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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

不定詞の形容詞的用法【 |連続| 第1160回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-12-18 04:25:33 | 不定詞
Let's get started with day 18 for the month of December.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

イヌと人間が道を隔てて心を通わせています。
「不定詞の形容詞的用法」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

不定詞の形容詞的用法

▷今日の例文

英文▷ Golden retriever goes viral on TikTok for stalking his neighbor — so his neighbor comes up with the best idea to befriend him.

訳例▷ ゴールデンレトリーバーが近所をストーカーしていることでTikTokでバズっています。それでそのご近所さんはこのイヌと友達になるための最高のアイデアを思いつきました。


▷実際のニュース映像はThe Dodo

▷解説

「to不定詞」には副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法があります。

副詞的用法:「〜するために」という目的を表すものなど
例▷ I study English to become a cabin attendant.
(私はキャビンアテンダントになるために英語を勉強しています。)
「to become a cabin attendant」は、動詞「study」にかかっています。

名詞的用法:「〜すること」という名詞のような意味になる
例▷ I like to study English.
(私は英語を勉強することが好きだ。) 
「to study English」の部分は名詞の役割をしています。ですので動詞の目的語、主語、補語になったりします。

形容詞的用法:「〜な(名詞)」「〜という(名詞)」「〜のための(名詞)」「〜すべき(名詞)」といった形で名詞を修飾(説明)する役割を持ちます。
例▷ I need water to drink.
(私は飲み水が必要です。)
この文の場合「to drink」が直前の名詞「water」を修飾(説明)しています。

「今日の例文」の「to befriend him」は、「形容詞的用法のto不定詞」で、「the best idea」という名詞句を修飾(説明)しています。

なお、「今日の例文」では冒頭につくべき冠詞の「A」が省略されています。
 
▷その他の単語

golden retriever: ゴールデンレトリーバー
go viral: 〔インターネットや口コミで情報が〕急速に広まる[拡散する・伝播する]、バズる
stalk: ストーカー行為をする
neighbor: 隣人、隣の人
come up with: 〜を思いつく、考える
the best idea: 最高のアイデア、最善の策
befriend: 〜の友達になる

▷今日の例文は「The Dodo」から
Golden Makes Friends With His Neighbor On The Opposite Balcony


不定詞の形容詞的用法【 |連続| 第1157回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-12-15 04:03:43 | 不定詞
Let's get started with day 15 for the month of December.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ただかわいいと思って見ていると……。
「不定詞の形容詞的用法」について、「𝕐o̴g̴」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

不定詞の形容詞的用法

▷今日の例文

英文▷ Best natural alarm to wake you up..

訳例▷ 起床のための最高の天然の目覚まし時計。


▷実際のニュース映像は𝕐o̴g̴

▷解説

「to不定詞」には副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法があります。

副詞的用法:「〜するために」という目的を表すものなど
例▷ I study English to become a cabin attendant.
(私はキャビンアテンダントになるために英語を勉強しています。)
「to become a cabin attendant」は、動詞「study」にかかっています。

名詞的用法:「〜すること」という名詞のような意味になる
例▷ I like to study English.
(私は英語を勉強することが好きだ。) 
「to study English」の部分は名詞の役割をしています。ですので動詞の目的語、主語、補語になったりします。

形容詞的用法:「〜な(名詞)」「〜という(名詞)」「〜のための(名詞)」「〜すべき(名詞)」といった形で名詞を修飾(説明)する役割を持ちます。
例▷ I need water to drink.
(私は飲み水が必要です。)
この文の場合「to drink」が直前の名詞「water」を修飾(説明)しています。

「今日の例文」の「to wake you up」は、「形容詞的用法のto不定詞」で、「Best natural alarm」という名詞句を修飾(説明)しています。

なお「今日の例文」は文になっていません。名詞句です。
   
▷その他の単語

natural: 自然の[による]、天然の
alarm: 目覚まし時計
wake up: 目を覚ます、起きる

▷今日の例文は「E𝕐o̴g̴」から



不定詞の意味上の主語【 |連続| 第1142回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-11-30 04:25:16 | 不定詞
Let's get started with day 30 for the month of November.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

賢いのか賢くないのか……。
「不定詞の意味上の主語」について、「B&S」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

不定詞の意味上の主語

▷今日の例文

英文▷ According to his owner, "He constantly thinks the screen door is closed, so we have to pretend to open it for him to come inside."

