堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

〈高橋新吉の詩〉

2010-11-20 18:25:33 | 日記
「顔を洗う」

きょうは顔を洗ったことは 一つのよろこびだった
終戦以来四年
その間三十ぺんも顔を洗ったろうか
秋晴れの清々しい一日
これで気持ちよく過ごせる
顔を洗うことは好い習慣だ

〈坂村真民の詩〉

2010-11-20 14:55:35 | 日記
「体温」

わたしが
世尊のみおしえに
こうもこころをひかれるのは
血につながつているような
あのなんともいえない
体温を感ずるからである

熱くもない
冷たくもない
愛のあたたかさが
体にしみこんできて
胸にあふれてきて
ただただ
このわたしを生かしてくださる
ほのぼのとしたありがたい
体温をおぼゆるからである

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-20 14:32:26 | 日記
【言葉の奥にあるもの】                『言ってる意味が分からない。
だから真剣に聞くし、目の前の情報に、凄く敏感になったからかな。

言葉が分からない分だけ、僕は言葉の奥にあるものを感じて学んだのかな。

~ある日何かが分かった。
~根幹にある仕組みみたいな物が見えた。
~技術を追っていても間に会わなかったって思う。
~学んだ経験は、凄く僕を変えてくれた。

(身体感覚の宝島・平直行より抜粋)』

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-20 14:09:26 | 日記
『第十九条・心を霊と為す。
其の条理の情識に動く。
之(これ)を欲という。
欲に公私有り。
情識の条理に通ずるを公と為し、条理の情識に滞るを私と為す。
自ら其の痛滞を弁ずる者は、即便(すなわ)ち心の霊なり。

(言志四録・佐藤一斎より抜粋)』


☆意訳

人間の心というものは霊妙なものである。
善悪を判断する理性がその時々の感情で動かされるのを欲という。
欲には公欲と私欲がある。
感情が理性に通じておれば公欲であり、理性が感情に抑えられれば私欲となる。
この公私の別を判断するのが、心の霊妙な働きなのである。

戯れに語る!〈一全通意〉

2010-11-20 12:55:39 | 日記
〈戯言・一全通意〉

一つの物事人時間空間天地自然、一つの行い、一つの言葉、一つの思い、一つの書物、一つの絵画、一つの立体、一つの音楽、一つの演劇、一つの舞踊、一つの写真、一つの映像、一つの服、一つの生き物、一つの食べ物、一つの飲み物、一つの乗り物、一つの試合、一つの体験が全体に、善くも悪くも自分自身周囲の人生や生活に影響を与える事が有る。

人生が生活が性格が変わる事も有る。
善くも悪くも。

合不合得手不得手好嫌愛憎善悪正邪白黒正負清濁陰陽、偏らず身贔屓過保護庇い立て過ぎず、頑固固執執着過ぎず、己身内仲間内其他を問わず、道理道義道徳と法を観て測り聴いて想い察し、心身生活仕事人生の姿勢調子拍子を整える。

合不合が得手不得手と同じとは限らず、得手不得手が好き嫌いと同じとは限らず、好き嫌いが愛と憎しみと同じとは限らず、愛と憎しみが善悪正邪と同じとは限らず、善悪正邪が白黒正負と同じとは限らず、白黒正負が清濁陰陽と同じとは限らず、全てが同じとは限らず、全てが違う事も有り、全てが変わる事も有り、全てが重なり合う事も有る。

一体全体、善く活かし活かし合う、善く生きて生き合う。

一つを通す事、全てを通す事、意志は通る。