
6歳のバースデーケーキは・・・
プチシューを重ねたプロフィットロール風に。

前日にプチシュー焼いて、小山氏レシピのジェノワ焼いて・・・
今朝、カスタード炊いて、プチシューにカスタード詰めて・・・
相変わらず、ナッペに苦戦し、
ちょっと手間取りましたが。。。

何とか、形になりました(苦笑)。
やっぱり、デコケーキには『苺』は必要やなぁ。。。
ぼんが大好きな桃は、生だとすぐに色が悪くなってしもた・・・(涙)。

晩ご飯の後に、お決まりの儀式。
年々増えていくロウソク。
何だか・・・嬉しいね。
12日で6歳を迎えたぼん。
きっと、世の親御さん達は、我が子のお誕生日を迎えるたびに
同じ事を感じるんじゃないかな?
「もう○歳かぁ・・・早いなぁ~」と。。。
私も同じ。
もうあの日から6年経ったかぁ・・と。
歳を重ねるごとに、出産した時の記憶って薄れるのかなぁ。
どうでしょう?
私は・・・
色々あったので今でも鮮明に覚えています。
どちらかと言えば・・・
苦しい思い出だから。
初めての出産で、陣痛でパニックに陥った私は過呼吸になり、
手足が麻痺して、恐ろしくて、ひたすら悲鳴をあげていました。
なので・・・
「大声を出さない!呼吸をしっかり!」と、
とても厳しい助産師さんに叱られながらの出産でした。
そして・・・
14時間の陣痛の末、やっとの思いで産んだ後に突きつけられたぼんの事実。
先生のお話を、頭では一生懸命理解しようとするんだけれど、
心がそれを拒否するような、そんな感じで聞いていたような。
嬉しいはずの我が子の誕生なのに、
もう一度、お腹の中に戻したい・・・とさえ、正直思いました。
出産シーンではあんなに厳しかった助産師さんが、
一番親身になって、入院中の私や旦那さんのことを気遣ってくださいました。
そして、退院する時には、私の手をしっかりと握って、
「あなた達だったら大丈夫よ」と、
涙を流しながら送り出して下さいました。
あの時の、あの助産師さんの言葉と涙と手のぬくもりに感謝すると共に、
不思議な勇気をもらったのを思い出します。
その後は・・・
こども病院での手術や治療で入退院を重ねて、今がある訳で。
そして・・・
誕生から今までが第1ステージだとすれば、
ぼんの第2ステージがそろそろ始まりつつあるのかな・・・と。
それは・・・
ぼん自身が、自分の身を『自覚』するということ。
幼稚園に通いだして、自分は少し他人とは違うことに気が付き、
時々、私に問いかけてくるようになりました。
私自身、ぼんが納得いくような応えが出来ているかはわからないけれど、
『みんなちがってみんないい』ということを、
ぼんなりに理解してくれているようです。
この先きっと、ぼんは成長と共に新たなステージを迎え、
その都度それをクリアしていかなければいけないでしょう。
それがぼんに与えられた人生。
人一倍、『どう生きるか』を意識しなければいけないかもしれません。
でもそれは、人一倍有意義な人生であるだろうと、私は信じています。
『健康であること』『五体満足であること』が
どこかで当たり前な感覚でいて、とても傲慢だった私。
そんな傲慢だった私のもとへやってきたぼん。
初めは・・・悲観的でした。
時には我が子の姿が可哀想で、切なくて、
涙を流すこともたくさんありました。
それと同時に、色んな人達の『情』に触れることが出来て、
感謝することもたくさんありました。
ぼんを通じて、知らないままであったかもしれない
子どもの医療の世界や現状を知ることが出来て、
それについて考える機会をもらい、
夫婦で語り合うこともたくさんありました。
今考えると、ぼんが私達のもとに、問題を抱えて生まれてきたことには、
大きな意味があるんやな・・・と。
何となく、そう思えてきたこの6年。
そう。
ぼんに教えられてきたこの6年。
そして・・・
ぼんと共に、家族と共に、『どう生きるか』を問い続ける
これからの人生。