つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

健闘!「氷の華」

2008-09-11 19:55:20 | 映画・ドラマ
今朝の新聞に出た「週間TV視聴率ランキング(関西)」を見たところ、
「氷の華」、かなり健闘してましたね!
第一夜は18.8%でしたが、第二夜が20.5%の数字をたたき出し、
ドラマとしては大河「篤姫」25.1%に次ぐ第2位となっています。
5%の違いは大きいとはいえ、いい数字じゃないですか?
普段はそれほど視聴率に関心がないのですが、今回は何となく気になってしまって。

第一夜は様子見感があってあの数字にとどまったのでしょうか?
第二夜が高視聴率になったのは、盛り上がった第一夜に後押しされたことと
第一夜を見逃した人がこぞって第二夜を見たことが要因?
数字というものは、視聴者の心理があからさまに表現されますからね・・・

いやいや!それにしても、好きな俳優さんが出演している番組が
よい視聴率をたたき出すというのは結構嬉しいものですね!
高視聴率の原因は米倉さん&堺さん&彗星のごとく登場した原作者という
この話題性のある3人が融合した結果なのでしょうか?
あくまで私個人の意見ですが。

ドラマ放送から4日ほど経ちましたが、
怪しいとされていた恭子の周りの3人の女性について改めて考えてみました。
【滝沢加代】
隆之の愛人ダミー1号であるとともに、
「舞台女優」と設定することで、恭子に谷和歌子=高橋康子である
ことを知らしめるためだけの、単なる高橋康子との橋渡し役だった。

舞台女優としての劇中劇での演技には、残念ながら首をかしげてしまうレベルで
どうして劇中劇ってあんなにお粗末な作りなんでしょうね?
第二夜で、隆之と会っていた加代がキスする場面も、かなりわざとらしかったですね。
「なりゆきで」キスするのは男性ならありえるかもしれませんが、女性では・・・?
ないことはないですが、白昼堂々と(苦笑)スゴイですね!

【浜村ゆかり】
彼女にストーカーまがいの行動をとらせることで
恭子(と視聴者)に対し恐怖感をあおりながら、怪しい人物として設定されていました。
隆之の愛人ダミー2号として成立していたのかは少々疑問でしたが。

彼女を、色んな情報を掴んでいるストーカーに設定することによって、
ストーリーに動きを出そうという作家の意図を感じましたね。

【高橋康子】
隆之の愛人だったのは彼女なのですが、愛人ダミーとしては成立していたのでしょうか?
恭子の周りには、きっとまだまだ女性の知り合いがいるはずなのに
単に雑誌の取材で知り合って友人となった康子を登場させること自体が、怪しいですよね。
友人といっても恭子の前では隆之との接点は全く見あたらなかったでしょうから。
加代や康子のように怪しまれる動機がない彼女こそまさにダークホースなんですね。
よくよく考えたら分かりやすかったですね。

いたずら電話でのあの口調は、康子であると言っているようなものでしたよね?
ボイスチェンジャーを使っているのに、かすかに地声が聞こえていたし・・・
口調を変えるとか、確実に声色を変えるとかしてくれないと面白くありません。
種明かし寸前の、別荘でのシーンは
もったいぶるかのように愛人の足元しか写さず、セリフも抑えたものだっただけに
最初のほうでも、そうしておいてもらえたら良かったのに!と思えて仕方ありませんでした。

愛人候補の女性たち3人を挙げて「愛人は誰?」といいながらも、
よくよく見てみると大してそれほど怪しくないんですよね。
3人の女性がらみでもっと怪しいエピソードが満載だったら、もっと面白かった
かもしれませんね。

何やら熱く語ってしまい・・・失礼しました!
熱く語るほど、見ごたえがあったドラマだったということで。