訳例▷ 彼の飼い主は「彼はいつも網戸が閉まっていると考えているので、私たちは彼が中に入って来られるようにそれを開けるフリをしなければなりません」と言っています。


▷実際のニュース映像はB&S

▷解説

不定詞の意味上の主語は、「for+人・物」で表します。

「今日の例文」の後半部分「we have to pretend to open it for him to come inside」の中の「to come」という不定詞の意味上の主語はその直前にある「for him」の「him」です。

もしこの「for him」がなかったら「we have to pretend to open it to come inside」(私たちは中に入るためにそれを開けるフリをしなければならない)となり、「to open」の意味上の主語は「私たち」になってしまいます。

そうならないように「for him」という意味上の主語を表す言葉を入れます。

ちなみに「for him to come inside」の部分を「節」を使って書き直すと、

so we have to pretend to open it so that he can come inside

などとすることができます。
こうすると「he」が主語で「come」が動詞という関係になっていることがわかりやすくなります。

▷その他の単語

according to: 〜によると
owner: 飼い主
constantly: 絶えず、いつも、しょっちゅう 
screen door: 〔虫よけの〕網戸 ※略:SCD
pretend to do: 〜するふりをする

▷今日の例文は「B&S」から





結果を表す不定詞【 |連続| 第1135回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-11-23 04:24:18 | 不定詞
Let's get started with day 23 for the month of November.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

サメが下を泳いでいる危険も顧みず……。
「結果を表す不定詞」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

結果を表す不定詞

▷今日の例文

英文▷ Guy at sea climbs a plank to save a hurt seagull.

訳例▷ 航海中の男の人が厚板をよじ登って傷ついたカモメを助けました。

▷実際のニュース映像はThe Dodo

▷解説

不定詞には副詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法の3つの用法があります。

副詞的用法はさらに3種類に分けられます。
①目的を表す「〜するために」
②結果を表す「〜してそして〜」
③理由を表す「〜したので」

「今日の例文」では②の「結果を表す不定詞」が使われています。
ここでは「to save」がその不定詞です。
全体を読むと前半部分が「男の人が厚板をよじ登った」で「to save」以下が「傷ついたカモメを助けた」となっています。
これは時間の順番に並べられていますので、前から順に訳していって、「to save」以下の部分は「そして〜」という結果の意味に解釈するといいんじゃないかな〜と思います。

▷その他の単語

guy: 男、男の人、やつ
at sea: 海上で、〔船が〕航海中で
climb: よじ登る、登る
plank:  厚板 ※通例厚さ5—15センチ、幅20センチ以上の板を指す。
save: 助ける
hurt seagull: ケガをしたカモメ

▷今日の例文は「The Dodo」から
Guy At Sea Saves A Seagull




to不定詞を訳す順番【第970回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2022-06-11 04:33:07 | 不定詞
Let's get started with day 11 for the month of June.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

カンガルー以外にも子どもを育てる袋を持つ動物はいろいろいます。
「to不定詞を訳す順番」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 to不定詞を訳す順番

▷今日の例文

 英文▷ A baby quokka peeked out of its mother’s pouch to make its debut appearance at Adelaide Zoo in South Australia.

 訳例▷ 赤ちゃんクアッカワラビーが母親の腹袋から顔をのぞかせました。初めての登場です。南オーストラリア州のアデレード動物園で。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「to不定詞」には「副詞的用法」「名詞的用法」「形容詞的用法」があります。
 「副詞的用法」はさらに、「目的(〜するために)」「結果(〜してそして〜)」「理由(〜したので)」の3つの意味に分けることができます。
 ただしこの中の「目的」と「結果」は、どちらに解釈すべきかあいまいなことも少なくありません。

 例▷ I went to the library to find a friend of mine.

 この文は、「to find a friend of mine」の部分を「目的」と解釈するか、「結果」と解釈するかでやや意味が異なってきます。
 「目的」と解釈するならば「友達を探すために図書館に行った」となります。
 「結果」と解釈するならば「図書館に行ったら友達を見つけた」となります。
 前後の文脈で判断することになります。
 また、文によってはどちらと解釈してもあまり違いのないものもあります。
 
 「今日の例文」の「to make its debut appearance at Adelaide Zoo in South Australia」も「目的」と考えるか「結果」と考えるかは微妙なところです。
 訳例では前から順に訳して、「結果」と解釈したような形になっています。

 ちなみに最近では「英文は前から訳していこう」という主張が強くなっているかもしれません。
 ネイティブの話す順番から考えればそれも納得できます。
 しかし、前から解釈していくとしても、全体的な文法構造はしっかりと把握しておくべきかと思います。

▷その他の単語

 quokka: クアッカワラビー
 peek out: こっそり見る、ちらっと見る、のぞき見する
 pouch: 〔カンガルーなどの〕腹袋
 make a debut appearance: デビューする、初めて登場[出場・出演]する
 Adelaide Zoo: アデレード動物園 ※オーストラリアで2番目に古い動物園。非営利で運営されている。

▷今日の例文は「The Sun」から
Baby Quokka Makes Debut at Adelaide Zoo