シリーズで描いた、「それがそれらしくある」の一枚。
お隣から頂いたレモン。
手にした時に、
「あっ」
と思った。
ー生きてるー
採れたてのレモンの、
肌ざわり、重み、
感じる何か。
言葉にできないものを
絵で表したいと思った。
〔画材〕アクリル絵の具 Acrylic Paint
〔サイズ〕227×158mm
〔素材〕キャンバス
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ー世界はいつだって美しいー
檸檬を手にしてそのことに気がつかされ、
絵を観てその事を思い出す。
空や海、花や鳥、
美しい景色、
目の前には美しいものが沢山ある。
人が勝手にそれにを少し汚してしまった。
これ以上、汚さないために何ができるのか、
どうしたらきれいにできるのか。
日常の出来事が
心に暗い影を落とし、
頭から離れなくなり、
全ての美しさを感じられなくなる時もあれば、
美しいものを感じて、
近づきたい、
そう思い続け、
自分の中の暗さ、
世の中の暗さが嫌になって、
無視したり、
遠く離れたくなったりする事もあった。
それでは、
自分が何処に行けば良いのか分からなくなる。
そう気がつけたのは最近のこと。
暗いところばかり見てしまう。
明るいところばかり見ようとする。
子供はそうやって成長していくけれど、
大人がそのままではいけない。
全体を観て感じ、
どうするかを考えるのが本当の大人ではないか。
最近そう思う。
目の前のひとつひとつ、
その重み、香り、手触り、音、味から、
ー世界はいつだって美しいー
その事を思い出し続ける。
息をゆっくりと吐きながら、
焦らず、
穏やかに。
それから、
しっかりと目の前の事に向き合って行こう。
問題は沢山ある!
全ては成長するための材料。
ひとつひとつ丁寧に。
本当の大人、
理想の自分に近づきたい。
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