千島列島を放棄させるが、千島列島の範囲を曖昧にしておけば、この範囲をめぐって日本とソ連は永遠に争うことになろう』という趣旨の(在京英国大使館発)英国本国宛ての極秘意見具申電報がある」「シャラー著『日米関係は何だったのか』の説明「千島列島に対するソ連の主張に意義を唱えることによって、米国政府は日本とソ連の対立をかきたてようとした。
一九四七年にケナン(冷戦勃発時、米国国務省で最も評価された人物)とそのスタッフは領土問題を呼び起こすことの利点について論議、うまくいけば、北方領土の争いが何年間も日ソ関係を険悪なものにするかもしれないと考えた。」米国と英国は意図的に北方領土を争点にしたのです。そして日本政府はまんまとこの策略の中に入ってしまったのです。
そういう意味では今、アーミテージ元国務副長官が尖閣で日本に頑張れといっているのと同じ構図です。勉強すれば解るのです。
私の『日本の国境問題』は史実が詰まっています。勉強すれば、目覚めるのです。しかし、こうした勉強をせず、「北方領土は我が国のもの」「ソ連は不法占拠」と煽っているのが政治家なのです。日本の人々はていよく操作されてきたのです。そして、これかもその状況が続くでしょう。
○TPP:経団連関係者の嘘「御手洗名誉会長は”TPPなくして日本の雇用は守れない”」
反論
(1)対米国市場過去15年横並び、もう増えない。米国関税すでに2%程度、
(2)今日本の輸出圧倒的に対東アジア、この国々とASEAN主要国は不参加、
(3)日本市場荒らされ、逆に雇用減少の危険大
RT @Saisyoh: 既に守ってもおらん奴が何を言うておるのか。 RT @magosaki_ukeru: TPP:経団連関係者の嘘「御手洗名誉会長は”TPPなくして日本の雇用は守れない”」
○対米追随と日本の繁栄:多くの人は今も対米追随が日本繁栄の唯一と思っている。
二つの事実
(1)一九九〇年頃から日本は極端な対米従属
(2)過去二十年日本の経済は”失われた20年”。極めて単純。
(1)プラス(2)≠(等号否定) 「日本の繁栄」。こんな単純な算術何故しない、解らないのだろう
○岸信介:「米軍撤退、行政協定(今の地位協定、米軍の駐日根拠法)を最も強く、米国に言った人間が岸信介だった」というと右も左もどう対応していいか解らない。
「右の人よ。岸信介を見習い基地撤退主張しろ」になる。左へ「最も頑張ったのは左の人々でない。皆が極悪と思っている岸信介だ」さあ困る。
○16日読売社説批判・米中関係:読売凄いこと仰る。米中衝突するんですと、
「”富国強兵”突き進む中国と、アジア重視を打ち出し、中国にらんだ国防戦略の米国が、アジア太平洋地域で対立することは避けられまい」
米国金融・産業界は協力・G2的思考。産軍複合体…対決。だが金無い。読売勉強して
○国会・竹島・田中康夫:9時50分頃より田中康夫氏が国会質問を行い、その中で竹島問題(2008年ブッシュ大統領韓国訪問時、米国地名委員会が竹島を韓国領とし、日本が抗議しなかった件)を取り上げられるそうです。
田中康夫:国会質問中継を見る。無意味な質疑続く中で、田中康夫氏の質問の質が光る。勉強をされている。何が大事かを見抜く力がある。多くの人は「小説家」ということで、彼の政治力を見逃してきたが、是非今後発言力を強めていただきたい。各政党にこういう水準の政治家が数人出れば捨てた物でない
○自民党:皆で、谷垣氏の顔がいいか、森氏の顔がいいか、投票して決めよう。
17日読売「森元首相は、新しい党のポスターについて、”なんであんなに(谷垣氏の)顔が暗いのか。自分の選挙区では引き受けない”と批判した」。自分の選挙区では森氏のポスターは大人気だそうです
○北朝鮮:我々は北朝鮮の何に懸念するか。
ある日突然核搭載のミサイルが飛んでくること。それであれば、北朝鮮政策はその中で優先順位が考えられるべきである。批判の可能性を冒し、あえて言うが、野田首相の「拉致問題の徹底した解決がなければ日朝国交回復はない」は間違っている。拉致の重要度間違い
