北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.5.4 『別狩岳』(726m) 北はまだ100%雪上歩行!
私のゴールデンウィーク後半は、人並みに4連休。
その初日である3日、
それまで週一しか休みがないために、
諸々溜まっていた家庭内の仕事を女房と一緒にかたずけ、
昨日(4日)の朝Hiromiとともに二泊の予定で出かけた。
GW後半の天気予報は一貫して雨模様。
この日もいつ雨が降り出すかわからない予報だった。
しかし出発時は快晴!
いったいどうなっているのかと、
首をひねりながら車を走らせる。
当初は当別町の青山ダムから西の稜線に上がり、
稜線伝いで北の『別狩岳』を往復するつもりだった。
しかし現地に行って山肌を見ると、
予想より融雪が進んでおり、
藪こぎを強いられることを嫌って変更。
道々滝川~浜益線に回り、
五番川沿いに入山することにした。
『別狩岳』は互いを南北に視認できる距離で二山存在する。
南の『別狩岳』(666m)は回を重ねて、
毎年のように登ってきた。
それに対し、北の『別狩岳』には昨年の同時期に、
初めて単独で登った。
昨年は雪がなくて苦労させられたが、
今年は100%雪上歩行で助かった。
この山になかなか登れなかった理由だが、
適当な駐車スペースを確保できないためだった。
五番川近くの道々は除雪車が跳ね上げた雪による壁が出来ていて、
とてもとてもそこに駐車する気にはなれない。
ただ、この時期になると1台分のスペースは確保できた。
7時55分、駐車地をスタート。
しばらくは林道を進む。
雪が締まっておりツボ足だ。
林道を進んでいくと五番川に架かる橋が現れる。
この橋を渡ると左岸沿いに林道が伸びており、
ついついそれに従って進みたくなる。
しかし、決してこの橋を渡ってはいけない。
渡ってしまうと水量の多い川を渡渉しない限り、
もう右岸に戻れなくなってしまう。
右岸は崖状地形が直接川に落ち込む箇所が有り、
進行しにくいが、
辛抱しながらなんとか踏ん張って進む。
そして川が西から大きく北へ向きを変えるころになると、
正面の広い尾根の突端に至る。
ここで装備をピッケル、アイゼンに変えて急な尾根を登っていく。
雪面は腐りかけているところもあるが、
概ねよく締まっており、登りやすい。
急登に耐えながら辛抱強く登りつめて、
9時55分、「628mP」。
このピークは地形図にも表記がある。
そこでピッケル、アイゼンをデポし、
ストックに変えて広い尾根をのびのびと歩く。
そして間もなく前方左手に目指す『別狩岳』頂上部が姿を現す。
背後には『神居尻山』をはじめとする樺戸山地だが、
ガスに覆われてその姿は見えない。
また、前方右手は増毛山地なのだが、
これも真っ黒いガスの中だ。
『別狩岳』だけが頂上まですっきり見て取れる。
なんと絶妙なチョイス!
周りをすっきり見通せる尾根を楽しく歩いて、
10時30分、『別狩岳』。
南の『別狩岳』がよく見える。
そして両山を結ぶ稜線も確認できる。
次は青山ダムから往復してみよう。
風のないところまで少し戻って早めの昼食。
その後ピッケル、アイゼンを回収して、
ツボ足で急斜面を滑りながら下った。
途中で雨に降られたものの、時期に上がり、
12時50分、駐車地。
天候を期待していなかった割にはいい思いができたことに大満足!
2018.4.22 『徳富岳』(929m) また鈴に助けられた!
