今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

ベンガラの里:岡山県・吹矢へ…

2005-03-18 01:15:07 | 知らない町を歩きたい…
2005年3月8日「青春18きっぷ」で岡山県・備中高梁へ。
駅前から備北バスで、山間の狭い道路を約1時間ほどで吹矢の
集落に到着。標高550mの山間部にあり、江戸後期から明治・大
正にかけて銅山とベンガラで繁栄し、現在の町並みの基礎が出
来たそうです。
ベンガラとは赤色顔料で銅山の副産物から作られ、江戸時代か
ら昭和40年頃まで生産されていた。ベンガラで塗られた現在の
街並みは江戸・明治・大正の時代からの建築物が残されていて
「国選定重要伝統的建造物群保存地区」になっている。
行楽シーズンは、賑わうそうですが、私が訪れた日は人の姿も少
なく、ひっそりとした集落でした。でも、帰りのバスを待つ間に
「楓」というお店に立ち寄り、いろいろとお話が出来て、有意義
なひとときが過ごせたことが忘れられない思い出になりました。
そこは江戸時代からの建物を小さな喫茶店に…。ここで生まれ育
ち、吹矢小学校の女先生を長くされた方で、吹矢の町の生き字引。
今年76歳、昔の話などが聞ける貴重な存在…。いつまでもお元気
で長生きをして頂きたいと願っております。
時間が無くて、足を伸ばす事が出来なかったですが…ベンガラで
莫大な財を残し、城郭を思わせる広兼邸は、映画「八つ墓村」の
ロケが行なわれた場所として有名。
これから訪れる方は、最初に広兼邸へ行かれると良いでしょう。


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