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ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#25

2006年09月29日 | 模型製作代行
塗装前に残っていたキャノピーの接着を行いました。

その前にキャノピーを中性洗剤でよく洗い、表面に残っていたコンパウンドを出来る限り取り除き、その後自然乾燥して綿棒で内側を乾拭きして接着しました。

なぜそこまで、、、と思われるのでしょうがキャノピーの曇りを防ぐためです。
自然乾燥させて空拭きするのはワイングラスなんかを曇らせない方法と同じです。

まぁ本当の理由はこの後、機体全体を中性洗剤で洗浄する為です。
つまり画像の状態で中性洗剤を使って洗浄すると、キャノピー内面は磨くことも拭くことも出来ないので、自然乾燥のみで水分を上手く蒸発させる為にはホコリはもちろん、表面の荒れがあると綺麗に水分が蒸発せずに、曇るからです。

コクピットはキャノピー取付前に全体につや消しクリアーを吹いて、
中が光ってディティールがつぶれるのを防いでおきました。
ガンダムデカールのつやが中々消えなかったので、様子を見ながら数回吹き付けました。

で、空中給油プローブを取付けて塗装前の組立てはこれにて完了です。
プローブは両機とも右に傾いて付いているパターンにしました。
傾いている理由はパイロットの視界確保のためでしょうかね。
A-6系はパイロットがこのプローブを目安にバンク角を知れるので便利という話もあるのですが、プローブが傾いているなら中央にある窓枠を目安にすればいいだけですから、傾けて視界を確保するほうが重要なのでしょうね。

さて、来週からいよいよ塗装に入れそうですが、実はまだキャノピーに手を入れなければならないのですが、それは次回のレポでお伝えするとしましょう。

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#24

2006年09月28日 | 模型製作代行
ジャミングポッドにプロペラを接着して、
前脚ドアのパーツを切り離し、ランディングライトを透明化するために
ドリルで穴を穿ちました。


次に、前側のメインギアドアのスジ彫りを追加。

プラウラーの場合イントルーダーと違って、メインギアドア前側は
通常閉状態なんですね。
キットでは胴体パーツの一部になっているんですが、
ドアのパネルラインが完全に省略されているので、
スジ彫りを追加しました。

次に、アレスターフック付根にチャフフレアポッドのモールドを
0.12ミリのプラペーパーを貼って再現しました。

ピントがあってないので見づらいですね
と同時に成形時に埋めてしまった(といっても穴の位置が全然が合っていなかった)
燃料タンクパイロン取り付け用の穴を穿ちました。
もちろん、タンク装備なしとご要望のTさんのものには穴は空けていません。

次に、垂直尾翼下端にある子羽根を0.3ミリプラ板で追加。

これは多分、機体尾部下面にある燃料放出口から燃料を投棄する際、
尾翼上部にある電子機器に燃料が掛からないための配慮なんでしょうね。

とまぁ、残っていた改修を全て終わらせましたので、
残る組立てはキャノピーと燃料給油プローブの取り付けだけとなりました。

でも、、おかしなことを発見しました。
それがこれ。

なんと、内側につくパイロンが2種類あるんですね!!
もしかしてパーツ無くしたかな?とも思い、
使用しないパーツやらなにやら全てのパーツを確認したのですが、
パーツの紛失はありませんでした。

ということは内側のパイロンはキットのロットによって違うのかもしれません。
きっとどこかのロットから内側パイロン部の金型を改修したんでしょうね。

ということなのですが、、
今回は片方はミサイル装備、片方は未装備状態を再現しますので、
その状態にあわせて振り分けて使わせてもらおうかと思っています。
具体的に言えば、右側をTさん用に、左側をKさん用にする予定です。

ミサイルを装備する場合、パイロンにアダプターを咬ませているかは
まだリサーチしていませんが、AGM-84だと必要だったと思います。
もしアダプターが必要ないようであれば、
下の部分を切り取る必要があるのですが、
確かアダプターを咬ましてミサイルを装備した画像を見た記憶があるので、
恐らくそのままでOKかと。

どちらにしても、この件はまたレポしたいと思います。

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#22

2006年09月26日 | 模型製作代行
どうも気に入らなくて、結局ジャミングポッドのプロペラは、作り直しました。

素材をプラパーツに置き換えただけともいえますが

ともかく、最初は"はんだ"付けでなんとか出来ないものかとやっては見たものの、
あっちを付けてる最中にこっちがポロっと取れてしまい、どうにもなりませんでした。
そこで瞬着で仮止めして"はんだ"に挑んだのですが、これでもどうにも上手くいきません

