事のはじめは、
「10円玉インシュレーターは有名なのに、なぜ100円や500円玉の話を聞かないのか?」
という疑問から始まりました。。。
んじゃあ、聽いてみればイイや!
ということで、1円・5円・10円・50円・100円・500円を用意w
アンプを三点支持にして試聴してみると・・・
「50円玉」「100円玉」
この二つはほぼ同じ傾向。
期待とは裏腹に、まるで逆相を聞いているような感じの音で、最悪w
なぜか中音~低音が痩せ、ボーカルも貧血気味の表情です。
「500円玉」
50円や100円に比べて若干マシなようですが、ほぼ変わらず。
中音~低音の厚みは多少出てきましたが、これも貧血気味の表情。
これらの金属に入っているニッケルが原因とか???
「10円玉」
さすが定評のある材料です。
しかし、音楽性みたいな部分が殺される感じがありました。
低音は出るのですが、全体的に「鈍重(どんじゅう)」な雰囲気です。
高音もある音域以上がバッサリ切られている感じで、あまり気持ち良い音ではありませんね。
「5円玉」
こちらも噂どおりの結果です。
やはり中域に独特の華やかさが乗りますが、それ以外は良好。
銅のような音楽性の欠如はなく、音楽の情感は出ています。低音量感も十二分。
高音域は、中域の張り出しがある分、ロールオフする感じでしょうか。
その影響もあって、音全体がモワッとした野暮ったい表現になってしまいました。
「1円玉」
予想以上の大健闘。
アルミっぽい「シャカシャカ」した高域の表現は気になりますが、それ以外は非常に良好。
音楽の情感も十分に引き出されています。
低音が軽いのが玉にキズですね。
そこで、印象の良かった「5円玉」と「1円玉」をハイブリッドさせました!
「1円玉+5円玉(1円玉が上)」
5円玉で感じた中域の癖は、大分緩和されました。
音としては5円玉の支配力が強く、低音は出るものの、高域に篭り感が感じられます。
「1円玉+1円玉」
1円玉で感じたシャカシャカ感は、大幅に減少。両面テープが良い緩衝材になっているのでしょう。
音の表現力は極めて高いものの、低音量感・力感が不足していました。
「1円玉+5円玉+1円玉」
これは素晴らしい。
1円玉の情報量と、5円玉の厚み・低音力感が同時に得られました。
音楽を聴いていると、ボーカルは静かな空間の中にポツッと浮かぶ感じで、その周囲の空間には今まで聴こえなかった楽器が多数・・・
と、思いがけない『7円インシュレーター』の完成です!
ぜひ皆さんも遊んでみてください!
「百文は一聴にしかず」ですよw
--------関連記事--------
「新・硬貨インシュレーターの実力(1)」2018年02月04日
「硬貨インシュレーターの試験結果 <終>」2011年06月09日
「硬貨インシュレーターの注意事項」2011年04月30日
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会社の女の子に怪訝な顔をされながら、5円玉と1円玉に両替してもらい、早速『7円インシュレーター』を試してみたのですが、想像以上の音の良さに驚いております。気になっていた低音の滲みがクリアーになり、定位も良くなりました。一言お礼をお伝えしたく、書き込みさせていただきました。ありがとうございます。