「魔王の足跡」(ノーマン・ベロウ著 国書刊行会)
雪野原に遺された蹄の跡と首吊り死体。大上段に振りかぶった謎は、なんだそりゃという解決でした。
いや、それなりにおもしろかったのですが、それはミステリ以外の部分で。
本格ミステリが一時期滅んだのは、こういうミステリが書き続けられたからではないか、と真剣に思わせるような話でした。作品が忘れ去られるには、それなりの理由がある、のでは。 . . . 本文を読む
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