相変わらず仕事が忙しく、かなり疲労が蓄積しているが、
週一のチャンスを活かすべく、
土曜の終業後Hiromiと新十津川町に向かった。
『徳富岳』は増毛山地の東端に位置するなかなか存在感のある山だ。
その『徳富岳』の存在を知ったのは遥か昔で、
私が中学2年の時だった。
小学生時代を栗山町で過ごし、
中学1年のとき父親の転勤で滝川市へ転校した。
その滝川市で市立明苑中学校に転入した。
そして1年の時には気付かなかったこの山が、
2年生になって教室が2階になったことで遠望が利き、
その廊下から残雪に輝く『徳富岳』の姿を目にし、
感動と同時に「いつかあそこに登ってみたい」という夢が膨らんだ。
しかしなんの術もないまま長い時が経ち、
初めてその頂に立ったのはそれから30数年を経てのことだった。
それも簡単には行かず、2度の偵察行を経ての初登だった。
その後回を重ねて登り、今回が7度目になる。
ただ、今回同行したHiromiもこの山は3度目だ。
日曜の朝6時、
新十津川町南幌加の「徳富ダム」に続く町道の駐車スペースをスタート。
ここからまず広い田園を北に進路をとって進む。
正面右手には『富士形山』(638m)がドーンと鎮座している。
田園を歩ききると林道が現れる。
この林道は『富士形山』方面に一旦下り、
山腹を縫って我々が進む方向に向かうのだが、
ここは当然ショートカットでルークシュベツ川
いに進む。
そんな川に沿って歩いいていると、
突然ヒグマの大きな足跡に遭遇した。
しかも今つけられたばかりの足跡だ。
我々とは反対の川上からやってきて突然Uターンをし、
我々と同じく川上に向かっている。
これは我々の鈴の音を耳にし、急に体を翻したに違いない。
私は過去にも同様の経験が何度もある。
積雪期に前方から向かってきたヒグマの足跡が、
突然戻って行ったり90度に曲って行ったりと。
今回も先を行くHiromiが鈴をつけていなかったなら、
沢の水音に気配を消されて突然出くわしたヒグマに、
命を奪われていたかもしれない。
「備えあれば憂いなし」の実例である。
その後しばらくこちらがヒグマの後を追うようなことになってしまった。
それでより我々の存在を強調すべく、
ホイッスルを機械的に吹き鳴らして進んだ。
そして間もなくヒグマの足跡は沢沿いから山肌を登っていった。
しかしこの後この他に6頭、計7頭のヒグマの足跡に遭遇した。
長い山歴の中で一日に7頭もの痕跡を見たのは初めてだ。
ヒグマの影の濃い山域だと再認識した次第だ。
ルークシュベツ川も源頭近くになると林道と合流し、
ここからはしばらく林道を歩くことになる。
もうスノーシューも必要なくなり、
ツボ足で歩ける良い季節となった。
Hiromiは快調に歩を進め、
スピードの遅い私の後ろを歩くのが歯がゆそうで、度々前に出て行く。
私は疲れている。
この日はスタート直後からふくらはぎに違和感を感じ、
ストレッチで念入りに伸ばしたものの、
どうも肉離れを起こしそうな感触だった。
林道ははCO.500で西側(左手)に作業道が出合う。
そしてこれに入る。
以前はこの作業道を忠実に進んで稜線に上がり、
それをたどって『徳富岳』を目指した。
しかし最近は作業道に入るとすぐにまた進行方向をほぼ北に捉え、
ワッカウエンベツ川の支流の沢床を目指して樹林帯を下る。
そし沢床に下りきって一気に稜線まで登る。
この登りがきつい。
急登の連続だ。
それもHiromiは黙々と登っていく。
まるで「私の体力を見よ!」と誇示しているようだ。
私は遅れまいと着いていくのがやっと。
この急登に耐えるとようやく稜線上だ。
稜線に上がると、あとは淡々と緩斜面を登る。
そして9時20分、南峰(914m)。
この山は二つのピークから成っている。
本峰(頂上929m)は南峰の700mほど北にあり、
頂上の面積が広く展望が良くない。
それでこの日は私の疲労も含め、「南峰」を最終地とした。
頂上は薄曇りで無風。
いつもながら見慣れた風景ではあるが、
増毛山地の美しい山並みが見事だ。
まだ到着時刻が早く、私の手製卵サンドで満たされた我々に空腹感はなく、
そのまま下山することにした。
こういう天候に恵まれると、
先週の一日だけ集中的に雨という忌まわしい不運も忘れてしまいそうだ。
下山と言ってもまた一旦沢床まで下り、
登り返さなければならないので、
けっこう時間がかかる。
私の疲れきった身体は、
ふくらはぎの違和感が痛みに変わり、
脚の付け根まで痛み出した。
それに引き換えHiromiの元気なこと。
常に数十メートル先を歩き、
時折気遣うように振り返る。
あ~あ、なさけねえ~っ!
12時25分、駐車地。
久しぶりに長い距離を歩き、ヘロヘロになった。
しかしこんなことも克服していかなくては先には進めない。
そんな意味ではよい山行であった。
そしてHiromiも大満足。
帰宅していつもの「サイゼリヤ」で かんぱ~い!
2018.3.31 『知来岳』(988m) 12度目の頂上は快晴だ~っ!
