社長の品格  成功への羅針盤

二十年ぶりの封印を解き、今再び俳優業に復帰した女社長ブログです。

女性として目指すもの

2008-04-08 18:09:06 | 仕事
最近ジムに行くことに対して神聖な気持ちになります。大切な事を気づかせてくれたふたりとの出会いがありました。私の心に大きく響く出来事だったのでブログに載せたいと思います。

まずひとり目。いつものようにジムでトレーニングしてロッカールームで着替えていると、私の前を私よりも少し年上のひとりの女性が通り過ぎました。一瞬絶句してしまったのです。事故かそれとも火傷を負われたのでしょうか。その方の顔は一面ケロイドだったのです。私は今でも、絶句した自分を恥ずかしく思っています。けれどその場は通り過ぎただけで、話をする流れでもタイミングでもなかったので話かけられませんでした。それからずっと気になっていました。そして先日のこと。ジムのロッカールームに入ると私が使おうとしていたロッカーの隣をその女性が使っていたのです。反省していただけにその方の隣になれた事が嬉しくって「おはようございま~す!」と声を掛けると「おはようございます。外は暖かいですね!」とかえってきました。それはとても優しく、明るい声でした。その声を聞いて勝手に私は安心したのです。明るく凛としていたので、悔いていた自分は救われたような気持ちでした。ところが、着替えているその女性をふっと見ると左腕がなかったのです。その瞬間私は自分の存在の小ささを思い知らされました。なんと自分はエゴイスティックなのか。自身の体力や体をコントロールするために懸命にリハビリに励まれているのでしょう。ジムには沢山の方がいます。いろんな目があって不思議ではありません。裸になれば更に飾り誤魔化すものはありません。その方の偉大さに頭を上げることができません。ただただその女性に尊敬の念を抱いています。さまざまな出来事を乗り越え、凛として、力強く、明るい。女性として目指す存在に出会えました。