
■今回はじめて「弓弦」を「きゅうげん」と読むことを知ったよ。
★いままで、なんて読んでいたんです?
■「ゆんづるじょう」だよ。古文では「ゆんづる引き絞り」なんて言うだろう。
★はあ。
■作品の内容としては言うことがあまり無いというか、カー作品ではCクラスだからね。
★「夜歩く」の二番煎じですしね。
■おもしろいのは、最初に出たときのペンネームの話なんだ。
★本名を逆にしただけの、笑い話のような名前で出てしまったんですよね。
■ディクスン・カー名義で契約した出版社からは年2冊しか出せなかったために、
イギリスへの引っ越しや子どもが生まれることになったカーには金が必要だった。
その金を捻出するために、他の出版社から別名義で出るはずだったんだ。
そこから分かるのは「ディクスン・カー」にはそれなりのネームバリューが確立されていた、ということ。
著者のカーやカー名義の作品を出している出版社からの抗議をうけても、
カーター・ディクスン名義の作品を出す出版社が容易に本名を推測できるペンネームを使ったのは、
そのネームバリューの力を期待していたからだろう。
★売れっ子だった、と。
■「夜歩く」の勢いが持続していたんだろうね。
「弓弦城殺人事件」はよく売れた、と「奇蹟を解く男」には記してある。
その人気があとに続くHM卿ものを生む気運になったんだから、
アドバルーン的な役割としては良かったんじゃないか。
★いままで、なんて読んでいたんです?
■「ゆんづるじょう」だよ。古文では「ゆんづる引き絞り」なんて言うだろう。
★はあ。
■作品の内容としては言うことがあまり無いというか、カー作品ではCクラスだからね。
★「夜歩く」の二番煎じですしね。
■おもしろいのは、最初に出たときのペンネームの話なんだ。
★本名を逆にしただけの、笑い話のような名前で出てしまったんですよね。
■ディクスン・カー名義で契約した出版社からは年2冊しか出せなかったために、
イギリスへの引っ越しや子どもが生まれることになったカーには金が必要だった。
その金を捻出するために、他の出版社から別名義で出るはずだったんだ。
そこから分かるのは「ディクスン・カー」にはそれなりのネームバリューが確立されていた、ということ。
著者のカーやカー名義の作品を出している出版社からの抗議をうけても、
カーター・ディクスン名義の作品を出す出版社が容易に本名を推測できるペンネームを使ったのは、
そのネームバリューの力を期待していたからだろう。
★売れっ子だった、と。
■「夜歩く」の勢いが持続していたんだろうね。
「弓弦城殺人事件」はよく売れた、と「奇蹟を解く男」には記してある。
その人気があとに続くHM卿ものを生む気運になったんだから、
アドバルーン的な役割としては良かったんじゃないか。
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