堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-29 15:20:26 | 日記
『第一二七条・利を人に譲りて、害を己れに受くるは、是れ譲なり。
美を人に推(お)して、醜を己に取るは、是れ謙なり。
謙の反を驕と為し、譲の反を争と為す。
驕争は是れ身を亡ぼすの始めなり。
戒めざる可(べ)けんや。

(言志四録・佐藤一斎より抜粋)』


☆意訳

利益を人に譲って、損害を自分で引き受けるのが「譲」である。
よいことを人に推し譲り、悪いことは自分で受けるのが「謙」である。
これとは反対に、よいほうを自分が取り、悪いほうを人に押しつけるのは「驕」という。
また譲の反対で、利益を自分が取り、損益を相手に与えるのを「争」という。
この驕争は身を滅ぼすもととなるので、戒めなければならない。

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