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チラシの裏

ウルトラヒロインの失敗

2008年08月30日 | アニメ・特撮
Y君からもらった「アンヌ缶」、アンヌは「ウルトラセブン」のヒロイン、友里アンヌです。
思いかえしてみると、セブン以降のウルトラシリーズのヒロインは不幸な運命をたどっていたような気がします。
「帰ってきたウルトラマン」のヒロイン、坂口良子は兄役の故岸田森とともに物語途中で宇宙人に暗殺されてしまう。
「ウルトラマンA」では、ヒロインになるはずだった南夕子は物語中盤で大人の事情で月へ帰ってしまう。
その後のシリーズでもヒロインを確立できなかったことは、いまだウルトラシリーズを代表するヒロインが友里アンヌ、ということから分かります。

友里アンヌがヒロインとしていられるのも、ウルトラセブンの人間体であるモロボシ・ダンの擬似恋人、というスタンスがあるからで、より物語にコミットしているヒロインは前作「ウルトラマン」のヒロイン、フジ・アキコの方でしょう。
「ウルトラセブン」がヤング-アダルトをターゲットにして、少し大人になりかけた青少年に向けてのSFドラマ、それに対して、「帰ってきた~」以降はチャイルドをターゲットにした特撮ドラマ、という定義から、子ども向けのドラマにヒーローの恋人はいらない、という仮説が導きだされるとしたら。
その後のヒロインたちの不幸な扱われ方に納得できるものがありませんか。
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