(2005/カリン・クサマ監督/シャーリーズ・セロン、マートン・ソーカス、ジョニー・リー・ミラー、アメリア・ワーナー、ソフィー・オコネドー、フランシス・マクドーマンド/93分)
家族でシネコン付のショッピング・モールへ。妻と娘はショッピング、息子とオヤジは「どらえもん」。1日の映画の日というのを忘れていたために得した気分になったついでに、もう少し居たいという家族の声に、ではオヤジはもう1本好きな映画を、と観たのがコレ。自分の観たいのを映画館で観るなんて、何年ぶりでありましょうか。しかも、シャーリーちゃんのなんて・・・。幸せな気分の春の午後でした。
韓国系アメリカ人(?)のピーター・チョンという人の原案によるアメコミを、日系アメリカ人のカリン・クサマが監督したSFアクション。時代設定は西暦2415年ということなんですが、多分今まで観た映画の中で最も遠い未来の話ではないかと思います。「西暦2525年」というポップスは昔ありましたがね。(関係ないっ!)
2011年に新種のウィルスが蔓延し、人類の99%が死亡。残った人々は、防護壁で囲まれた汚染されていない都市、ブレーニャの中だけで暮らしていた。ワクチンによって人類を全滅から救ったのはグッドチャイルドという科学者で、以後400年、グッドチャイルド家を中心とした政府によって、500万人の人々が生き延びてきた。
時は2415年。隣人が神隠しのように突然消えていく現象が頻繁に起こるようになり、人々は不安な気持ちを抱えていたが、政府はその事に無関心を装っていた。400年続いているグッドチャイルド政権には誰も意見を言えない状況が出来ていたのだ。
映画は、そんな政府を転覆しようとする組織“モニカン”の女性戦士イーオン・フラックス(セロン)が、政府の長、トレバー・グッドチャイルド議長(ソーカス)を暗殺するべく、要塞のような政府の建物に忍び込むものの、そこには意外な事実が次々と・・・、という話だ。
「マトリックス」の意外な事実は、分かった後ももう一度観たくなる種類のものでしたが、コチラは知らずに観た方が宜しいと思うので、これ以上は書きますまい。ま、私はシャリーズファンなので、3回以上は観れるような気がしますが。
黒髪の彼女も雰囲気が違って楽しめましたし、アクションシーンも(私自身はこの手の映画を多く見る方ではないので)色々と面白い武器が出てきて楽しかったです。
イーオンのパートナーの黒人戦士シサンドラ(オコネドー)は、足首から先を手術によって手に替えている。つまり、四肢の先が全て手になっているんですが、これはちょっと見た目気持ち悪かった。木から木へ飛び移ったり、足元のモノを掴むのに都合がいいからと彼女は言ってたけど、実際、これは戦士としては逆にデメリットの方が多いような気がするけどなあ。
早めにイーオンとトレバーとの対面シーンがあるので、そんなに早く話が進んだら、先が無くなっちゃうんじゃないかと心配しましたが、意外や意外、しかも展開は無駄が無くてダレませんでした。
要塞の様だったのは防護設備だけで、建物に忍び込んだイーオンやシサンドラに迫ってくる警護の人間が少な過ぎるとか突っ込みたい部分もありますが、アクションとしては「トゥーム・レイダー」に負けてないと思うし、それ以上にSFとしての話の奥行きがあるので、世間の評判のような酷い映画だとは思いませんでしたな。
原題【AEON FLUX】。
余談ですが、コレを観たシネコンの入っているショッピング・モールの本体は、イオン(AEON)グループでした。(関係ないっちゅうの!)
・読んではいけない、「イーオン・フラックス」未見の方。
家族でシネコン付のショッピング・モールへ。妻と娘はショッピング、息子とオヤジは「どらえもん」。1日の映画の日というのを忘れていたために得した気分になったついでに、もう少し居たいという家族の声に、ではオヤジはもう1本好きな映画を、と観たのがコレ。自分の観たいのを映画館で観るなんて、何年ぶりでありましょうか。しかも、シャーリーちゃんのなんて・・・。幸せな気分の春の午後でした。
韓国系アメリカ人(?)のピーター・チョンという人の原案によるアメコミを、日系アメリカ人のカリン・クサマが監督したSFアクション。時代設定は西暦2415年ということなんですが、多分今まで観た映画の中で最も遠い未来の話ではないかと思います。「西暦2525年」というポップスは昔ありましたがね。(関係ないっ!)

