社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

介護認定調査

2009-12-09 14:34:17 | 日記
今日は午後からの出勤でした。

午前中は母の介護認定調査があったため、自宅待機。
毎回いろんな方がお見えになりますが、
その方のお人柄や性格もあるのでしょう、
または介護制度にも影響してか、
同席する私は母と調査員とのやりとりにどうも釈然としません。

認定結果を軽度に誘導したいのだろうかと勘ぐりたくなってしまいます。
実情をお伝えするためには、母にいやな思いをさせてしまいます。
介護調査はひとつ間違えると御年寄の人権を無視することになるのではいだろうか
と前々から、感じていました。
もっとデリカシーのあるやり方はないのだろうか。

母の前で傷つけるようなことは言えないから母とのやりとりが終わって補足しようと
お帰りの際、実情をお話しすると、それを「愚痴」としてとらえたのか
話したことに対してなだめすかした言葉が帰ってきました。
こちらとすると笑ってあしらわれた気がしてなりません。
井戸端会議ではあるまいし、泣き言なんて言う気もさらさらないし、
第一に自分の親の失敗を他人に話して気持のよい人がいるでしょうか。
母の前で母の失敗を他人に話すことが調査なら、
認定が軽くなっても仕方ない、この方たちにはわからないだろう。
半ばそんな思いさえしてしまいました。

母を守るのは私なのだという思いから、
今回は、調査の日程を決める役所からお電話をいただいた際に
それらのことお伝えし、母にさがってもらったあとに
補足の時間を作ってもらいました。
とても悲しいことだけれど、記憶があいまいになってしまった
母の質問の答えは、違っていることのほうが多いのです。
母としては嘘をつくつもりがあるのでないこともよくわかっています。
けれど、その母の言葉をすべてとしてとらえるとしたら、
認定調査の正しい結果は出るはずもありません。

懸命に日本を背負って生きてこられた御年寄が健やかに過ごせる
日本にならないものだろうか。
御年寄に敬意を表せる日本にならないものだろうか。
御年寄の人権はどうなっているのだろう。

せめて、御年寄がいやな思いをしなくとも、
安心して支援や介護を受けられる制度はあってもよいと思う。
自分がお年寄の立場だったらと考えると身震いする。

もし、あなたがそうされたらあなたはどんな気持ちになりますか?
なんびともいずれは老いてゆくのだもの・・・


最後に付け加えると、
このブログで愚痴るつもりは全くありません。
調査員が悪いわけでもありません。
誰を責めているわけでもない。
今起きているありのままを書かせてもらいました。
同じように考えている人、または全く違った見解の方もおいででしょう。
今まであまり触れてこなかった母のことを載せるには、躊躇がありました。
けれど、何かを感じていただける人がいたとしたなら幸いに感じます。
これが今の日本なのです。

写真:キッチンに飾っているちょっとかわいいグリーン。

 
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