もうGWまで日曜日しか休日がないのだが、
この週末は強引に土曜休みを取得した。
今はただのアルバイトの身、
そうそう会社に尽くしてはいられない。
金曜の終業後Hiromiを拾って石狩市浜益区御料地に向かった。
午後8時過ぎ現地に到着すると、
今回久しぶりに同行することになっていた敏が先に着いており、
軽く一杯やりながら我々の到着を待っていた。
そしてこれまた久しぶりの車内宴会だ。
私が『知来岳』に初めて登ったのが1999年4月だった。
それまでにも2度挑戦したものの、
ルートが不確定で敗退していた。
初めて頂上に立ったのは滝の沢川源頭部より急斜面を登り、
頂上に直接突き上げる尾根に上がってのことだった。
しかし雪崩の巣のようなルートに身の危険を感じ、
その後新たなルートを開拓することにした。
それが今日登ったカバの沢川に沿う林道を利用してのものだった。
ただ、ここもやはり急登箇所の突破に時間がかかる。
その後カバの沢川の一本東側の沢に沿う林道を利用して、
尾根から稜線を目指すルートを開拓した。
ところが後でわかっことだが、
このルートが『知来岳』に登るためのポピュラーなルートだった。
「好きな(気に入った)山に、好きなだけ登る」というのが私流。
この山もまた気に入っている一座で、
毎年この時期が来ると登りたくなり、
この日が通算12回目の『知来岳』となった。
そんなお気に入りの一座に、
今日はカバの沢川ルートから登った。
このルート、Hiromiは一度連れて登っているがToshiは初めてだ。
ただ、敏もポピュラールートから登った経験はある。
土曜の朝6時05分、御料地の駐車スペースをスタートした。
空は快晴で申し分のない天候だ。
林道から市営牧場の広くて雪が固く締まった大地を快調に進む。
ツボ足だが帰路で気温が上がり、
雪が腐ることを想定してスノーシューを背負った。
そしてこのスノーシューは登りでも役に立つこととなった。
広い牧場からまた林道に入り、
しばらく歩いてから、
とある尾根に取り付いた。
これは以前自らの勘で取り付いた尾根であり、説明が難しい。
こ林道から尾根に取り付くと樹林帯となり、
そこは直射日光が当たりにくいことから雪が固まりきっていない。
それでスノーシューを装着。
また快調に歩を進める。
そしてこの尾根はやがて極端に傾斜がきつくなる。
そこでスノーシューをデポし、
アイゼンを装着した。
固い雪面にアイゼンがよく効く。
しかし早くも雪が腐った部分もあり、
この斜面の突破に時間を要した。
8時40分、CO.360で尾根の頭に上がった。
ここからはこれから登りゆく稜線も、
来し方のルート全体もすっきり見渡せる。
天候も素晴らしく、絶景に感嘆の声を上げながら進む。
9時10分、稜線上。
この稜線に上がると『知来岳』の鋭角な姿を稜線の西奥に見据えることができる。
そしてその背後の『幌天狗』~『群別岳』~『奥徳富岳』の純白の山並みが実に美しい。
更に東方向に目をやると、
『西暑寒岳』~『暑寒別岳』~『南暑寒岳』~『大滝山』の山並みだ。
これらの風景はもう何度も目にしてきたが、
何度眺めてもまたそれを見たくなる。
う~ん、素晴らしい!
稜線を進むとどんどん『知来岳』が近付く。
Toshiがやけに張り切って先頭を行く。
そしてHiromiが続き、私は写真撮りで最後尾。
最後の急な斜面を登りきり、
9時45分、『知来岳』。
いやあ、今日は休みを取ってよかったあ!
回を重ねて登ってきた山であるゆえ、
過去にもこんな晴天に恵まれたことはあった。
しかし、この日は私の弟と娘が一緒だ。
これがまた格別だ。
頂上をあとにして下山を開始すると、
Toshiがやたらと跳ね回る!
そしてやっちまった!
アイゼンの刃がパンツの右脚に接触し、
ふくらはぎの辺りから脚の付け根近くまでを一気に裂いてしまった。
しかし全く臆することのない敏。
今頃はもうそのことさえ忘れてしまっているだろう。
下山もまた高度感のある素晴らしい風景を目にしながら楽しく下る。
そして尾根から下る急斜面に入る地点で昼食とした。
迫力ある風景を眺めながらの昼食は格別。
昼食後は腐った雪に難儀しながら急斜面を下り、
スノーシューデポ地点で「ホッ・・・」。
スノーシューを装着するとホッとする。
それからはスノーシューのおかげで楽に淡々と下り、
12時20分、駐車地。
いやあ楽しかった!
やはり山は晴れると100倍楽しいねえ。
帰宅してHiromiといつもの「サイゼリヤ」へ。
実はこの度Hiromiが転勤となり、
江別市在住としては最後の「サイゼリヤ」となった。
この翌日近隣の町へ引越しよ~
2018.2.18 『察来山』(590m)
今日も天気予報は良くなく、
北の方は雪マークなので、また夕張に出かけるつもりでいた。
ただ、昨日の深い雪を思い、今日はスキーで登ることにしていた。
朝7時半に家を出て、Hiromiを迎えに行った。
家を出て少し走ると、私が住んでいるところは少々標高が高いものだから、
ゆるい坂を下って行くときに増毛山地が目に入る。
それを見て今朝はビックリ!
純白の増毛山地が輝いているではないか!
