でぶぶろぐ

沖縄生まれ、小田原在住。
人生1/2世紀越え、
でぶな私のゆるゆるな日々。

いちばん大切なものは

2013-12-30 12:32:59 | 沖縄

年末休みに入って、沖縄に帰ってきています。

那覇に戻ってきたら、報道特番をやっていて
何かと思ったら
辺野古埋め立てを知事が承認したというニュースでした。

沖縄の新聞は、知事が沖縄を売り渡したと
批判しています。

でも、知事が沖縄を売り渡したのは
アメリカではありません。
「売り渡した」というのであれば、
「買い取った」のは誰でしょうね。

沖縄は自分の手に落ちた、
もうどんなふうに扱ってもいいんだと
はしゃいでいる仲買人が
年末のどさくさにまぎれて靖国参拝してるし。
どんな国だここ。


先週「こころの時代」という番組に
平良修牧師が出ていました。

復帰前の沖縄で、沖縄統治の頂点にいた
高等弁務官の就任式で

「あなたが最後の高等弁務官でありますように」

と祈りをささげた牧師です。

戦中、戦後の沖縄で牧師として生きてきた
平良牧師は、沖縄復帰を呼びかけ、
いまは辺野古移設反対を訴え続けています。

牧師が平和運動をするのはおかしい、という
手紙をもらったこともあるそうです。

でも牧師はこういいます。

ひとは生まれたときから
イエス・キリストが命をかけて愛するに
値する存在だ。

だから、人間を大事にすることは
なによりも大事なスタンダードなんだと。

なにより大事にしなければならないのは何か。
なにより大事にされなければならない存在は何か。

ずっとずっと、自分の中に
「いちばん大事なもの」
「いちばん大事にしなければならないもの」を
揺らぎなく持ち続けたい。

そんなことを考える、沖縄の年の瀬です。


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