天然コケッコー

『 天然コケッコー 』
[監]山下敦弘
[原]くらもちふさこ
[脚]渡辺あや
[音]レイ・ハラカミ
[歌]くるり
[出]夏帆　岡田将生　夏川結衣　佐藤浩市　柳英里沙　藤村聖子

　田んぼが広がる町で、小・中学を合わせて生徒が６名しかいない分校に通う、中２のそよ。
彼女の学年に、東京からイケメンの大沢が転校してきた。
ちょっと意地悪で近寄りがたい存在の大沢に、そよは次第にひかれていく。

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０７/０９/０７　【　○　】
※　　◎・・・よかった　○・・・まあまあ　△・・・もひとつ　☆・・・おすすめ

　なかなかよかったです。
まだまだこんなところがあったんだなぁ～って感じです。

私が育ったところもすっごい田舎でしたが、まだまだそれほど過疎化も進んでなく、
小・中ともに３～４クラスあったので、田舎なりに賑やかなところだったんだなぁ～って改めて思いました。

方言を聞きながら、いったいどこなんだろう？と思ってましたが、
お祭りで島根県郷土芸能って出ていたのを見て「なるほど～」と思いました。
山口や広島の方言に似ているなぁ～と思いながら聞いていたので
やっぱり近いところだと方言も似ているのですね、、、。

田んぼがたくさんあり、点在する民家は私の田舎の風景にもよく似ていて懐かしい感じでした。
四季の移り変わりをとてもきれいに撮影してあり、のどかな自然の風景が
とてもよく伝わってきました。

そよと大沢君の微妙な関係がちょっとこそばゆく感じながらも微笑ましかったです。

今回は出演していたの？と言うほどに佐藤浩市の存在感があまりなかったのですが、
その代わりに、そよのお母さん役の夏川結衣の存在感はどっしりとしていて
まるで肝っ玉母さんのようでした。（笑）

のんび～り、まった～りと進んでいく日常の光景が、あまりにも違いすぎるコントラストとして、
修学旅行で行った東京の光景を描いてあったのが印象的でした。
私も初めて東京に来た時はこんな風に感じたのかな？と振り返ってみたけど、
そよほどの衝撃は受けなかったような気がします、、、。

田舎での生活は住んでる人にしか分からないと言うところもあるとは思いますが、
都会の雑踏に比べたら、移り変わる四季を感じられる中で生活できると言うのは
素敵なことかもしれないなと思いました。

０７－１１４　シネスイッチ