サンデーサイレンス牝駒のお相手

スタリオンブック2004を眺めてて、ふと思ったので調べてみました。
「サンデーサイレンスの牝駒と一番多く種付けしてる種牡馬ってなんだろう？」
長い！
一行全部使ってます。
まあ、こんな疑問を持ったのも、ＳＳの息子たちの種牡馬が物凄い増えて、さらに物凄い数の種付け数を
こなしているからです。
単純にＳＳの子供の半数はメスな訳で、その数も馬産地ではうじゃうじゃ増えて
きてるはずです。
またＳＳの牝駒ならほぼ100％繁殖入りするはずです
その牝馬にはＳＳ産駒種牡馬は血が濃くなりすぎて付けられません。
ってことは、そのＳＳの牝駒の受け皿がいるわけです。
ＳＳの牝駒ですから、それ相応の受け皿が必要です。

ってことで
調べてみました
2004年　サンデーサイレンス牝駒のお相手種牡馬No1は

タニノギムレット
です。
種付け数148頭のうちＳＳ牝駒が28頭。
ＳＳ系ではフジキセキ牝駒8頭、ダンスインザダーク牝駒3頭、バブルガムフェロー牝駒
1頭がそのほかに配合されています。
その合計は40頭。種付け相手の27％がＳＳ系です。

2位はシンボリクリスエスで27頭。(種付け数217頭！)
ＳＳ系ではフジキセキとダンスインザダークが1頭づつ。
合計29頭。ＳＳ系は13.3％と控えめ。

3位はクロフネで24頭。(種付け数160頭)
ＳＳ系はバブルガムフェロー2頭、フジキセキ、タヤスツヨシが1頭づつ。
合計28頭。ＳＳ系17.5％

4位はファルヴラヴで22頭。(種付け数144頭)
ＳＳ系はフジキセキ3頭、ダンスインザダーク2頭、タヤスツヨシ1頭
合計28頭。ＳＳ系19.6％

5位はフレンチデピュティ20頭。（種付け数122頭）
ＳＳ系はフジキセキ5頭、バブルガムフェロー1頭
合計26頭。ＳＳ系21.3％

ここまでがＳＳ牝駒20頭以上と種付けした種牡馬です。
ま、社台の種牡馬が並ぶのは当然ですね

この後も
6位　サクラバクシンオー　15頭（種付け数162頭）
7位　ジャングルポケット　14頭（種付け数110頭）
8位　グラスワンダー　13頭（種付け数131頭）
と社台スタリオンステーションの種牡馬が続きます

で、非社台系種牡馬で一番は何かというと（←これが知りたかった・・・）
9位　アグネスデジタル　12頭（種付け数163頭）

これでした
このあとも
10位　スウェプトオーヴァーボート　11頭（種付け数135頭）
10位　ウォーエンブレム　11頭（種付け数53頭）
12位　トワイニング　10頭（種付け数164頭）
と社台スタリオンステーションの種牡馬が続きます
10頭以上はここまで

やっぱり光るのは
10位　ウォーエンブレム　11頭（種付け数53頭）
これですよね
社台がポストＳＳの目玉中の目玉として輸入
しかし牝馬に興味なし、という豪快な笑わせっぷり
しかし徐々に大人へ成長し2年目は53頭のお相手が出来た。
やっぱり日本の頂点の社台様のメンツにもかけて、ＳＳ牝駒を揃えてきました。
ＳＳ系ではダンスインザダークが1頭。
合計12頭　ＳＳ系22.6％の高アベレージです。
このウォーエンブレムの配合相手、53頭中社台系以外は桑田牧場、杵臼牧場、大成牧場が1頭づつ
の3頭だけ。
その他は全部社台系の牧場の牝馬。
ノーザンファーム22頭、白老ファーム17頭、社台ファーム10頭、追分ファーム1頭という
凄い極端な内訳となっています。
まだ、よそ様の牝馬にはあんまり付けられなかったのね。

今年は頑張って100頭超えてみせてくれよ！　ウォーエンブレムくん

昨日の続き

Gallopの重賞年鑑が時期が早く出るだけでDVDもついてなくダメだ、と書きましたが
全G1レースDVD付きの本は別にあるんですね。
と、いうより最近出たんですね。
これです。
「04年さようなら名馬たち」
なんて、いかにも
「サラブレのDVD付き年鑑本に比べ、ウチの本弱いなあ」
という思いから、やっつけで作った本というのがミエミエ。
死んだ馬の追悼も、広告にはアイネスフウジン、アドマイヤベガには触れてるものの偉大なる
種牡馬ノーザンテーストにはノータッチ（広告の上ではね）
これも「Gallop」「週刊100名馬」からの再利用で安く済ますというのが分かり易過ぎ。
まあ「週刊100名馬」自体、「Gallop」の情報再利用でのボッタクリ安易な企画でしたからね。
そういえば「競馬六法」なんて四季報のパクリもあったっけ
この会社は「週刊ゼッケン」なんていうサンスポの記事を再利用して作った週刊スポーツ雑誌も出したが
プロ野球開幕と同時期に創刊→20号目の8月には休刊
ということで、巷では
「ゼッケン」だけに、永久欠番になった
などと言われたものでした。
（ここに週刊ゼッケンのこと載ってます）
まだ実物を見ていないので、なんとか立ち読みして内容を確認してみたいと思います。