仕方なく瞬着にて留めて綺麗に成形を目指したのですが、
瞬着は固まると非常に固くて、成形してると羽根がポロっ、、、と、
なんてことが2度3度、、、。

なんか他に良い方法はないかとベッドに入る前におまじないして睡眠
すると! あ~プラでやればいいのかぁ←ピカ~ンと発想(笑)
プラなら接着剤でプラ同士が溶けてくっつくので"はんだ"と似た様なものだと気がついたのです。

でもって伸ばしランナーで約1ミリの棒を製作(これも何度も失敗しました)。
1ミリプラ棒があれば真円に出来たのですが、
出来たものを見たところ、それほど扁平はしていない感じです。
1ミリなら伸ばしランナーで出来るからいっか、、といって
エバーグリーンのプラ棒を買っておかなかったことをかなり後悔しました
余談ですが、もうすぐタミヤから1ミリのものは■も●も発売されるようなので、
手軽に入手できるようになるみたいですね

で、0.12ミリのプラペーパーで羽根を製作。
流し込み接着剤をほんの少しだけ付けて仮止め(あんまり派手にやるとプラペーパーが溶けて影も形もなくなるので)。

その後、エポキシ接着剤をメモ用紙の上で混ぜて、
裁縫用のマチ針の先を利用して根元に塗りました。
(瞬着で点どめする時に、私はいつもこの方法でやっています。)

接着剤乾燥後、指で触ってみましたが、プラは金属材料より粘り強い(弾性がある)材質ゆえ、触っても変形して元に戻るぐらいしっかり接着できていたので、
これで大丈夫かと思います

で、ジャミングポッド本体側は放熱板が省略されていたので、
これも0.12ミリのプラペーパーを貼って再現しておきました。
これまでレポしていませんでしたが、プロペラの軸を差し込む部分には
内径1ミリの真鍮パイプを差し込んであります。
ただ穴を開けただけだとまっすぐに取り付けるのに苦労しますからね。

あとは、Kさん用のミサイルをいつもの様に排気口に穴を穿って
表面処理しておきました。

Tさんのご依頼はジャミングポッドのみでOKということなので、
いよいよ塗装に入れそうです。

が、、、まだ最終的に必要と思われる部分の工作と、
キャノピーの接着があるので、塗装まではもう少しかかりそうです。
オレ。

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#21

2006年09月25日 | 模型製作代行
ジャミングポッドのプロペラの工作をしました。

ポッド側に穴を開け、プロペラ本体は1ミリ真鍮線に0.1ミリ厚の真鍮板を切って瞬着で付けました。

一番右側のものはおおよそ接着剤の処理が終わったものです。
他は一晩寝かせて瞬着が完全に固まったあとに処理します。
結構存在感のある部分なので丁寧に接着剤を処理しようかと思っています。

で、前に書いたレポの訂正なのですが、
兵装は私の勘違いで、ジャミングポッドを4基装着できると書いていましたが、
キットは1機につき2基なので、ジャミングポッド2基+ミサイルという兵装になります。

また、AGM-84は「SLAM」と書きましたが、
ハープーン体艦ミサイルなのだそうです。
ありがたいことに、Webでその筋に詳しい方々にご教授頂きました。

ですので、万が一変更をご希望であれば、
私信にてご連絡ください。

間違えてしまってスイマセンです

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#20

2006年09月22日 | 模型製作代行
本日も引き続き小物の表面処理のレポです。

今日は脚柱関係をレポります。
特に変わったことはしていないんですけどね

ごく普通にデザインナイフやカッターでかんな掛けしたり
#600のペーパーで丁寧にPラインを消しただけです。

一緒に画像に写っている筆は削りカスを払うために使っている筆です。
剛毛のもの、柔らかいもの2種を使いわけています。
折れそうなパーツは柔らかい筆で削りカスを払っています。
どちらも100均などで手に入るものです。

で、上に写っているのはハセガワのトライツール(小ノミの平)です。
もうこれがないと模型作れないってぐらい使ってます。

今回は脚カバー内側の凹んだ部分のカンナ掛けに使いました。

で、もう少し寄った画像が↓コレです。

これだとハッキリわかりますが、
メインタイヤ、ノーズタイヤとも自重変形の削りを入れておきました。
とは言っても、ノーズタイヤのダボ跡の処理に困って、
その部分を平らにしたついでにという感じです。