時は2415年。隣人が神隠しのように突然消えていく現象が頻繁に起こるようになり、人々は不安な気持ちを抱えていたが、政府はその事に無関心を装っていた。400年続いているグッドチャイルド政権には誰も意見を言えない状況が出来ていたのだ。
映画は、そんな政府を転覆しようとする組織“モニカン”の女性戦士イーオン・フラックス(セロン)が、政府の長、トレバー・グッドチャイルド議長(ソーカス)を暗殺するべく、要塞のような政府の建物に忍び込むものの、そこには意外な事実が次々と・・・、という話だ。
「マトリックス」の意外な事実は、分かった後ももう一度観たくなる種類のものでしたが、コチラは知らずに観た方が宜しいと思うので、これ以上は書きますまい。ま、私はシャリーズファンなので、3回以上は観れるような気がしますが。

イーオンのパートナーの黒人戦士シサンドラ(オコネドー)は、足首から先を手術によって手に替えている。つまり、四肢の先が全て手になっているんですが、これはちょっと見た目気持ち悪かった。木から木へ飛び移ったり、足元のモノを掴むのに都合がいいからと彼女は言ってたけど、実際、これは戦士としては逆にデメリットの方が多いような気がするけどなあ。
早めにイーオンとトレバーとの対面シーンがあるので、そんなに早く話が進んだら、先が無くなっちゃうんじゃないかと心配しましたが、意外や意外、しかも展開は無駄が無くてダレませんでした。
要塞の様だったのは防護設備だけで、建物に忍び込んだイーオンやシサンドラに迫ってくる警護の人間が少な過ぎるとか突っ込みたい部分もありますが、アクションとしては「トゥーム・レイダー」に負けてないと思うし、それ以上にSFとしての話の奥行きがあるので、世間の評判のような酷い映画だとは思いませんでしたな。
原題【AEON FLUX】。
余談ですが、コレを観たシネコンの入っているショッピング・モールの本体は、イオン(AEON)グループでした。(関係ないっちゅうの!)
・読んではいけない、「イーオン・フラックス」未見の方。
・お薦め度【★★★=一度は見ましょう、シャーリーファンなら】 

私もあと何回でも見れますね!
原作者の韓国人も、日本の忍者物が好きだったんでしょうね。「伊賀の影丸」とか「カムイ」とか。
僕が3年ぶりくらいに怒った「アイランド」と比較したいが故に弊映画評ではネタバレしてしまいましたが、「アイランド」はご覧になりましたか?
あれは途中から最後まで腹が立って仕方がなかった。
思い出しても腹が立つ。観客もあの作品の詐欺的作劇に気付きもしないだからまったく。
それに比べれば非常にまともなSFアクションでございました。
今スーパーヒロインものが多いので目立ちませんが、シャーリーズは断然格好良いしね。
これを一等最初に観ていたら、★一つは確実に増えていましたよ。
子供の頃にSF(空想科学小説)好きだったのは間違いないですが、流石にそればっかり観るわけにもいきませんからね。でも、ジブリのアニメもSFの感覚でみてたりします。
「アイランド」は観てませんが、オカピーさんお怒りの文章から、大体想像はつきます。焦点がずれてる映画って時々出てきますよね。
私も「アイランド」には激怒しましたが、この作品にも怒りました。すいません。
シャーリーズの着せ替え人形みたいなエッチ系コスチュームは面白かったですが。
>この作品にも怒りました
ここ数年の内で怒ったのは「アイ・アム・サム」と「プライベート・ライアン」くらいかなぁ。