◉領土問題:須之部元外務次官は竹島等の領土問題で「”解決しないことを持って解決とする”という英知を日本人が持てなくなった」と嘆かれたが、「双方主張の領土問題で自己に有利な解決は無理。互いの主張の異なりを共存させ、領土を越え2国間関係を発展させ、緊張を除く」思想が日本・近隣国で弱体化
◉ブレジンスキー論:
13日朝鮮日報「韓国は”中国覇権を受け入れ接近”と”歴史問題を捨てて日本との関係強化”の二つの道。”米国の後押しなき日本が中国に対抗できるかは未知数”」
ブレジンスキーは中国台頭中、「米国の後押しなき(後退)日本」のシナリオを現実のものと見てる。私の新書『不愉快な現実』と同じ
○思いで:英国勤務の時、小学校の子供と少しテニスをして遊んであげたが、今国会議員。
ツイッターに「僕も予算委員会に出ていましたが、田中康夫さんの質問に孫崎さんの名前が出てなつかしかったです。僕も孫崎さんの本で勉強させて頂いています」。嬉しいですね。約40年前がツイッターで戻る
◉新聞と米国操作:読売、朝日しばしば米国に操作されているのでないかとの疑念。
歴史的に顕著に出たのが、何と安保条約反対運動の最中。60年安保闘争盛り上がる中、6月17日極めて異例な七社共同宣言(読売、朝日等)が出ます。
「暴力を排し議会主義を守れ」という表題の下、「民主主義は言論をもって争われるべきである。その理由のいかんを問わず暴力を用いて事を運ばんとすることは、断じて許されるべきではない」。これで運動の流れ一変。この七社共同宣言は新聞社独自で書いたか。米国の圧力があったか。記述は朝日新聞主筆、笠信太郎が中心。
笠信太郎
①1943年スイスへ移動。その地に滞在中の米情報機関OSS欧州局長のアレン・ダレスと協力。ダレスは安保騒動時のCIA長官。
②戦後1948年2月に帰社。同年5月論説委員、同年12月東京本社論説主幹、
米国が冷戦後、日本を「共産主義に対する防波堤」にしようと言う時に朝日新聞社で活躍開始。当時占領下。米国との関係が密接でなければ、このポストにつけない。そして安保時。
米学者記述「マッカーサー大使は日本の新聞の主筆達に、大統領訪日妨害は共産主義にとっての勝利であると見なすと警告」
「友好的なCIAの支配下にある報道機関に、安保反対者を批判させ米国との結び付きの重要性を強調させた」
「三大新聞では政治報道陣の異動により池田や安全保障条約に対する批判が姿を消した」
戦後の最も重要な政治的な動きの中で、大新聞は米国に操作された。そしてその後の人事まで影響した。米国に操作される体質は今日まで継続しているのです。
○官僚:こんな官僚もいる。検察の横暴と裁判で戦い、勝利して金は寄付。
18日読売「郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省元局長の村木厚子さんが、違法捜査の責任を認めた国からの賠償金約3000万円を、長崎県雲仙市の社会福祉法人に寄付する意向を示していることが分かった」
○リビア:西側諸国は資金提供、武器供与、空爆でカダフィ政権を倒した。今リビアはどうなっているか。
17日AP「後継政権統治能力無し。無数の武装勢力が各々の領域を支配」。何のために西側はカダフィ政権を倒したのか。国民の生活が悪化したことは間違いない。「人道的軍事介入」。西側政策の実像。
○18日読売社説批判:読売告知(推定):裁判所が元秘書の供述調書を証拠から排除したことに伴い、我が読売は「検察・小沢両方批判」にスタンスを変えました。今後も情勢次第で小沢寄りにもなります。
「小沢氏公判 捜査に反省迫る”調書不採用”」「小沢氏が説明責任を果たしたとは到底言えない」
○検察:小沢裁判結果は別として、裁判長は厳しい検察批判。
18日産経「”検察が利益誘導”、東京地裁、捜査手法を痛烈批判」「裁判長は、検事の取り調べに”強力な利益誘導””圧力”と断。
この捜査が”組織的と疑われる”と言及、検察当局に手厳しいメッセージを突きつけた。
○日米・米中『不愉快な現実』。米国は東アジアでは日本でなく、中国を圧倒的に重視する時代になったのです。日本もそれにあわせ戦略考える時。
18日時事「存在感示した習副主席=硬軟両様、訪米終える。オバマ政権は首脳級の厚遇でもてなし。習はバイデン副大統領と共にロスの学校訪問」日本首相は?