また天気予報にだまされた。
Hiromiを拾ってそのまま北に向かった。
どうせ「今日は雪に降られなきゃいいな」
程度のことしか考えていなかったので、
ゆっくり出発したのだが・・・
全くあてにならない天気予報なので、
今朝の晴天がいつまで続くのかわからず、
Hiromiと二人して、
青空が広がっているうちに早く登ってしまいたいと、
気持ちだけが焦り出す。
そして時間がないことから、目標を『察来山』に決めた。
たっぷり降った雪が木々に大量にまとわりつき、
車を走らせていても周りの景色がとても美しい。
いつも車に乗ると寝込んでしまうHiromiも、
今朝はそんな景色に魅せられ、「綺麗!」を連発する。
また、車を走らせながらちょっと心配していたことがあった。
それは駐車地の問題。
長く降り続いた大雪で除雪が追いつかず、
いつもの駐車スペースが、雪に埋もれているのではないか?
しかし、そこに着いて「ホッ・・・」
道々滝川~浜益線の青山トンネルから浜益方向に少し下ると、
四番川と出合う地点がある。
そこに広い駐車スペースが確保されている。
何故そこに広い駐車スペースが確保されているのかというと、
すぐ近くの上空に送電線が走っており、
送電事業の中でトラブルが発生した際、
緊急車両や工事車両が現場に駆けつけ、
速やかに対処に当たるためだと推察する。
間違っても登山者のためではないこと、
それだけははっきりしている。
しかしながら『察来山』に登るためには、
あまりにも絶妙な地点に確保された駐車スペース。
今回も利用させていただいた。
毎シーズンのように登っている『察来山』であるが、
ひところは山中で他の登山者に出会ったものだが、
近年は誰にも会うことのない、
静かな山旅を楽しめる環境に変わった。
一見さんが一通り登り終えたということだろうか?
今日も結局我々二人だけだった。
9時30分、駐車地をスキーでスタート。
四番川に沿う林道をたどるのだが、
やはり雪が結構深い。
ラッセルを交代しながら進む。
しかし、Hiromiがラッセルしたあとを着いていくと、
体重が重いせいで、Hiromiのトレースよりもう一段一歩一歩沈むので疲れる。
歩き始めて1時間で林道分岐となる。
この分岐を右に進むと『察来山』方向に導いてくれる。
また左の直進する林道は地形図に載っていないので、
どこまで続いているのかわからない状況だ。
私はいつも分岐の間に張り出した尾根に取り付いて、
尾根筋を登って行く。
短縮ルートだが、傾斜のきつい部分がある。
そこをHiromiがスキーで登れるか少々不安だったので、
遠回りにはなるが、林道を進むことにした。
林道は傾斜がゆるいので楽に進める。
ただ、やはり雪が深い。
そしてCO.390mで林道を離れ、北に向かう斜面に取り付いた。
ここからは傾斜がきついので、
ジグを切りながら進むも、グイグイ高度を上げる。
と同時に背後に複雑な地形を持つ下界の景色が広がり出す。
複雑な地形の南側には『ピンネシリ山』と『神居尻山』だ。
そんな景色を楽しみなが登り、
11時40分、550m台地西端。
登路の林道から見えていた馬の背状の東西に長い台地だ。
ここは南側の雪庇が大きく発達するところ。
ところが今シーズンは雪が多いのに雪庇が小さい。
「へぇ~っ」と思いながら歩いていると、
突然自ら「あうっ!」という声が出てズボッ!
左足がスキーごとクレバスに落ちた。
左足はスキーを装着したままブラブラしている。
「Hiromi~っ!」と声を出したとたん、
今度はHiromiが「あうっ!」、落ちた。
馬鹿だねえ、私が落ちたクレバスのラインと同じところを踏むんだからなあ。
私は自力で脱出したが、
Hiromiはそれができずに「助けて~」。
しょうがないから手を貸した。
深さは2.5mほど。
何事もなくてよかった。
その後この台地東に進んでから、北側にある頂上部を目指す。
そして最後の登り、急斜面の上が頂上となるのでツボ足で登る。
この斜面にも浅いクレバスが複雑に走っており、用心して登る。
12時15分、『察来山』。
ここは増毛山地の展望台。
今日はそんな増毛山地の展望のみならず、
遠く表大雪や十勝連峰もくっきり見えていた。
雄大な風景を心に焼付け、下山開始。
下りはHiromiにとって危険とみなされなくなる場所までシールを付けた状態で下る。
そしてもういいだろうと、私がシールを剥がし始めると、
「何? 何してんの?? まだダメ!」。
そう言ってシール状態でゆっくり滑っていった。
ん?
滑る??
歩く???
そう、歩いているのと変わらない。
いや、それどころか傾斜がきつくなると、
横足歩きで下りだす。
いやあ参った。
こんなにスキー苦手だっけ~???
林道までそうやって下り、昼食としたが、
Hiromiはいつものカップ麺を食べず、
羊羹1個だけ食べて先に下山すると言う。
「うん、その方がいいと思う。私は世界一スキーの下手な登山者」
と言って先に林道を下っていった。
まあ、遅いから私に迷惑をかけたくないとの配慮はわかるが、
スキーが苦手なことは知ってるしぃ・・・
私はゆっくりいつもの袋麺を食べてから後を追った。
そして言うまでもないが、
駐車地に着くはるか手前で追いついた。
結論、Hiromiの下山はスキーよりスノーシューの方がはるかに速い!