金杯から有馬まで!!全部見せます中央競馬2004

この長ったらしい名前は雑誌サラブレの競馬イヤーブックの書名です。
今日買いました。
99年から毎年購入してますが、JRAの全G1と海外4レースのDVDが付いて1500円はかなり良心的
な価格だと思います。
できれば統一G1も全レース付いてるとなおいいんですが。

もうひとつ存在する競馬イヤーブックの

Gallop 重賞年鑑2004
ですが
これはだめ！
なにがだめだって「有馬記念の翌日に発売」という速報性を最重視しているため
JRA賞の記述が無い
東京大賞典の結果が無い
という年鑑本としては致命的な情報の欠落がある。
こういう、年鑑本なんてのは発売されてから何年も経ってから、トイレが長くなりそうなとき（こればっかりだなあ）なんかに本棚からスッと抜き出して眺めるもの。
速報性なんて必要ないでしょ
しかもDVDもつけないで(有馬翌日じゃ付けようが無いわな)
名馬カレンダー
なんてものでお茶濁して
商品価格 1,350円(税込)
こりゃないよな。
「年末のドサクサで売っちまおう」という姿勢がみえみえ。
しかも売り切れ間近なんてサンスポのHPに広告出してるわりにここみると毎年売れ
残ってるのも笑える。
フジサンケイらしいといえばらしいけどね。

フジサンケイといえば、仕事で行った先の、ある地方のブックオフに大量の週刊100名馬が
100円で売ってた。
オグリキャップ、ヒシアマゾン、ヤエノムテキ、ダイタクヘリオス、メジロマックイーン、
ダイイチルビーを購入。
ふと買ったメンツをみると社台系が一頭もいないことに気づき、大笑いしました。
定価600円。
600円じゃ買わないな。

今週の購入希望単勝馬券（絶対買えないわ）

土曜京都12Ｒサイドバイサイド(JAZZのスタンダードですね　Earth, Wind & Fireも)
土曜小倉5Ｒアヴリルラヴ（この馬名は大笑い）
日曜東京10Ｒウィルビーゼア(Kiss 「アイ・ウィル・ビー・ゼア」)

今週も土日が仕事で購入出来ない

今週はなんといってもアヴリルラヴ
もちろんアヴリル・ラヴィ-ンからでしょう
しかしJRAのHPの名簿の中の馬名意味欄では
アヴリル（人名）の恋
と書いてあります
まあ、Avril Lavigneで間違いないでしょう。

そういえば最近見たテレビの番組で若者とオヤジ、オバサンの知名度のボーダーラインを
調査するという番組（クイズ年の差なんてのパクリ）で
「アヴリル」とはなに？
というクイズが出ていた
10代20代はわかるが30代になると知名度がガクンと落ちた中、井森美幸は知ってたっけな。
郁恵ちゃんは知らなかったけど。

サンデーサイレンスの3×3

スタリオンブック2004という本を購入しました
これは2004年の「日本で供用した種雄馬の種付」の一覧が載っている本。
たとえばダンスインザダークに種付けした牝馬188頭のデータが載っているのです。
逆にエアグルーヴには何を付けたかも調べられます（2004年はクロフネ）
昨年も購入したのですが、トイレが長くなりそうなときには本当に重宝する本です。
この本から、いくつもここのネタになる話が書けそうなのですが、ひとつすぐ発表したい
面白いことを発見しました。
もしかしたらすでにどこかのHPなどで話題になってるかもしれませんが。
サンデーサイレンスの産駒の種牡馬が爆発的に増えているのは有名です。
全く知らないケイアイメガウルフ(種付け数1頭)、ドリームスプレッド(種付け数6頭)から
マンハッタンカフェ(種付け数206頭)、アグネスタキオン(種付け数200頭)まで53頭の種牡馬
で合計2773頭の牝馬に種付けしてます。
ちなみに全繁殖牝馬の合計種付け頭数は12123頭ですから全体の22％がサンデーサイレンス
の息子の種付けな訳です。
おそろしい1極集中ぶりだと思います。

で、今日の本題ですが
サンデーサイレンスの孫の種牡馬
2004年は１頭しかいません。
そう、フジキセキ産駒のダイタクリーヴァです。
今年はダンスインザダーク産駒のツルマルボーイが加わりますね。
で、このダイタクリーヴァ。
2003年シーズンから種牡馬してます。
2004年は２シーズン目です。
その種付けした繁殖牝馬一覧にダンスインザダーク牝馬、マーベラスサンデー牝馬
ジェニュイン牝馬が１頭づついるんです。
血統表だとこうなります
ダイタクリーヴァ × ナムラローマン
ダイタクリーヴァ × ピアシュガー
(ジェニュイン牝馬は残念ながらデータなしで血統表を作れませんでした)

