時系列的にはバラバラになるけど、「法師温泉」に行く前に立ち寄った群馬「みなかみ温泉」の温泉街である。僕は群馬の温泉が好きで、以前にも伊香保だとか、草津だとか、四万温泉に宿泊している。その行き帰りに何度も「みなかみ温泉」周辺を通過した。みなかみ駅にだって行っている。近くの土合駅で写真も撮っている。なのに何故か、みなかみの温泉街に立ち寄ったことはない。他にも行きたい場所があるので、優先順位の絡みもあるが、不思議なことだと思う。今回、行きの最後の立ち寄り場所として、みなかみの町を歩いてきた。
時刻は午後1時半頃、太陽は真上に上がりギラギラと照りつけている。気温は約36度。マスクをして歩くと、息苦しいだけでなく、マスク自体が汗で湿ってくるのが分かる。昼食には遅過ぎるし、チェックインするには早過ぎる時間帯で、町を歩く人も少ない。町並みは温泉街特有の狭い通りが何本もあり、宝箱をひっくり返したような楽しさがある。だが、なにしろ暑い。とても立ち寄り湯に入るような気分にはならない。ここに泊まって(もう少し涼しいときに)、風呂上りに夕方の町をぶらぶら歩く自分を想像する。想像の世界で、まずはひと風呂浴びて、湯冷ましと夕食へのウォーミングアップを兼ねてビールを呑みに行こう。そうすると現実の世界でも脚は自然とそれらしいところに向かうから不思議だ。ここで飯を食べるか、それともあそこか。酒はここで買って宿に戻ろう。ここで少し遊んでいくか、この路地を夜に歩いてみよう、等々。暑さも忘れ、楽しい時間を過ごした。
LEICA M10 / SUMMICRON M35mm ASPH
あと20年もすれば、壊滅的に消えてしまうかもしれませんので、色々な温泉に行きたいです。
趣味と実益、今後もウイルスに注意しつつ、昔ながらの旅館に協力していきたいです。
谷川岳で凍える思いをした後で、温泉に泊まれば天国ですね。コメントありがとうございます。