◉小沢裁判と田中角栄事件:田中角栄元首相はロッキード事件で政治的に葬られました。今、戦後史を見直している中、小沢裁判とロッキード事件は類似しています.
何か
(1)米国が特定政治家を好ましくないと判断する、
(2)その時、検察がこの特定政治家を政治的抹殺のために裁判を利用する
(3)司法に持ち込む過程で、過去採用されなかった異常な訴追手法を採用する、
(4)マスコミが訴追を全面的に正しいという世論を構成するです。
田中排除を少し見たいと思います。先ず、中曽根康弘(元首相)の『大地有情』の記述を見ます。
「司法処理も法治国家という点からみて疑問が残る裁判でした」
「ロッキード問題に、幾つかの疑問を持つ。米国証券取引委員会から会計事務所に書類が議会に誤送されそれで公聴会に。そんなバカなことがあるかと思いましたよ。これは誰かの政略だなと、まず感じましたね。」
「最高裁が違法と批判される行為を認めた。コーチャンの尋問で免責付与は日本の刑事訴訟法にはない。弁護士を立ち会わせ、反対尋問をさせなかった。時代の空気に、つまりジャーナリズムつくった雰囲気に法の番人までが冒されたことは、司法にも、戦後日本にも大変な恥辱だった」。
中曽根氏はロッキード事件を米国が意図的作成の事件とみている。
「キッシンジャーは私が首相辞任後 “ロッキード事件は間違いだった”と密かに私にいいました。キッシンジャーは、ロッキード事件の真相をかなり知っていたのではないでしょうか」
中曽根康弘氏はキッシンジャー氏のロッキード事件関与を認めている。日本の首相を政治的に葬った事件にもしキッシンジャー氏不関与なのに、関与というなら、大変な名誉毀損です。田中角栄事件は明確に米国の意図で動き、それに検察が協力したのです。
私達は今小沢事件を抱えている。マスコミの反小沢像で行ってならない裁判をしているのでないか、司法の恥辱の要素がないか考える時。
○言論抑圧と痴漢:これまで反政府論陣はった人を何人痴漢行為として発言を抹殺してきたか。今回東洋経済は反原発でめざましい報道。同僚達は「痴漢容疑」から一番遠い人物とみてきた。
19日産経「週刊東洋経済の編集長を痴漢で逮捕。酔って覚えていないと否認。電車内女性の尻を次々と触った疑い」
痴漢で「電車内女性の尻を次々と触った」なら、それに相応しい罰則を適用すればよい。問題はそれで職を解き、社会的抹殺が起こることだ。社会的抹殺と「尻を次々と触った」のバランスが取れないことにある。だから逆に社会的抹殺を狙い痴漢事件を作る。このからくりから脱すべし
RT @rnaka05: 『東洋経済』編集長のニュース、見たとたん怪しいと感じた。『東洋経済』2/18号の特集は『東京電力偽りの延命』。@magosaki_ukeru氏もツイートで 指摘。“同僚達は「痴漢容疑」から一番遠い人物とみてきた"とのこと。いったい誰がこんな指示を出し、誰が動くのか?