サンデーサイレンスの3×3ですね。
昨年も探したんですがダイタクリーヴァ42頭種付け中にサンデー系牝馬はいませんでした。

そんなに血統に詳しくないんで、この近親配合がどうなのかはよくわからないんですが
サンデーサイレンスも孫の世代同士の配合という時代が遂に来た、というのはちょっと
したニュースだと思いましたんで書いてみました。
そうそう、このスタリオンブックは種付けした牝馬の一覧であって、必ずしも誕生している
とは限らないです。

この本、2000円ですがパラパラめくってるだけで十分楽しめます。
分厚いんで腕の鍛錬にもなります。
おすすめです。

競馬の話題あれこれ

スパイキュール引退ですか
岡部ファンとしても残念です
ダートで負けなしの10戦7勝ですが重賞参戦はなし。
勝利数重視の藤沢流の使いかたですね。

川崎記念　タイムパラドックス快勝
2着にシーキングザダイヤ
ノボジャック引退後の森厩舎の巡業要員を勤めてます
それにしてもお母さんシーキングザパールのライバルたち
キョウエイマーチ、メジロドーベルの子供たちはイマイチです
あの世代の牝馬3強、当時結構好きだったので、産駒もそれぞれ
がんばって欲しいのですが・・・
みんな毎年一流種牡馬付けてんだけどね
今はシーキングザパールが1歩リードですな

勝った馬は社台のブライアンズタイム産駒
社台のペンタイヤ産駒といい、この馬といいすごいもんだ

これを他の方法でどう持てと・・・

相撲の話題です
千秋楽の朝青龍の懸賞の取り方を横綱審議委員会の内館牧子委員が
苦言を呈しています。
この審議委員様と横綱との間では以前から手刀の切り方で一悶着ある。
左手で手刀を切り懸賞を受け取るのが伝統に反すると、この委員様は仰るのであるが
横綱は頑として直そうとしない。

まあ、世間でおなじみの一件ですな

ど～でもいいやん

と、感想を持ちがちですが
このおばはんも結構根性座っとる、というのが私の感想です。

一般的に大阪府知事のおばはんと一緒のくくられかたをされて「ずうずうしいババア」と
簡単に結論付けられがちですが、ちょっと考えて欲しい。
こと「相撲」に関しては、やはり「伝統」と「歴史」という面を無視してはいけない気がする。
手刀を左で切ることの是非を議論することは、そんなに無駄ではないはずである。
たとえ左でもOKだとしても、そのことを議論することはイイことではないだろうか。
この委員様、ここにもあるとおり、名前だけの名誉職審議委員の人たちとはっきり違い、きちんと
相撲を見ている。
「女」だから「おばさん」だからということで煙たがられているが、こと真面目に相撲を
考えている点からいえば、審議委員としては立派に職務をこなしているのではないか。
世間で話題のNHKの経営委員もそうだが、何も言わない委員よりは、なんか議論を起こす
委員のほうが、相撲を見にも来ない委員よりはイイと思うが。

ただ今回のイチャモンについては、どうも余計な事を言ってる、と思う
品格を問題視するのはわかるが、あの懸賞束はああいうふうにしか持てないって（笑）

おとなになりましょう (by Pizzicato Five)

社台がサンデーサイレンスの後釜として鳴り物入りで導入したものの、牝馬に興味を示さず
「種牡馬失格」という大ネタを我々に提供してくれた、米2冠馬ウォーエンブレムくん
久しぶりに彼の近況が伝えられました

ダイナフェアリーがウォーエンブレムの仔を出産


これによると初年度は7頭種付けで4頭受胎
04年は50頭に種付けできたとか

大人になれたみたいです　ウォーエンブレムくん

この数少ない産駒が活躍すればドラマです

あと
このニュースとこのニュース


どうも同じ感想しか出てきません

外に出ろや！　あんたら

以上です

OZOMATLI

そうだ
前にここに書いたOZOMATLIの来日が決定
i-pod人気と渋谷クワトロで1日だけなんでチケ取るのキツイかもなあ
前回の単独は新宿リキッドだったけか？
めっちゃ楽しかった
あんな素晴らしいライブは体験したことなかったもんね
いちおうe+のプレオーダーは申込んだけど、さてどうなるか

川崎記念

またサボちゃったか
どうも週末仕事があるとここに書くのおっくうになっちゃうんだな

まあいいか

水曜に行われる川崎記念の出馬表が出ましたね。
パーソナルラッシュ、除外ですか
しかし森厩舎、どうにかなんないですかね・・・
講談社の新書の彼の著書読んだけど、まあ馬主に儲けさせることしか考えてないということ
をなんの疑問もなく堂々と語っていたくらいですから、ファンの楽しみなんて全く考えては
いないんでしょうね。
ルール改正を急いで欲しいものです。