ポケミスのクイーン(後期作品)にはけっこう特別な思い入れがあって、
いまではめったに手をとらないけれど、たまに開くと高校生になった気分です。
ところで、後期クイーンの作品群の中でも傑作の部類に入ると思うのですが、
「盤面の敵」(『The Player On the Other Side』1963)という作品があります。
ある一族をめぐる連続殺人ものですが、「ヨーク一族」という名前から
同じクイーンの「Yの悲劇」へのセルフオマージュになっている、
という説もあります。たしかにプロットもよく似ているような。
ところが、この時期のクイーンはダネイとリーが合作をしなくなっていたころで
(執筆役のリーが書けなくなったという説が有力)、
プロ作家が代作していたということになっています。
この「盤面の敵」もリーが書いたわけでなく、別人が書いたという説があります。
「クイーン談話室」ではシオドア・スタージョン説。
「エラリー・クイーン パーフェクトガイド」でもシオドア・スタージョン説。
ですが、海外のクイーンファンサイト「Ellery Queen, a website on deduction」では、
代作は「エイブラム・デヴィッドスンかシオドア・スタージョン」とは書いてありますが、
はっきりと「『盤面の敵』はスタージョンの代作」とは書いてありません。
(と思ったら、ちゃんとスタージョンが書いたとありました。すんません)
逆に「『真鍮の家』はスタージョンが書いた」ということになっていて、
「クイーン談話室」の「スタージョンの代作は『盤面の敵』1作で終わった」という記述と反します。
(こちらは、「デヴィッドスンが書いたが、ほとんどはスタージョンが書いた」、とありました)
「クイーン談話室」と「エラリー・クイーン パーフェクトガイド」では
「真鍮の家」を代作したのはエイブラム・デヴィッドスンとなっていますが、
これはどーゆーことなんでしょうかね? ファンサイトの情報が古いのか?
(というわけで、いちおう納得しました)
代作問題は、クイーン自身がアナウンスしていない(当たり前ですが)ため、傍証から推理するしかなく、
「クイーン談話室」の訳者はどこからこの情報を得たのか気になります。
いまではめったに手をとらないけれど、たまに開くと高校生になった気分です。
ところで、後期クイーンの作品群の中でも傑作の部類に入ると思うのですが、
「盤面の敵」(『The Player On the Other Side』1963)という作品があります。
ある一族をめぐる連続殺人ものですが、「ヨーク一族」という名前から
同じクイーンの「Yの悲劇」へのセルフオマージュになっている、
という説もあります。たしかにプロットもよく似ているような。
ところが、この時期のクイーンはダネイとリーが合作をしなくなっていたころで
(執筆役のリーが書けなくなったという説が有力)、
プロ作家が代作していたということになっています。
この「盤面の敵」もリーが書いたわけでなく、別人が書いたという説があります。
「クイーン談話室」ではシオドア・スタージョン説。
「エラリー・クイーン パーフェクトガイド」でもシオドア・スタージョン説。
ですが、海外のクイーンファンサイト「Ellery Queen, a website on deduction」では、
代作は「エイブラム・デヴィッドスンかシオドア・スタージョン」とは書いてありますが、
はっきりと「『盤面の敵』はスタージョンの代作」とは書いてありません。
(と思ったら、ちゃんとスタージョンが書いたとありました。すんません)
逆に「『真鍮の家』はスタージョンが書いた」ということになっていて、
「クイーン談話室」の「スタージョンの代作は『盤面の敵』1作で終わった」という記述と反します。
(こちらは、「デヴィッドスンが書いたが、ほとんどはスタージョンが書いた」、とありました)
「クイーン談話室」と「エラリー・クイーン パーフェクトガイド」では
「真鍮の家」を代作したのはエイブラム・デヴィッドスンとなっていますが、
これはどーゆーことなんでしょうかね? ファンサイトの情報が古いのか?
(というわけで、いちおう納得しました)
代作問題は、クイーン自身がアナウンスしていない(当たり前ですが)ため、傍証から推理するしかなく、
「クイーン談話室」の訳者はどこからこの情報を得たのか気になります。
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