私がお世話になっている隊長の冨田さんです
ボランティアの鏡です
こんな先輩に近づきたい
ちょこっとお助け隊 冨田さんからの月例報告
立春となり風はまだ冷たいですが上がる朝日をありがたく思えるのです
例年1月の活動は少ないのですが松の内早々「近くへ来たら寄って」とお呼びがありました
特にご用は無く「循環型ボランティア」の趣旨へ賛同したと「活動支援」へと寄付を賜りました
この初老の男性は車椅子生活にて 毎日ご家族が協力され室内での歩行トレーニングをされています ご家族のご都合が悪い時などに呼ばれます
当方は素人のオッサンなので充分な介助はできないと尻込みしたのですが
室内で30分程付添って歩くだけでよいからと年に数回頼まれるようになりました
最初の時「お助け隊」の発足の趣旨として「もう群れたくない」から
仲間つくりの連係として「みんなちがってみんないい」のようなことをオズオズとお話しました
すると作業が終わった後
「・・・鈴と小鳥とそれから私 みんなちがってみんないい・・・」と金子みすゞの詩の全文を朗々と唱されたのです
何と100詩ぐらいは暗唱されていられるそうです
それからはお呼びの度に作業よりは詩を拝聴する時間の方が長いこととなりました
この詩人の作品と人生を探く探究されておられ いつもその真摯な姿勢に感銘を受けております
安直に詩の断片を切り取っただけの自分の愚かさに恥じ入りました
そんな先月NHKEテレ「100分de名著」で4週に渡り金子みすゞ特集が放映されました
その男性から伺っていた詩の数々が思い起こされ特別の気持ちで見ました
早速 お宅へお伺いしてお話したいところですが、日ごとに感染が広がる現況においては不要不急の活動はセーブしなければならないと我慢してます
「この道」・・・このみちの先にはなにかなにかあろうよ
みんなでみんなでゆこうよ
このみちをゆこうよ・・・
こんなもう枯れてしまったオッサンでも心揺さぶられるのでした 草々