『 父親達の星条旗 』
太平洋戦争の末期、硫黄島では日米軍による戦闘が開始されようとしていた。アメリカ軍は当初、5日もあれば硫黄島は落ちると目していたのだが、その予想は外れ、日本軍を相手に36日間もの死闘を繰り広げることになる。
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06/10/30 【 × 】
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4Kハプニングの時に貰った有効期限が明日までのただ券があったので、仕事が終わった後行ったらなんと・・・
今日はシネコンオープン2周年記念と言うことで、
「どなたでも1000円でご観賞いただけます」と書いてあるではないですか!
1000円で観れる日にただ券を使うのはもったいないので、ギリギリ最終日の明日に回すことにして今日はポイントとシネマイレージ稼ぎも兼ねて1000円で観ることにしました。
観たい映画は色々とあったのだけど、この作品しか時間帯がちょうど合うのがなく、戦争映画はあまり好きじゃなかったのですが、ブログ友が優しい映画だったと言っていたので観ることにしましたが・・・やはり
鬼門でした。。。
観なきゃ良かった、、、。
悲惨なだけでなく、表現が悪いのですが胸くそが悪くなってしまいました、、、。
批判的な感想しか書けないです。
唯一共感できたのが先住民族の中から戦地に赴いたアイラの心情でした。
アイラの苦悩が一番よく理解できました。
“英雄”と呼ばれるのが辛く、お酒を飲んで誤魔化すしかなく、結局お酒が元で亡くなってしまった。
とてもいたたまれない気持ちでした。
それに引き換え、何ですか!? レイニーのあの婚約者!
帰還した時に列車のホームまで彼の母親と共に迎えに行ったのはまだ頷けるが、その後のパーティーで着るドレスのことを考えたり(ルーズベルト大統領死去の報道によりパーティーを自粛しなくてはならないと分かった途端の落胆振り!!!)、それ以後の国民に国債を買ってもらうためのツアーと言う公の場にしゃしゃり出てきてレイニーに腕を絡ませカメラ目線でポーズを取るなどと目立とう精神の塊で・・・
式典の場で、新聞に載った写真に写っていたのに生きて帰って来れなかった兵士の母親に言葉をかけに行ったレイニーの側に擦り寄ってきて「お悔み申し上げます」と言うその神経!!!
お悔みを言えばいいと言うものじゃないでしょう!?息子をなくした母親に自分達の幸せな姿を見せるのって・・・?
あまりにも無神経な行動に腹が立ちました。
戦地では兵士達が命を削って戦っているのに、国内では弾を買うお金もないと言いながらもツアーと称し、綺麗に着飾った人達が酒を酌み交わしている・・・
着飾ったり酒を飲んで宴会する金があるなら戦地に回せばいかがですか!?
それと、エンドロールで映し出されていた写真・・・
報道は大事なのかもしれないけど、死と直面しながら必死で戦っている兵士の後ろから付いて行き写真を撮ると言うのは・・・?
どうして一緒に戦わないのですかって感じでした。
この映画が始まる前に、「映画が終わった後に12月9日に公開されるこの映画の2部作の『硫黄島からの手紙』の予告編がありますので最後まで席を立たずにご観賞ください」と流れていたが、さっさと退場したかったです。
誰一人として立ち上がろうとしなかったので、そこで席を立つわけにも行かず最期まで観てしまいましたが、『硫黄島からの手紙』は観ようと思わないです。