何も期待していなかった天候が、
思いもしない幸運をもたらしてくれたことに感謝し、
二人して豊かな気持ちで帰途に着いた。
2017.10.21 『暑寒別岳』(1,491m) 早くもスノーシュー始動!
この週末は土曜日休みを取って、土日の山行だった。
金曜の終業後、Hiromiを拾って増毛へ向かった。
途中の北竜辺りで車中泊をして、翌朝『暑寒別岳』箸別登山口に向かう予定だったが、
頑張って登山口まで走り抜いた。
そう、頑張ったのよね~
毎日午後6時半前には缶ビールの栓を開ける私。
その時刻を過ぎて車を走らせるのは辛い。
しかし、それを克服して前泊すると翌朝が楽であり、
いつも「我慢して走っておいてよかった」と思うのだ。
今回『暑寒別岳』に登ることにしたのは、
一週間前『ピンネシリ山』の頂上から目にした『暑寒別岳』が、予想以上に真っ白だったからだ。
Hiromiに純白の世界を歩かせたくなった。
そしてHiromiはというと、今回が今年3度目の『暑寒別岳』だ。
しかもこの山に通ずる3コースを一つずつ歩いてきた。
8月に単独で「雨竜沼」経由で、9月に暑寒コースを私と一緒に。
そして今回箸別コースとなったわけだ。
土曜日の朝5時半、駐車場にやって来た車のエンジン音で目が覚めた。
その車の持ち主は単独の男性で、我々より40分ほど先にスタートした。
我々はゆっくり準備し、
6時40分、登山口をスタート。
一週間前目にした純白の姿だけではなく、
登山口周辺にも少し雪が残っていたので、
スノーシューをザックにくくりつけてのスタートだ。
このコースは1号目までが長くて気に入らない。
ただ紅葉が終わり、広葉樹には殆んど葉が残っていない。
従って木の間越しに遠くの景色が見えるのがいい。
雪が殆んどないのは2合目まで。
その先はおおよそ雪上歩きとなるので、ストックを出す。
黙々と登るが、登り慣れた登山道なのに、なんだかずいぶん長く感ずる。
融けかかった滑る雪のせいなんだろうが、それにしても長く感じながら登って、
8時25分、5合目。
そしてここを過ぎて間もなくスノーシューを装着。
先行者のツボ足によるトレースが深くなったためだ。
スノーシューを装着すると快適だ。
6合目を過ぎてすぐ先行者に追い付いた。
それから先は我々が先頭。
ルートは7合目目前でブッシュ帯を抜け、
広々としたハイマツと低い笹の大地に飛び出す。
ここからは遮るもののない世界が広がる。
と同時に、三段階の急登を経て頂上大地を目指さなければならない。
最初の急登を登りきると「8合目」の標柱だ。
そして第二の急登だが、それを登りきる辺りで下方を振り返ると、
途中で追い越したツボ足の先行者がリタイヤして下っていく姿が確認できた。
装備やルートファインディングなどが難しい時期、今回の失敗が次につながるだろう。
第三の急登が最も傾斜がつくて長い。
ただそれは見た目ほど長くはなく、淡々と歩を出せば、やがて広々とした大地に出る。
と同時に南方向に『暑寒別岳』の頂上が見える。
素晴らしい天候の中の歩行、少々風は強いものの、南風で暖かい。
雪はいよいよ深くなるが、スノーシューは快適だ。
10時25分、『暑寒別岳』頂上。
そこには360度遮るもののない世界が広がっていた。
いつもはたいして風景なぞ見つめないHiromiもゆっくり絶景を堪能している。
じっくり写真を撮って、下山開始。
そして6合目近くで昼食。
その後間もなく登ってくる単独の青年とすれ違った。
ところがこの青年の顔を見てすぐにわかった。
ちょうど2年前の『狩場山』で出会った青年だ。
しばし立ち話しをして別れた。
その後黙々と下って、
13時25分、登山口。
いやぁ、晴れているから景色が美しく、
その上暖かく気持ちがいい、申し分のない一日だった。
楽しかったねえ~
登山口を離れ、車を走らせると、登山口より下の標高での紅葉が素晴らしかった。
一面黄色の世界が広がっていた。
そんな紅葉美を楽しんだあとは新信砂川の河原に寄って、汚れた登山靴を洗う。
昔から『暑寒別岳・箸別』の後はここに寄って汚れたものを洗って帰ったものだ。
その後、新十津川温泉で汗を流し、『浦臼山』麓に移動して車中泊。
「カンパーイッ!」
2017.9.2 『暑寒別岳』(1,492m) 懐かしい暑寒(増毛)コース
この週末も土曜日は休みを取っておいた。
