素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダーカブト FINAL

2017-05-03 08:00:00 | 仮面ライダーカブト
全人類をネイティブ化する。根岸たちの陰謀を知った加賀美は、その阻止に向かう。たったひとりで戦う加賀美のつかんだものは? そして、戦いの果てに明かされた天の道とは!?


気分は完全に消化試合なんですが、それとは裏腹に
最終回専用のタイトルロゴまで作って盛り上げてくる本編です。

「送信施設・・・?」テレビ画面にタイミングよく映るテレビ局のアンテナ。「これか!」
っていう展開が、おまえは昭和40年代か!っていう単純さで
(いや昭和40年代の番組はよく知りませんが、いまウルトラセブンは観てます)
あーははは、と半笑いで画面を眺めてたんですが。

しかし。前回ガレキの下で力尽きてたのに、何の説明もなく復活してる天道。
なぜかアンテナ塔から生身で飛び降りる天道。
ラスボスの前に颯爽と現れ、可憐な花でもって石を串刺しにする天道。

そういうことですよ!カブトってそういうライダーだったじゃん!
もうね、このね、「理屈はいらない、なぜなら彼は『天道総司』だから」とでも言うべき
突き抜けたところが、久々に懐かしくてですね。

そして、「カブトオオォォォォ!」っていう弓削さんの絶叫も、悪党あるあるで熱かったし、
肉弾戦メインの戦闘シーンがけっこう長目にあったのも、とても良かった。

唐突に復活したダークカブトが、唐突に根岸さんを捕まえて
「え?え?」ってなってる間に炎の中に飛び込んで自爆したのも、
まぁなんだ、苦笑い案件ですが、最終回あるあるで良かったことにしよう。

んで。ラスト天道の「1度しか言わないぞ」っていうセリフ。
もうね、「デレがくる、デレがくるぞ・・・!」っていうのがね、
このあとに続く会話は、まぁ何を言うかだいたい予想通りなんですけど、
すっごくもうニヤニヤしながら観てました。

なんつうか、「終わりよければ全てよし」だな、
この最終回のおかげで、不思議と「カブト、良かったね」とニコニコしている。