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大井3冠の迷走 後編

2005年01月19日 22時20分56秒 | ダート・地方競馬

うわー!
前の日やり残したこと続けんのって面倒くさいなあ
こういう長いのはテンション持続して書ききっちゃうもんなんだな


昨日は地方・中央交流重賞元年の前年の1996年
大井競馬は3歳クラシック3冠を英国式からアメリカ式にしたところまで書きました
この年、春~初夏に3冠全部を行うという日程にした大井競馬は秋の3歳馬の目標レ
ースを創設しました
スーパーダートダービーです。
(この命名センスたまりませんね)
このレース創設により、一時的に大井には3歳の4冠目があったのです

そしてこのレースを交流重賞とし、中央所属馬、地方他地区所属馬を集め
ダートの3歳の頂点
をこのレースで決定する、という野望を持ってました

しかし

これは達成できませんでした
東北の岩手競馬に
ダービーグランプリ
というダービー有馬記念を一緒にしたような盆と正月が一緒に来たみたいな
命名のレースがあったからです。
このレースは、全国の地方競馬所属の3歳馬の交流レースとして86年に創設。
前年の95年までは水沢競馬場で開催されていました。
そして1996年
新盛岡競馬場(オーロパーク)のオープンにあわせ、華々しく地方・中央交流重賞として開催。
ダートの3歳の頂点を決定するという
過去に10回開催という歴史のあるレース趣旨ということから
ダート競走格付け委員会の格付けはG1、スーパーダートダービーはG2となりました。

そして秋の3歳ダート交流3冠として
中央競馬のユニコーンステークス(G3) → 大井競馬スーパーダートダービー(G2) → 岩手競馬>ダービーグランプリ(G1)を設定。
3冠達成馬主には生産者団体(ブリーディング協会だったかな?)から2000万円の
ボーナスが支給されることも決定しました。

まあ、この格付けは妥当であると思います

しかし
納得するわけがありません。
大井競馬将軍様ともあろうお方が・・・
自分ところの歴史ある3冠を移動してまで創設したスーパーなダートダービーがG2
岩手の山猿競馬場のセンス無いレース名がG1
しかも秋の3冠では山猿の引き立て役。
将軍様がこんなのなっとくするわきゃありません。

基本的に大井競馬というのは中央・地方の交流に積極的ではありません。
なぜならそんなことをしなくてもやっていけるから。
それに質の高い馬が入ってくるためです。
困ってなかったのです。
JRAとはライバル関係ではあっても、手を結ぶ気などさらさらありません。

それに比べ、岩手けいばは、全国交流に積極的。
JRAとの関係も良好。
「地方競馬の優等生」なんて別名も付けられてたほどです。

JRAと大井の不仲、JRAと岩手の蜜月関係を如実にあらわすものにJRAのHPのリンクのページ
があります。
ここでは岩手競馬のHPはリンクされてますが、南関もしくは大井のページは
されてません
逆もそうです

秋のダート3冠シリーズはこういった経緯から構築されたんでしょう。
当初は大井ではなく金沢のサラブレッドチャレンジカップが3冠に入っていたのを後から強引に将軍様
が割り込んだという話も聞いたことがあります。

まあ、大井競馬様
面白くありません

やめちゃいます こんなの

スーパーなダートのダービー、たった3回、グレードが付いて2回でやめちゃいました
第4回からは「スーパーチャンピオンシップ」
南関東所属馬限定の南関東G2レースとして施行。
でもそれも3年だけでやめちゃいました。

1999年、それに代わって出来上がったのが

ジャパンダートダービーです

また凄いの付けました
見事なネーミングセンス

ジャパンなダートのダービーです

もう参りました
ジャパンですから

「スーパー」の次は「ジャパン」
次は「ウルトラ」とかでしょうか?

このジャパンなダートのダービーは春にもって来ました。
東京王冠賞、3年ほど残しましたがばっさり切りました。
岩手の山猿と中央のボケナスに勝つためなら38回の歴史なんか関係ないです。
ずっと最高峰に位置していた東京ダービーもジャパン相手には勝てません。
3冠の2番目、1ヶ月ほど前にスライドさせ、トリにジャパンダートダービーを設置です。
数々の名馬と名勝負を生み出してきた東京ダービーもJRAや岩手に対する面子だけでひょい
ひょい動かしてしまいます。

というわけで2002年から

「羽田杯」「東京ダービー」「ジャパンダートダービー」が大井の3冠となり現在に至ります。

この迷走期間の1995年から2004年をまとめると

    4月  5月   6月   7月  8月  9月  10月  11月    距離

           (↓ 30年以上この並び ↓)
95年     羽田杯 東京D                東京王冠  20 24 26
           (↑ 30年以上この並び ↑)

96年     羽田杯 東京王冠 東京D             SDD  18 20 24 20
97年     羽田杯 東京王冠 東京D             SDD  18 20 24 20
98年     羽田杯 東京王冠 東京D             SDD  18 20 24 20
99年 羽田杯 東京王冠 東京D  JDD                  16 18 20 20
00年 羽田杯 東京王冠 東京D  JDD                  16 18 20 20
01年 羽田杯 東京王冠 東京D  JDD                  16 18 20 20
02年   羽田杯    東京D  JDD                  18 20 20
03年     羽田杯 東京D  JDD                  18 20 20
04年   羽田杯    東京D  JDD                  18 20 20

こうやって見ると、施行時期も迷走してますが距離もすごいことになってます
この10年の大井の3冠の距離、時期、優勝馬 キチンと言える人は相当マニアですな。

いやあ 長くなった長くなった
細かい所で間違いもあるとは思いますが、許してください

それでは今日はこの辺で


コメント
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