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短編ミステリの二百年 その1

2020年04月20日 | 雑日
「短編ミステリの二百年」1巻、「自殺クラブ」を読む。
恥ずかしながら、「宝島」以外のスティーヴンソンを読むのは初めて。
こういう話だったのか。
作中に「有名な探偵に相談し」という言葉があり、てっきりホームズのことかと思ったのですが、
「自殺クラブ」が発表された年からみるに、
スティーヴンソンが読んでいた可能性としては、かろうじて「緋色の研究」あたり。
「有名な探偵」をホームズとするには無理がありそうな気がします。

ふと、思い出したのはウールリッチの「自殺室」。
ウールリッチにしては珍しく機械的トリックだったような。
都筑道夫のホテルディックシリーズは、ウールリッチのこの作品が元じゃなかったか。
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