私が携帯電話を持つようになったのは10年前ぐらい。
だけど、もうその前の生活が思い出せないぐらい、
ケータイはもう一心同体ですね。
でもって、ときおり不思議な電話が入ります。
だいたい「あれ?久しぶりだなぁ」と思う女友達からの電話。
出てみると沈黙。
よーく聞くと、受話器の向こうで「フッ、フッ、フッ」と鼻息。
・・といっても、えっちな電話ではなく、
友達の子供が携帯をいじってかけてみたらかかっちゃったというやつ。
結構よくあります。私の名前がア行から始まるので、
アドレス帳で探してかかっちゃうことが多いようです。
さて、私と同じア行のお友達の携帯、
日曜日の昼過ぎに突然鳴り出した。
知ってる番号だったので普通に受けると、
耳元に響くのはガサガサガサという雑音ばかり。
彼女の頭の中には
「家に強盗が入って縛られ、後ろ手で強盗に見つからないように
電話帳をプッシュして助けを呼んでいる携帯の持ち主」
の姿が浮かんだ。
マズイ。この電話を切ったら連絡が途絶える!!!
そう思い、必死に呼びかけるが返事がない。
しばらくして、電話が切れた。
犯人が電話に気付いて切ったのかもしれない・・・・
そう思い、彼女はおそるおそる
着信履歴をかけかえした。
すると、しばらく呼び出し音が鳴ったのち
出てきたのは持ち主のダンナ。
彼女はその瞬間思った。
「さっき強盗に気付かれて、携帯を取り上げられて、
そのときに携帯が鳴りだしたので、犯人がダンナ様に『出ろ』って言っているんだわ」
戦々恐々しつつ、「ちゃんいる?」と聞いてみると
「あ、いま顔洗ってるッス。代わるね」
「はい、もしもしー、どうしたのー?」
すみません犯人はわたしですっ
ちょうど洗顔中だったんで、ダンナに出てもらいました。
日曜日のお昼に出かけたときに、バッグの中で携帯が勝手にスライドして
何かに押されてプッシュしてしまった模様。
いやー、スライド式のケータイはやばいやね。
って、反省しろ私。
それにしても、一瞬の電話でここまで瞬間的に
クリアにリヤルに携帯の向こうの姿を思い浮かべるとは。
おとめ座の妄想力想像力恐るべし。
ホントすみませんっ
ご心配をおかけしました