○野田首相・支持率:更なる下落の一里塚。19日共同「内閣支持率29%に下落 共同通信世論調査」。
○村木厚子さん、大善裁判長:次のツイートが入って来た。
「村木厚子さん、大善裁判長と高校の先輩が今の法曹界に喝を入れゆうと思うと嬉しゅうなるちや。」。
どこの高校かと思って調べると土佐高校らしい。学校知らないのに何となく納得。大善裁判長、圧力に
屈せず、頑張って欲しい。
転載終わり
中曽根さんの自衛隊機購入口利きの身代わりで田中さんが民間機購入の斡旋でお金を受け取ったことで検察に罪を問われ、失脚したのだけれど、その事件にキッシンジャーが関与していたと。そう言えば、今回の小沢事件も発端はCIAからの西松建設海外資金国内移転情報だったですね。中谷建設会長が小沢秘書に5千万円を渡したとの供述を最初に報道したのは毎日と赤旗でしたね。小沢事件の背後が明らかになれば、少しは日本も浄化されると思うのは私だけでしょうか。
◉領土問題:本日、関西生産性本部で領土問題(北方領土、尖閣、竹島)の講演。
終わって質問「孫崎さんの説明は事実に基づいているし、もっともという感じで聞いたが、では何故孫崎さんのような説明が日本でないのでしょうか」。
答え、申し訳ないが、日本国民は操作されてきているのです。二つ紹介した『五一年対日平和条約で日本に千島列島を放棄させるが、千島列島の範囲を曖昧にしておけば、この範囲をめぐって日本とソ連は永遠に争うことになろう』という趣旨の(在京英国大使館発)英国本国宛ての極秘意見具申電報がある」「シャラー著『日米関係は何だったのか』の説明「千島列島に対するソ連の主張に意義を唱えることによって、米国政府は日本とソ連の対立をかきたてようとした。
一九四七年にケナン(冷戦勃発時、米国国務省で最も評価された人物)とそのスタッフは領土問題を呼び起こすことの利点について論議、うまくいけば、北方領土の争いが何年間も日ソ関係を険悪なものにするかもしれないと考えた。」米国と英国は意図的に北方領土を争点にしたのです。そして日本政府はまんまとこの策略の中に入ってしまったのです。
そういう意味では今、アーミテージ元国務副長官が尖閣で日本に頑張れといっているのと同じ構図です。勉強すれば解るのです。
私の『日本の国境問題』は史実が詰まっています。勉強すれば、目覚めるのです。しかし、こうした勉強をせず、「北方領土は我が国のもの」「ソ連は不法占拠」と煽っているのが政治家なのです。日本の人々はていよく操作されてきたのです。そして、これかもその状況が続くでしょう。
○TPP:経団連関係者の嘘「御手洗名誉会長は”TPPなくして日本の雇用は守れない”」
反論
(1)対米国市場過去15年横並び、もう増えない。米国関税すでに2%程度、
(2)今日本の輸出圧倒的に対東アジア、この国々とASEAN主要国は不参加、
(3)日本市場荒らされ、逆に雇用減少の危険大
RT @Saisyoh: 既に守ってもおらん奴が何を言うておるのか。 RT @magosaki_ukeru: TPP:経団連関係者の嘘「御手洗名誉会長は”TPPなくして日本の雇用は守れない”」
○対米追随と日本の繁栄:多くの人は今も対米追随が日本繁栄の唯一と思っている。
二つの事実
(1)一九九〇年頃から日本は極端な対米従属
(2)過去二十年日本の経済は”失われた20年”。極めて単純。
(1)プラス(2)≠(等号否定) 「日本の繁栄」。こんな単純な算術何故しない、解らないのだろう
○岸信介:「米軍撤退、行政協定(今の地位協定、米軍の駐日根拠法)を最も強く、米国に言った人間が岸信介だった」というと右も左もどう対応していいか解らない。
「右の人よ。岸信介を見習い基地撤退主張しろ」になる。左へ「最も頑張ったのは左の人々でない。皆が極悪と思っている岸信介だ」さあ困る。
○16日読売社説批判・米中関係:読売凄いこと仰る。米中衝突するんですと、
「”富国強兵”突き進む中国と、アジア重視を打ち出し、中国にらんだ国防戦略の米国が、アジア太平洋地域で対立することは避けられまい」
米国金融・産業界は協力・G2的思考。産軍複合体…対決。だが金無い。読売勉強して
○国会・竹島・田中康夫:9時50分頃より田中康夫氏が国会質問を行い、その中で竹島問題(2008年ブッシュ大統領韓国訪問時、米国地名委員会が竹島を韓国領とし、日本が抗議しなかった件)を取り上げられるそうです。
田中康夫:国会質問中継を見る。無意味な質疑続く中で、田中康夫氏の質問の質が光る。勉強をされている。何が大事かを見抜く力がある。多くの人は「小説家」ということで、彼の政治力を見逃してきたが、是非今後発言力を強めていただきたい。各政党にこういう水準の政治家が数人出れば捨てた物でない
○自民党:皆で、谷垣氏の顔がいいか、森氏の顔がいいか、投票して決めよう。
