堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-29 15:20:26 | 日記
『第一二七条・利を人に譲りて、害を己れに受くるは、是れ譲なり。
美を人に推(お)して、醜を己に取るは、是れ謙なり。
謙の反を驕と為し、譲の反を争と為す。
驕争は是れ身を亡ぼすの始めなり。
戒めざる可(べ)けんや。

(言志四録・佐藤一斎より抜粋)』


☆意訳

利益を人に譲って、損害を自分で引き受けるのが「譲」である。
よいことを人に推し譲り、悪いことは自分で受けるのが「謙」である。
これとは反対に、よいほうを自分が取り、悪いほうを人に押しつけるのは「驕」という。
また譲の反対で、利益を自分が取り、損益を相手に与えるのを「争」という。
この驕争は身を滅ぼすもととなるので、戒めなければならない。

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-29 14:21:07 | 日記
『十一、晨誦(しんしょう)夕読(せきどく)

雪の朝、戸を開き起くること毎(つね)に早し。
霜の夜、灯を挑(かか)げ眠ること更に遅し。
晨誦、夕読、寸退無し。

(山田方谷の言葉より抜粋)』


☆意訳

雪の降る朝も早く起きて戸を開き、霜のおりる夜も遅くまで灯をともして勉強にいそしんでいる。
早朝の音読・晩の読書を少しも怠ることはない。

戯れに語る!〈三重餌付け〉

2010-11-29 13:58:58 | 日記
〈戯言・三重餌付け〉

寄せ餌、隠れ簑、二段三段構えで、本人が知らず知らずの内に、更なる向上心を求める中で、自然の成り行きか運命の出会いの如く感じさせ引き込まれ深く入り込み嵌まる事は、よく有る。

他者部外者対立者には、余程工夫を凝らし質問議論討論し一長一短を見詰めるのだが、己の集まりには熱狂心酔盲信するばかりで、己の集まりについて、吟味疑問せず、自問自答せず、対話相談第三者観を得る事を一切せず、集まりの指導者について吟味疑問自問自答対話相談第三者観を得ず、当然の如く注意忠告警告は無く、提言進言諌言も無く、見えず聞こえず感じずと成る。

物事人作品出演者後援者御奉仕する者が善悪無く文句無く素晴らしいばかりであっても、興業主や指導者が悪の場合も有るので、よく気を付ける事で有る。

戯れに語る!〈気持ち次第〉

2010-11-29 11:13:19 | 日記
〈戯言・気持ち次第〉

人には御自身が、感情的に成り、激情激昂激怒逆上逆切れ、怒鳴り散らして居る事に気付か無い者も居る、此事に老若男女は無い。

身内仲間内も普段は実は気付いて居るのだが注意説教直させず、他者との対立争い事の時に仲裁せず間を取らずひたすらに身贔屓過保護庇い立てと成る事が有るので、本人がいつまでも気付か無い事が有る。

此様な人を相手に対話する時は第三者を入れた方が善い事も有る。
互いに熱く成っても物事は解決しにくい。

戯れに語る!〈七人七様〉

2010-11-29 10:39:44 | 日記
〈戯言・七人七様〉

七人七様。

七人居れば、七言七種七様と成るのは、老若男女同時代同世代を問わず何も不思議な事では無い。

様々色々多種多様で在る。

例えば。

七人の内六人迄が同意見同調しても、一人が違う意見。
違う意見は、意見が違うと言う事で有る。
即座に反応し、反論反発反対反抗反逆謀叛と思う事無く判断決断する事無く、感情的に成り憤り逆上逆切れする事無く、先ずは冷静冷徹に違う意見を聴いて、其意味と訳を知る事が、指導者座長議長年長者仲裁者の役と立場で有る。

対話の中で、即座に大きな声で怒鳴り散らし切れる者は、老若男女を問わず、対話に適格では無い、世の中は強情頑固短気が常に通用する身内仲間内だけの集まりばかりでは無い。

違う意見は、もう一つの種類の意見で有り、新しい異なる奇なる珍しいの何れかで有る。

違う意見への対応と感情表現に、普段の対話の一端が出て来る見えて来る。

様々色々多種多様な意見交換情報交換、話し合い聴き合い語り合い意見をまとめて居るか、それとも何も考えず言わず動かず熱狂心酔盲信して一種一様一律同調付和雷同と成って居るか。

七人が、七つの様相を顕し、七つの言葉で、七つの種類で、一つの事を対話する事も当然有る。

七人の中で、対話多数決で、どうであれ何であれ一つにまとめ一致団結しなくてはならない事も有る。不平不満不服が腹の底に出来ても渦巻いても。

日々常日頃より七人七様が有る事を知り分かり覚悟して置く。