ノーズタイヤにはトレッドパターン(らしき)モールドがあるので
Pラインの処理をするとパターンが消えてしまいそうだったので
Pラインに軽くカッターでカンナ掛けして#1000のペーパーで仕上げました。
ただ、画像だとパターンのモールドは見えないんですけどね

前脚カバーはまだ切り離していません。
着陸灯をクリアーパーツにするか悩み中です。

これで、おおよそ小物の表面処理は終了ですね。

あとは、ジャミングポッドとミサイルの工作が終われば
ようやっと塗装に入れそうですオレ。

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#19

2006年09月21日 | 模型製作代行
小物の表面処理に入りました。
画像のものの作業が終わりました。

本来なら細かな作業状況をレポらなければいけないのですが、
まだギア本体などなどの表面処理が残っていますので、
またの機会にさせて頂きます。

というのは、そろそろ兵装にも手を付けなければいけないのですが、
キットには色々なミサイルが入っているため、
どれを装備したいかを確認しなければいけませんので、
本日はそのレポにさせて頂きます。

簡単に言えば、ジャミングポッド4基装着。
ジャミングポッド2基+ミサイル2基装着。
ジャミングポッド2基+TER(爆弾用トリプルエジェクターラック)
という選択になるのですが、
キットには以下画像のパーツがあるんですね。

簡単に言えば、ミサイルは番号の大きい方が最近開発されたもので、
どれも空対地ミサイルの範疇に入るものです。

上段左から順番に
対レーダーサイト用ミサイル「シュライク」
空対地ミサイル「SLAM」
中距離対レーダーミサイル「HARM」
中距離防空ミサイル「スタンダード・ミサイル」
多連装爆弾ラック「TER」となります。

空対地、対レーダーミサイルは、それぞれ射程距離や誘導方式に違いがあり
シュライクよりSLAMやHARMの方が高性能ですね。

スタンダードミサイルはいわゆるイージス艦などに
狂ったように積まれているミサイルで、
対空の他に対巡航ミサイル用なども存在します。
話題騒然のテポドンを迎撃するためのものもこの延長線上にあるミサイルですかね。

TERはイントルーダーの時に記事を書いているので
分かるかと思います。

ということなんですが、
まぁ対電子戦装備状態なら
ジャミングポッド4基。
またはジャミングポッド2基(内側)+SLAM又はHARM

対電子戦+地上制圧任務なら
ジャミングポッド2基(内側)+シュライク
またはジャミングポッド2基(内側)+TER

電子戦+防空任務なら
ジャミングポッド2基(内側)+スタンダードミサイル
といった選択が可能なのですかね。

ということで、
依頼者の方には後ほど
どの装備にされたいかを私信にてお伺いしますので
宜しくお願いします。

あー、、ただ、、私、ミサイルってあんまり詳しくないので
間違っていたり、こういう装備でいってくれというのがあれば
遠慮なくお伝えください。


ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#18

2006年09月20日 | 模型製作代行
またまたデジャブ画像で恐縮ですが、
機体側の残っていた表面処理を終わらせました。
以前のレポ画像となんら変わらなく見えますが、
コクピット枠周りの黒に塗装した部分が
綺麗なラインになっていることが分かるかと思います。

画像のようにスタビレーターはまだ接着していません。
取り付け部が丸ピン丸穴なので
完成後も好きな角度に出来るようにできるので、
接着するかどうかかなり悩んでいます。
プラパーツのままだと強度的に弱いので
可動にするなら真鍮パイプと真鍮線を入れようかと思っています。

さて、機体やコクピット、キャノピー
といった主要部分の作業が終わったので、
次からは、ようやっと小物の工作に入ります。

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#17

2006年09月19日 | 模型製作代行
プライベートが少々バタバタしていて、
1週間ぶりの更新になってしまいました。

1週間、日々ひたすらキャノピーを磨いておりました。

↑こんな感じでほぼ作業完了ですが、
まだ弱冠デコボコしているところが2箇所ほどあるので、
暫し他の作業をしたあとまた少し磨きたいと思います。

なにも1週間も磨かなくとも、、、と言われそうですが、
なにしろキットのキャノピーが非常に薄いので
力を入れて磨くと割れる恐れがあったので、
集中力が切れてからの作業を控えていたために
日数がかかってしまいました。
成形が悪く小さなデコボコが多々あったのも時間がかかった原因です。

