気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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初めての反物単衣仕立て奮闘記

2009-05-21 08:48:41 | コスメ・ファッション

 これまで単衣の着物は浴衣まがいの型紙で、広幅物と呼ばれる一般の手芸店で購入出来るコットン生地やポリエステル縮緬生地などを使用し、ミシンで縫っていました。それでも結構満足のいく出来になってきたので、いざ!ということで、反物から単衣を作る計画をたてました。

 運良くというか、ネットで気にいったウール銘仙柄の反物を安くゲットしたので、「やさしい和裁」などという本とにらめっこしながら、進めています。

 難しいです。はっきり言って。普通の生地なら縫い代ぎりぎりまで切り落とすので縫う箇所を間違えたりずれたりはしないのですが、反物は幅をそのままにして縫っていきます。本当の事を言えば自分用なのですから切り落としても良いのでしょうが、それでは反物を使う意味がないし「和裁」では無くなる気がして、きちんと一応は苦労しておこうと思った訳です。

 手持ちの単衣の着物と見比べながら、自分のサイズを確認し、印を付けていくのですが、コットン生地ならルレットでだ~~~~~っと印が付くところが、ウールだとそれが出来ない。和裁の本にあるように「へら」で印を付けても見つけられない。仕方ないのでチャコペンで印をつけ、その裏にはしつけ糸で所々に目印を付けていきます。つまり「本の通り」にしたわけです。

 格闘しながら何とか背中心を縫い、袵をつけ、袖を作り、脇をぬい、袖を縫いつけ身八ツ口を処理して。さて、襟です。

 いっつもここが問題です。和裁の本でも一番重要だとあるし、難しいので慎重にとあります。でしょうねえ。まっすぐな布を曲線にしつつなおかつまたまっすぐに縫いつけていくのですから。しかも袵や前身頃の余り布が邪魔して巧くいきません。

 一度は着られる寸前まで出来上がったのですが、襟部分に隙間を発見!それを直したら別の箇所がずれて・・・それを直すと今度はまた別の場所が。ええい!それならあきらめて襟はもう一度やり直しだぁ!と全部ほどいて、現在に至ります。

 今日中には出来るでしょう。襟だけです。襟。襟。襟。

 でもこれだけ苦労してきちんと縫えたなら、もっと他の反物にも挑戦出来そうです。木綿や浴衣なら何とかなるでしょう。正絹の袷を作るなどだいそれた考えをしなければ、良いのですからね。

 それにしても、和裁の教室ってなかなかないですね。あっても高いし、将来に役立てるような歳でもないし。

 着付けの教室もそうですね。習って着付けている人、半分はならい後は自己流の人。完全に本だけで自己流の人。昨日は12分で着付けが出来る!と詠っている着付けの指南本がありましたが・・・・。浴衣なら10分でもいいでしょうが、正絹で二重太鼓だと12分は無理かなあ。簡単帯とかならいけるかなあと思いますけど。

 どんなに頑張っても15分を切れない自分。自己新記録に向けて日々努力。