金曜の終業後、Hiromiを拾い、増毛へ向かった。
毎度裏切られる天気予報ではあるが、
結局最終的にそれに頼らざるを得なく、
この度もそれに従って留萌地方を目指したわけだ。
そして『暑寒別岳』だが、今回は開かれた登山道3本のうち、
Hiromiがまだ登ったことのない、増毛から登ることにした。
土曜の朝7時30分、「暑寒荘」前の登山口をスタート。
随分久しぶりのこのコースは、片道10kmの長い樹林帯歩き。
長い歩行の最中は、色々なことを考える。
私が『暑寒別岳』に初めて登ったのは、大学1年生の時だった。
今から44年前のことである。
当時住んでいた滝川市から友人と二人でバスに乗り、
終点の暑寒別ダムまで入り、
そこから徒歩で「南暑寒荘」へ。
そしてそのまま雨竜沼まで登って、西の端でテント泊した。
翌日『南暑寒岳』~『暑寒別岳』を縦走して増毛に下った。
途中で飲料水を切らし、
「暑寒荘」に下って小沢の水をがぶ飲みしたことをはっきり覚えている。
そして砂利道をを増毛に向かってトボトボ歩いていると、
車で通りかかった親切な方が、
増毛駅まで乗せていってくれたっけなあ・・・
通算20回ほど登った『暑寒別岳』だが、
最も回を重ねたのが箸別コースで10回ほどか。
そして雨竜沼、増毛コースは各々5回ほど。
その増毛コースを最後に登ってから、
もう13年になることをこの登路で思い出した。
最後に登ったのは我が愛する女房と二人であった。
ところが下山の急下降で転倒した女房、
岩にぶつけた額が拳大のコブに腫れ上がってしまった。
びっくりしたがもどうしようもなく、
女房のザックを私が持ち、
女房は飲料水を浸したタオルで患部を冷やしながら下山した。
江別市まで戻って救急病院に飛び込んだが、
打撲で済んだことが幸いだった。
そんな思い出をあれこれと思い返しながら、
全く見通しの利かない単調な登りに耐えて、
9時ちょうど、5合目。
上部はガスが覆ってきた。
更に淡々と歩を進め、
10時ちょうど、9合目。
このコースはこの辺りが一番きつい。
急登に加えてガレた登山道が非常に歩きにくい。
足元の石が転がったり、滑ったり。
思えば我が女房はこの下りで足を滑らせたのだ。
そんな辛い登りを経て広い頂上大地に飛び出す。
そしてすぐに箸別コースとの分岐が現れる。
ここから頂上までは緩やかなアップダウンを繰り返しながら進む。
花の時期には色々な花が咲き乱れる辺りだ。
10時25分、頂上。
ガスに包まれて、殆ど何も見えない頂上には先行者の男性が一人だけ。
珍しく静かな頂上だが、我々はすぐにその場を離れ、
少し戻った岩場で早い昼食とした。
下山に入ると、上部のガスは益々濃くなり、
その最低高度を抜けるとスッキリとはいかないが、
下界を見通せるようになった。
下りも長いが、休むことなく淡々と下り、
13時25分、登山口。
1合目から下の登山道はドロドロ箇所が複数あり、
一旦車に戻ってから、
登山口そばの小沢に登山靴を持っていって洗った。
登山口そばに靴を洗える沢があると、本当に助かる。
あとかたずけを終えると浜益まで戻り、
浜益温泉で汗を流して『神居尻山』麓に移動して「カンパーイ!」
2017.5.3 『704m峰』(浜益・御料地)
昨日の朝、御料地(石狩市浜益区)の牧場で目覚めると、
天気予報通り良い天候だった。
この日は久しぶりに『浜益岳』に登ろうと思って出かけたが、
前日『別狩岳』から見る『知来岳』も異常に融雪が進んでいるのを目にし、
「今のうちに登らなきゃ!」と変更した。
ただ、融雪の異常な進行は山肌だけにはとどまらず、麓の雪が全くない。
毎年遅くまで林道の雪が融けず、
最終人家近くから約4kmのアプローチが当たり前となっている。
ところが昨日は林道奥の尾根取り付き点近くまで車が入れた。
この時期にこんなことは初めてだ。
しかしその分尾根取り付き点辺りの融雪も進んでいるわけで・・・
林道下部からの取り付きは無理で、林道上部から沢に下りた。
沢沿いの雪渓を伝って登ることにしたのだが、ここでアクシデント!
沢で渡渉の際、飛び越えて対岸の笹を掴んだ。
ところがこの笹が、ビロ~ンと伸びてくる。
慌てて必死にたぐり寄せるも、体が起きるには至らず、
ゆっくりと尻から仰向けに着水してしまった。
ザックと下半身がずぶ濡れだ。
登山靴も片方に水が入ってしまった。
リタイア?