うーん、、、それでも極細のクラックが2箇所ずつほど出来てしまいました
ただ、これは2機分ともまったく同じ場所にあるので
キットの成形上やダボから切り離す時に出来たものかもしれません。
薄刃ニッパーで慎重に切り離し、
バリからクラックが出来ないように、まずはバリ取りペーパーがけ、
その後順次番手を上げながら#2000までペーパーがけ。
事後コンパウンドと慎重に慎重に作業したんですけどね

目を凝らさないと見えない程度ですが、
何よりそこから割れるのが一番の恐怖でした。
失敗してもハセガワやタミヤならアフターパーツの取り寄せも可能ですが
ドラゴンの場合、今のところそういったサービスは受けられませんからね。


で、機体に乗せてみると↑こんな感じになります。
計器を表現したデカールもバッチリ見えますし、
操縦かんその他も良く見えます。
内部が歪んで見えることもないようです。

狂ったようにコクピットに手を入れてきたのは
始めにパーツをチェックした際、キャノピーにの薄さに気がついていたためです。
まだ水洗いが甘く弱冠曇って見えますが、
その辺りはこれからちゃんと手を入れます。


で、これが作業に使用したコンパウンド郡です
タミヤのもの3種。
モデラーズとハセガワのものですね。
私は左から順番に番手をあげながら磨く方法を取っています。

単一のものを使って単純な作業をしていると飽きるので、
その防止効果もあるかなぁと思っています

拘らなければ全部はいらないんですが、
ペーパーがけ後粗めから順次やっていくと、
平滑度があがり、キャノピー越しに見えるものの歪みがなくなるので、
ベストを追求するならあった方がいいという感じです。

お値段はお高いのですが、右の2種あればベターでしょう。
ただこの2種はコンパウンドの成分がいつまでも研磨面に残り
水洗いしても曇った感じになりますし、
作業の途中で乾拭きしないと、どのくらい磨けているかの判断がつきずらいので、
ボッーっとしてやっているとエンドレスな作業になりかねません。

その点タミヤのものは、
あまり研磨面に残らないので、そういう部分が凄く良いです。

まぁ好みや状況にあわせて買えばいいのかと思います

ドラゴン 1/144 EA-6Bプラウラー 製作代行#16

2006年09月12日 | 模型製作代行
同じような画像ばかりでアレなので、、
暫くレポを止めて作業に集中していました。
でも、やっぱり同じような画像からレポスタートです

↑こちらの画像はコクピット前席を仕上げて
フレームの部分を黒に塗ったものです。
ディスプレイは操縦手席のはミディアムブルー(上)と
オレンジ(下)に。
B/N席のディスプレイはミディアムブルーです。

操縦手席のオレンジの計器は敵のミサイルに狙われた時に
どの方向から狙われているかが360度方位でわかる計器ですかね。
映画「フライト・イン・ジ・イントルーダー」を見ると
な~るほど~と思えるはずです。

画像には写っていませんが、後席中央部のシリンダーもモチロン仕上げてあります。

前回のレポで計器板のシュラウド云々書いておりましたが
とりあえずそこはオミットとしました。
スケール的に厳しく、風防のフレームでほとんど見えなくなるという判断です。




上の画像は機体の接着面を仕上げ、
主翼を接着してスジ彫りを調整後、各部アンテナを取り付けた画像です。
上面はご覧のように差異があります。

理由は、使用されていた時期が違う機体を再現するためです。
画面左はKさん用のもので、
比較的最新のアンテナ配置です。

画像右はTさん用のものです。
いわゆるハイビジ期のアンテナ配置です。
依頼されている時期だと、本当は上面アンテナは1つなのですが、
2本になった時期でもハイビジだった可能性はあるでしょうし、
アンテナが多い方が電子戦機っぽいので、キットのまま2本としました。

機体下面も一箇所だけ違います。
画面左がKさんの、画像右がTさん用です。
ロービジ期の機体にはアレスティングフック付根にアンテナがあるようです。

ハイビジ期の機体にもアンテナがある機体はあるのですが、
その場合、ドップラーレーダーの膨らみがない機体のようです。
従って、Kさん用の方にはアンテナは付けませんでした。
ドップラーレーダーの膨らみがキットで再現されてますからね。


で、こちらは
キットのままでは全然存在感のなかった後部アンテナです。
2ミリプラ棒で工作しました。

ず~っとコクピットの画像ばかりだったので
妙に新鮮なレポな気がしますし
だいぶ進んだ気がしますね