つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

氷の華 第二夜

2008-09-08 01:22:07 | 堺雅人さん
なるほど。ああいうラストですか。
やはり第一夜のほうが盛り上がった感がありますね。

第一夜での私の推論は当たってましたが、
隆之と康子が殺されるとは・・・
堺さん、またドラマ途中で消えてしまいましたね(泣)
かなり激しいラブシーンがあって(サスペンスチックでしたねぇ)
きゃぁぁぁ~~!!と心の中で叫びながら目が点になってしまい、
つい先ほどまで目の前で繰り広げられた衝撃から立ち直れず、呆然としていたら
いきなり隆之が苦しみ始めたので、えええっ!!!???と。
壮絶な死に際でしたね。
「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」での死に様を思い出しました。

恭子は夫と愛人を憎み、隆之は恋人との仲を裂いた妻恭子を憎み、
康子も卑劣な手段で隆之を奪った恭子を憎む。
お互いがそれぞれ憎しみを持っている。
でも、康子は恭子にホイホイ付いていった隆之をうらんでないのですね。
女性ってどうして浮気した夫より、その相手のほうを恨むのでしょう。
不思議です。

話がそれましたが、第二夜になると俄然恭子が強気になってきましたね。
復讐の鬼と化しているというか、ムキになっているというか。
でも、何かしっくりこないなぁという感じ。
恭子が胸のすくような犯罪を犯しているわけでもないのに、
「証拠不十分」でうまい具合に無罪になったというところが。

それと、ストーカーのような後輩、浜野ゆかりがいなければ
このストーリーは成立しなかったし、警察も貴重な情報を得られなかったし
不思議なキーパーソンの存在に、少し不自然な気が。
「おねえさま」って口調すごいですね。
女子校ではありえる世界なんでしょうか。
同性の先輩にチョコあげたりするらしいですもんね。

あと、滝沢加代の劇団に行ったとき、偶然谷和歌子の名前の
ポスターを見つけなければ、谷和歌子=高橋康子には
結びつかなかったですよね。(浜野ゆかりが知ってる?)
そもそも、なぜ13年前の公演ポスターが劇団に貼ってあるのか?
という点に疑問を感じましたね。
しかも公演パンフには、ご丁寧に本名まで書いてありましたね。
普通、芸名以外は書いてないと思うのですが。
本名なんてなくても、顔写真で分かるのに・・・
演劇ファンならこの点に違和感を感じたのではないでしょうか。

すいません、ちょっと辛口批評ですが。
隆之が殺されて以降の展開が、いまいちかな、と。
ファンのひいき目で見ているかもしれませんが、あの怪しげな隆之の存在が
このストーリーを謎めいた面白さに導いていたような気がします。
山中湖の別荘での隆之と康子の状況説明、たねあかしのセリフは
いかにもサスペンスって感じでしたね。
あの場面以降、あまり盛り上がらなかったなぁ。

ラストも、う~ん。
「これからも追い続けていく」という感じで終わったのは
余韻があるのではなく、尻切れトンボな気がするのですが。
二夜連続番組なんだから、もっとスカッと終わってほしかったなぁ。
「来週に続く」ではないのだから。

何だかんだ言ってますが、どっぷり悪役の堺さんが観られただけで十分?です。
あの存在感と、オンエア中、ファンの私たちに対し
普段の堺さん想像する余裕を与えない説得力のある演技力には参りました!

明日、書店では「氷の華」売れに売れるでしょうね~。