町作り研究会(容子の部屋-別室)

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離島間輸送に活用 沖縄に水上飛行機

2008-11-26 22:34:01 | 地方新聞

 

            水上飛行機のイメージ図 

東京で海上飛行機の製作を行っている中小企業グループ・・が開発を進めている海上で離着水できる水上飛行機の1号機が沖縄で活用されることが決まったとの事です。この水上飛行機の来春完成のメドが立って、1号機の購入者も決まり、これが離島との救急搬送などでの活用を考えていた沖縄の企業・団体を対象に寄贈するとの事です。

この水上飛行機の導入を契機にこれからこの飛行機を製作したは航空エンジン用パーツ製造の青木精機製作所(東京都練馬区)や航空機研究開発の飛洋航空機製造開発(同品川区)、金属加工の北嶋絞製作所(同大田区)など7社で組織される水上飛行機開発事業協同組合との事で、今後・・国産水上航空機市場の開拓を目指すとの事です。

現在・・水上飛行機はカナダなど一部の国の湖沼などで利用されているそうですが・・その水上飛行機は耐波性に問題が在る為・・普及が遅れていたとの事です。その他、海水による機体の腐食の問題や、波による離着水への対応など技術的な課題も多く在るそうですが、現在まで海上での使用していたケースはなかっただけに、色々な問題点をクリアして開発された様で・・期待がかかります。

日本では現在まで航空機産業への進出がさまざまな問題から出遅れたように感じます。そこで中小企業数社が、島嶼(とうしょ)間の輸送手段として有効な水上飛行機に着目したとの事です。日本は相当な数の小島が在り、このような小島にとって水上飛行機が開発されれば需要もあるようです。

平成18年3月には水上飛行機の開発開発事業協同組合を発足させたそうです。現在、東京大学工学部航空宇宙学科などとも共同で開発を進めているとの事で茨城県・霞ケ浦でも実証実験を行っている様です。

 水上飛行機1号機は「そよかぜⅡ号」と命名されたそうです。さまざまな点を改良して従来の水上飛行機に比べて、機体の揺れは半分以下で、離着水可能や着水時の波の高さは50センチとの事です。現在価格は2人乗りで約1000万円程度との事です。この飛行機は現在運航距離は約150キロだとの事ですが今後の研究で航距離や値段もある程度下がるのではないかしら・・

このような水上飛行機は沖縄では、空港を建設する土地がない離島向けに適しており、救急搬送のニーズが高いそうですし、その他・・観光事業、物資輸送など活用が多岐に亘って活用出来るとの要望があるそうで・・先ずはこの1号機「そよかぜ」が無事運行が成功することを願ってます。

 



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