17日読売「森元首相は、新しい党のポスターについて、”なんであんなに(谷垣氏の)顔が暗いのか。自分の選挙区では引き受けない”と批判した」。自分の選挙区では森氏のポスターは大人気だそうです
○北朝鮮:我々は北朝鮮の何に懸念するか。
ある日突然核搭載のミサイルが飛んでくること。それであれば、北朝鮮政策はその中で優先順位が考えられるべきである。批判の可能性を冒し、あえて言うが、野田首相の「拉致問題の徹底した解決がなければ日朝国交回復はない」は間違っている。拉致の重要度間違い
◉領土問題:須之部元外務次官は竹島等の領土問題で「”解決しないことを持って解決とする”という英知を日本人が持てなくなった」と嘆かれたが、「双方主張の領土問題で自己に有利な解決は無理。互いの主張の異なりを共存させ、領土を越え2国間関係を発展させ、緊張を除く」思想が日本・近隣国で弱体化
◉ブレジンスキー論:
13日朝鮮日報「韓国は”中国覇権を受け入れ接近”と”歴史問題を捨てて日本との関係強化”の二つの道。”米国の後押しなき日本が中国に対抗できるかは未知数”」
ブレジンスキーは中国台頭中、「米国の後押しなき(後退)日本」のシナリオを現実のものと見てる。私の新書『不愉快な現実』と同じ
○思いで:英国勤務の時、小学校の子供と少しテニスをして遊んであげたが、今国会議員。
ツイッターに「僕も予算委員会に出ていましたが、田中康夫さんの質問に孫崎さんの名前が出てなつかしかったです。僕も孫崎さんの本で勉強させて頂いています」。嬉しいですね。約40年前がツイッターで戻る
◉新聞と米国操作:読売、朝日しばしば米国に操作されているのでないかとの疑念。
歴史的に顕著に出たのが、何と安保条約反対運動の最中。60年安保闘争盛り上がる中、6月17日極めて異例な七社共同宣言(読売、朝日等)が出ます。
「暴力を排し議会主義を守れ」という表題の下、「民主主義は言論をもって争われるべきである。その理由のいかんを問わず暴力を用いて事を運ばんとすることは、断じて許されるべきではない」。これで運動の流れ一変。この七社共同宣言は新聞社独自で書いたか。米国の圧力があったか。記述は朝日新聞主筆、笠信太郎が中心。
笠信太郎
①1943年スイスへ移動。その地に滞在中の米情報機関OSS欧州局長のアレン・ダレスと協力。ダレスは安保騒動時のCIA長官。
②戦後1948年2月に帰社。同年5月論説委員、同年12月東京本社論説主幹、
米国が冷戦後、日本を「共産主義に対する防波堤」にしようと言う時に朝日新聞社で活躍開始。当時占領下。米国との関係が密接でなければ、このポストにつけない。そして安保時。
米学者記述「マッカーサー大使は日本の新聞の主筆達に、大統領訪日妨害は共産主義にとっての勝利であると見なすと警告」
「友好的なCIAの支配下にある報道機関に、安保反対者を批判させ米国との結び付きの重要性を強調させた」
「三大新聞では政治報道陣の異動により池田や安全保障条約に対する批判が姿を消した」
戦後の最も重要な政治的な動きの中で、大新聞は米国に操作された。そしてその後の人事まで影響した。米国に操作される体質は今日まで継続しているのです。
○官僚:こんな官僚もいる。検察の横暴と裁判で戦い、勝利して金は寄付。
18日読売「郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省元局長の村木厚子さんが、違法捜査の責任を認めた国からの賠償金約3000万円を、長崎県雲仙市の社会福祉法人に寄付する意向を示していることが分かった」
○リビア:西側諸国は資金提供、武器供与、空爆でカダフィ政権を倒した。今リビアはどうなっているか。
17日AP「後継政権統治能力無し。無数の武装勢力が各々の領域を支配」。何のために西側はカダフィ政権を倒したのか。国民の生活が悪化したことは間違いない。「人道的軍事介入」。西側政策の実像。
○18日読売社説批判:読売告知(推定):裁判所が元秘書の供述調書を証拠から排除したことに伴い、我が読売は「検察・小沢両方批判」にスタンスを変えました。今後も情勢次第で小沢寄りにもなります。
「小沢氏公判 捜査に反省迫る”調書不採用”」「小沢氏が説明責任を果たしたとは到底言えない」
○検察:小沢裁判結果は別として、裁判長は厳しい検察批判。
18日産経「”検察が利益誘導”、東京地裁、捜査手法を痛烈批判」「裁判長は、検事の取り調べに”強力な利益誘導””圧力”と断。
この捜査が”組織的と疑われる”と言及、検察当局に手厳しいメッセージを突きつけた。
○日米・米中『不愉快な現実』。米国は東アジアでは日本でなく、中国を圧倒的に重視する時代になったのです。日本もそれにあわせ戦略考える時。
18日時事「存在感示した習副主席=硬軟両様、訪米終える。オバマ政権は首脳級の厚遇でもてなし。習はバイデン副大統領と共にロスの学校訪問」日本首相は?
