受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

化粧垂木(けしょうだるき)

2006年04月25日 | Weblog
屋根を下から見上げた時に見える正面の化粧垂木を納めました。

垂木と隅木との取り合い部分が、角度があり難しいようで何度も合わせていました。

仏教建築とともに中国から伝わったものであると考えられている指金(さしがね)・かねじゃく(曲尺)で角度をとっています。

垂木の小口には胡粉(貝殻を粉砕した物を材料)を、材の切り口を日差しなどから保護し、また意匠的な意味合いでも塗っています。