いやいや、素晴らしい天候を考えるとそこで終わるわけにはいかない。
しかし下半身と靴中がベッチャベチャでは長い距離を歩く気になれない。
そこで、目的を変更した。
沢筋を詰め、残雪が多くなったところを見計らって尾根上に出た。

そして稜線まで上がったところで西の『知来岳』をやめ、
東の『704m峰』を目指すことにした。
『704m峰』の特徴ある頂上部は、遠くから見てもすぐにわかる。
以前からこのピークに立ってみたいという思いがあったので、良い機会と捉えてGO!
稜線からは増毛山地核心部の美しい山並みを背に歩く。
歩いているうちに下半身は乾いてくるが、靴中はグチョグチョのままで不快だ。
稜線に上がった地点から数十メートル高低のアップダウンを経て『704m峰』の頂上に立った。
南側がすっぱりと切れ落ちているので高度感があり、展望が大変良い。
向かい側に前日登った『別狩岳』を中心とした山塊が、どっしりと構えている。
こんな名も無きピークでも、初登というのはそれなりの感動が得られるもの。
アクシデントから立つことになったピークに別れを告げてからは、
来たルートをもどらず、ピークの西側から直線的に林道まで下った。
駐車地に着くと、まだ10時半ではあったが、
GW前半の山行はここで打ち切ることにし、帰途に着いた。
GW後半は明早朝出発する。
2017.5.2 『別狩岳』(726m)
ようやく始まったGW。
私の休日は2(火)~7(日)日までの6連休。
山行は前半、後半で分けることにした。
Hiromiがやはり同日程で6連休なのだが、
前半の3日間を仕事絡みで取られてしまった。
誠に気の毒である。
昨日の朝ゆっくり家を出た。
増毛山地に向かったのだが、道中で目にする山々の融雪がまた驚くほど進んでいた。
根本的に積雪が少なかったため、ちょっと気温が上がるとすぐに融けてしまう。
それで慌てるように『別狩岳』に登ることにした。
この『別狩岳』だが、このブログで何度も紹介してきた南の『別狩岳』(666m)とは違う。
その北約10kmのところに同名で北の『別狩岳』が存在する。
そしてこちらの『別狩岳』は未踏であった。
北の『別狩岳』には春になり、融雪が進む時期まで駐車スペースがない。
それでおっくうになり、ついつい登らないまま時が過ぎてしまった。
今回はもう「登れるのか?」と心配になるくらい融雪が進んでいたので、
五番川に沿う林道の入口の雪が融けていた。
9時、林道入口の駐車地をスタートした。
地形図によると、五番川に沿う林道が消えてからも、
川に沿って登り、適当なところから急斜面か、
「629mP」に続く尾根を伝って登るのが最短のようだ。
しかし五番川は結構な水量が有り、林道が左岸で切れることから、
必ず右岸に渡渉しなければならない。
下山で靴中を濡らすのは構わないが、登路では絶対に濡らしたくない。
それで一旦南側に周り、複雑な尾根を伝って「565mP」を目指すことにした。
尾根の下部はどこもここも雪が消え、取り付き点を探すのに時間がかかった。
一旦奥まで林道を進み、また戻って尾根に取り付いた。
しかし残雪は少なく、尾根の頭は濃いブッシュや笹で歩けない。
北側の斜面に残る残雪をトラバースしながら徐々に高度を上げて行く。
それでも残雪が足りず、随分ブッシュ漕ぎを強いられた。
ただ、北側には2本の開けた沢筋が見て取れ、
いつでもエスケープできる安心感かある。
悪戦苦闘を続けながらも開けた斜面に出ると、「565mP」は近い。
「565mP」をトラバースして「629mP」へ向かう。
この頃になると、西に『別狩岳』が姿を現した。
あとは淡々と登り、
12時30分、「629mP」。
そして稜線を歩いて、
13時15分、『別狩岳』。
頂上の先には同高度のピークが見えているので、一応足を運んだ。
「629mP」に戻って遅い昼食をとり、下山を開始。
下山はそのまま五番川に下る。
急斜面から狭い沢へ。
沢は間もなく五番川に吸い込まれた。
五番川はやはり水量が多かった。
雪融けの増水で流れも速い。
登りに利用しなかったことは正解だった。
登りに利用していたなら、必ずリタイアしただろう。
林道に出るまで少しでも歩きやすいところを求めて、
3度渡渉を繰り返したが、最初膝上だった水量は、しまいに股間まで達した。
15時30分、駐車地。
久しぶりの冒険的な山行で楽しかった。
浜益温泉で汗を流し、御料地の牧場で一人宴会!
カラカラの喉に冷たいビールを流し込み、
「う、うめーっ!!」
2017.4.23 『627m峰』(新十津川町)
この一週間も早出、残業の毎日で忙しかった。
ただ、土曜出勤はひとまず今回まで。
来週から6月いっぱいまでは土日が休日となる。
昨日の終業後、Hiromiを拾って新十津川町の徳富ダムに向かった。
当別町から新十津川町に入る町界の青山トンネルを抜けてびっくり!