◉小沢裁判と田中角栄事件:田中角栄元首相はロッキード事件で政治的に葬られました。今、戦後史を見直している中、小沢裁判とロッキード事件は類似しています.
何か
(1)米国が特定政治家を好ましくないと判断する、
(2)その時、検察がこの特定政治家を政治的抹殺のために裁判を利用する
(3)司法に持ち込む過程で、過去採用されなかった異常な訴追手法を採用する、
(4)マスコミが訴追を全面的に正しいという世論を構成するです。
田中排除を少し見たいと思います。先ず、中曽根康弘(元首相)の『大地有情』の記述を見ます。
「司法処理も法治国家という点からみて疑問が残る裁判でした」
「ロッキード問題に、幾つかの疑問を持つ。米国証券取引委員会から会計事務所に書類が議会に誤送されそれで公聴会に。そんなバカなことがあるかと思いましたよ。これは誰かの政略だなと、まず感じましたね。」
「最高裁が違法と批判される行為を認めた。コーチャンの尋問で免責付与は日本の刑事訴訟法にはない。弁護士を立ち会わせ、反対尋問をさせなかった。時代の空気に、つまりジャーナリズムつくった雰囲気に法の番人までが冒されたことは、司法にも、戦後日本にも大変な恥辱だった」。
中曽根氏はロッキード事件を米国が意図的作成の事件とみている。
「キッシンジャーは私が首相辞任後 “ロッキード事件は間違いだった”と密かに私にいいました。キッシンジャーは、ロッキード事件の真相をかなり知っていたのではないでしょうか」
中曽根康弘氏はキッシンジャー氏のロッキード事件関与を認めている。日本の首相を政治的に葬った事件にもしキッシンジャー氏不関与なのに、関与というなら、大変な名誉毀損です。田中角栄事件は明確に米国の意図で動き、それに検察が協力したのです。
私達は今小沢事件を抱えている。マスコミの反小沢像で行ってならない裁判をしているのでないか、司法の恥辱の要素がないか考える時。
○言論抑圧と痴漢:これまで反政府論陣はった人を何人痴漢行為として発言を抹殺してきたか。今回東洋経済は反原発でめざましい報道。同僚達は「痴漢容疑」から一番遠い人物とみてきた。
19日産経「週刊東洋経済の編集長を痴漢で逮捕。酔って覚えていないと否認。電車内女性の尻を次々と触った疑い」
痴漢で「電車内女性の尻を次々と触った」なら、それに相応しい罰則を適用すればよい。問題はそれで職を解き、社会的抹殺が起こることだ。社会的抹殺と「尻を次々と触った」のバランスが取れないことにある。だから逆に社会的抹殺を狙い痴漢事件を作る。このからくりから脱すべし
RT @rnaka05: 『東洋経済』編集長のニュース、見たとたん怪しいと感じた。『東洋経済』2/18号の特集は『東京電力偽りの延命』。@magosaki_ukeru氏もツイートで 指摘。“同僚達は「痴漢容疑」から一番遠い人物とみてきた"とのこと。いったい誰がこんな指示を出し、誰が動くのか?
○野田首相・支持率:更なる下落の一里塚。19日共同「内閣支持率29%に下落 共同通信世論調査」。
○村木厚子さん、大善裁判長:次のツイートが入って来た。
「村木厚子さん、大善裁判長と高校の先輩が今の法曹界に喝を入れゆうと思うと嬉しゅうなるちや。」。
どこの高校かと思って調べると土佐高校らしい。学校知らないのに何となく納得。大善裁判長、圧力に
屈せず、頑張って欲しい。
転載終わり
中曽根さんの自衛隊機購入口利きの身代わりで田中さんが民間機購入の斡旋でお金を受け取ったことで検察に罪を問われ、失脚したのだけれど、その事件にキッシンジャーが関与していたと。そう言えば、今回の小沢事件も発端はCIAからの西松建設海外資金国内移転情報だったですね。中谷建設会長が小沢秘書に5千万円を渡したとの供述を最初に報道したのは毎日と赤旗でしたね。小沢事件の背後が明らかになれば、少しは日本も浄化されると思うのは私だけでしょうか。