「歴史の回想」

人生は旅・歴史は時間の旅。川村一彦。

『明王・諸天の功徳』アマゾン電子書籍紹介。

2019-09-08 06:43:46 | 温故知新
『明王・諸天の功徳』アマゾン電子書籍紹介。
仏教界では諸仏を四部に分けられる。釈迦如来や阿弥陀如来は悟りを開いた仏様として最高位にある。 次に菩薩尊は如来物に成るために修行中にある仏さんである。一番馴染み深い観音菩薩さんや地蔵菩薩など人間に近く親しみやすい仏さんである。 次に、明王さんと諸天善神である。不動明王(ふどうみょうおう)は、仏教の信仰対象であり、密教特有の尊格である明王の一尊。大日如来の化身とも言われる。また、五大明王の中心となる明王でもある。真言宗をはじめ、天台宗、禅宗、日蓮宗等の日本仏教の諸派および修験道で、庶民の願いの願掛けに、信仰されている。五大明王の一員である、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王らと共に祀られる。
明王は密教の根本尊である大日如来の化身であると見なされている。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる。アジアの仏教圏の中でも特に日本において根強い信仰を得ており、造像例も多い。真言宗では大日如来の脇侍として、天台宗では在家の本尊として置かれる事もある。縁日は毎月28日である。明王(みょうおう、)は、密教における尊格及び称号で、如来の変化身ともされる。呪文の王者)を意味する。 次に「諸天善神」は如来や菩薩を守護するインドのヒンドウー教やバラモン教に影響受けた神々が、仏教に組み込まれて天部の人間に近い立場で救済する。「諸天善神」を「諸法善神」(しょほうぜんしん)などともいう。梵天や帝釈天、また須弥山の四方を護る四天王や金剛力士、八部衆、十二神将、二十八部衆、八大竜王、さらに鬼神ともいわれる阿修羅や鬼子母神、十羅刹女、八大夜叉大将、堅牢地神、風神雷神など、さらには本地垂迹の神や権現、雨宝童子など、すべての神々は仏法を守護する神として護法善神に含まれると考えられる。
これらは一般的に守護神と呼ばれるが、特に仏法および仏教徒を守護する神を護法善神、護法神などと呼ぶ。これらは、バラモン教およびヒンドゥー教の神々では人々に危害を加え、悪行を重ねた諸天は如来に諭されて改心し、仏教に組み込まれて、仏法を守護すると考えられるようになったものである。
当初、インドでは梵天と帝釈天の二神が仏法を守護すると考えられていたが、バラモン教(のちのヒンドゥー教)の最高神である梵天が含まれたことで、梵天以下のさまざまな神々も包摂され仏法を守護すると考えられるようになった。仏教では、六道の最高を天上道(あるいは天上界、天界、天部とも)とするが、これは簡単にいえば神の世界にあたる。しかし仏教では天上道といえども、まだ悟りを得ない世界であり、六道として輪廻する世界の一つにすぎないとされる。