10cmを超える積雪だ。
湿ってはいるが、夏タイヤなのでゆっくり慎重に走行。
高度が下がると路面の雪はなくなった。
そんな積雪がわざわいをもたらした。
今朝6時過ぎに徳富ダムの駐車地をスタート。
当初は『知来岳』を往復するつもりでスタートした。
ところが歩いているうちに湿った新雪が量を増して歩行を妨げる。
それで往復20kmを超える『知来岳』をやめて『徳富岳』に変更した。
湖の側道から急斜面を登り、尾根に上がる。
『徳富岳』にはもう何度も登っているが、ダムから登るのは初めてだった。
ちょうど良いルート開拓ができると思った。
ところが積雪は増え続け、15cmほどとなる。
しかもこの時期らしからぬ雪の腐りよう。
地形図に示された「627.3m」標高点に達する頃には、
もう腰のあたりまで雪に埋もれてしまう。
スノーシューを持参しなかったことを後悔するも、
今日の湿った新雪では、スノーシューのアイゼンが雪団子になってしまう。
Hiromiと二人して、即中止を決断。
この時期にしては嫌な降雪であったが、
辺りも濃いガスで何も見えない。
まあ、こんな日もあるさ~
さて、「サイゼリヤ」に行って、うまいワインを飲んでこよっ!
GWは晴れまくってくれることを祈ってますよ~
2017.4.1 『大滝山』(1,038m)
この週末は、この時期としてはたまたま土日連休。
金曜の終業後、Hiromiを拾って新十津川町を目指して車を走らせた。
そして1時間ちょっとで新十津川町南幌加の徳富ダムに到着。
翌日曜は、そこを起点に『知来岳』を往復することにしていた。
ところが、日曜の早朝外に出てダム湖を見下ろすと、
去年の同時期には融けだしていた湖の氷が、いまだ全面結氷のままではないか!
そこで『大滝山』への変更を即断。
実は昨年の同時期にも未踏の『大滝山』に登ろうと訪れたのだが、
湖の氷が融けだしており、
水量の多い徳富川の渡渉も困難であることから断念した経緯がある。
予期しないチャンス到来を、決して逃しはしない。
6時30分、ダムの駐車スペースをスタート。
しばらく湖の側道を歩き、適当な斜面から湖に下りた。
結氷した湖上は雪が固く締まって歩きやすい。
スノーシューを背負い、ツボ足で歩を進める。
7時20分、、湖から徳富川左岸に上がる。
そしてその後は一貫して左岸沿いに進む。
急な変更だったため地形図は用意していなかったが、
頭の中には予定ルートが記憶として残っており、何の問題もない。
徳富川の雪が締まった左岸を淡々と歩き、
8時30分、尾根取り付き点。
ここで陽光に照らされた急斜面の雪が腐り出し、スノーシューを装着。
急登は長くは続かず、傾斜が落ちて広く緩やかな尾根歩きとなる。
CO.804で尾根の方向が西向きから北向に変わる。
それからが長い。
白樺とダケカンバの疎林をゆっくり登っていく。
そして9時45分、
広い928mPに達すると、
初めて『大滝山』の頂上部を目視することができた。
また、そのころになると足元の雪質が最中状態で歩きにくくなり、
純白の頂上部がやけに遠く感じられた。
ただ、常時左手に広がる『知来岳』への美しい稜線風景が、辛い登行を癒してくれる。
しかし、その稜線の雪庇が異常に小さく、小雪の今冬を象徴しているようだった。
歩きにくい登行に耐え、
10時50分、『大滝山』頂上。
『知来岳』や『奥徳富岳』の姿を東側の直近から目にするのは初めてだったので、大変新鮮な思いだ。
無風の非常に穏やかな頂上で、ゆっくり昼食を摂った。
ラーメンをすすりながらも見入る360度の風景は、正に絶景。
昼食後、下山はルートを変えた。
頂上から徳富川を直線的に目指して、広い斜面をひたすら下った。
そして斜面が切れると小沢へ。
小沢を下って行くと、やがて徳富川に出て、
12時30分、そこがちょうど登路の尾根取り付き点だった。
その後の徳富川左岸線と湖の歩行がまた長い。
歩いているうちに、すぐ飽きてしまい、
何か目新しいものはないかと、
辺りをキョロキョロしたり、振り返って下降してきたルートを確認したり。
それでも淡々と歩を出せば、いつか着く。
14時25分、駐車地。
思いがけなく未踏だった山に登ることができた満足感に満たされ私。
Hiromiはまた初登の山に登ることができたことと、
雪上での歩行距離約23kmを踏破できた余韻に浸りつつ、
新十津川温泉に向かった。
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